みなさんこんばんわ。たぬきちです。
いやはや。12月に入って早くも中盤。寒さも一段とからだにこたえるようになってまいりましたが。
みなさんお元気でいらっしゃいますでしょうか。
寒かろうが何だろうが、冬でもガスブロのトイガンでガンガン遊びたい!
と思いの方も多いかと思います。
たぬきちももちろんそうです。
今宵は初心者の方向けに、冬場のガスブロの扱い方や選び方についてです(^^;
ガスブローバックのトイガンの特徴といえば、なんといっても激しい動きと音を伴ったブローバックのアクションですよね。
それが冬になると、どうも動きは悪くなるし初速も落ちてしまいます。
なぜか。
それは、気温の低下によってフロンガスの気化率が下がって、初速およびブローバックに費やされるパワーが低下するからです。
このあたり、科学的、機械的な説明になりますのでひとまず以下のことを覚えておいてください。
『ガスブロは、マガジンが冷えるとパワーが落ちる』
さてさて。
『ガスブロは、マガジンが冷えるとパワーが落ちる』
という事ですのでね。
敵がわかれば、取るべき対策が見えてきますね。
具体的には以下の点に注意しさえすれば冬場でもガスブロのトイガンで遊ぶことが出来ます。
・マガジンを温める
・温めたマガジンを冷やさない
・連射しない
・早めにマグチェンジ
それでは、それぞれについて軽く説明していきましょう。
・マガジンを温める
ガスブローバックガンのパワーの低下はマガジンの冷えによる影響が最も大きいですので、まずは使用前にマガジンを温めましょう。
この際注意するのが、マガジンを温めるのはマガジンにガスを注入した後だという事。
ガス注入前のマガジンを温めていた場合、ガス缶からマガジンへ液化ガスの注入がうまくいかないことがあります。
基本的に、マガジンにガスを入れ、BB弾を込めて準備完了となったら温めるようにしてください。
インドアのサバゲーフィールドではよくマガジンウォーマーというマガジンを温める機材を設置してありますので活用しましょう。
わからなければスタッフに声をかけてみてください。
マガジンを温めるにあたってもう一点、留意点があります。
基本的には温めるほどパワーが出るのでついつい高温になるまで温めがちですが、おおむね30℃程度でパワーは頭打ちになりますのでそれ以上温めても意味はありません。
むしろ、マガジン内部が高圧になりすぎて撃発時にハンマーでたたき切れず、たぬきちはBB弾が出なくなったことがありました。
その場合でも、マガジンが冷めれば元通りになりますのでご安心を(^^;
さて、ポイント2です。
・温めたマガジンを冷やさない
ガス及びBB弾を入れ、加温がされて準備完了となったマガジン。
楽しく遊ぶためには、この状態をなるべくキープしてください。
マガジンは寒風にさらされれば当然冷めてしまいます。
たぬきちは冬場はマガジンポーチを使わず、上着やベストの内ポケット、ズボンの尻ポケットなどに入れて体温で温めながら遊ぶようにしています。
追記
たぬきちの身近な方で、ズボンのポケットにハンドガンの予備マグを二本入れていてゲーム中に折悪しく放出バルブが押されてしまったようで、噴き出した生ガスによって大腿部にあやうく凍傷を負いそうになったというお話を聞かせてくださった方がいました。
予備マグをズボンのポケット等に入れるとしても、複数個を同時に入れるとそういったことも起こりうるようです。
ズボンのポケットに予備マグを入れる際には、一つのポケットにつき一つの予備マグにした方がよさそうです(^^;
(追記ここまで)
・連射しない
加温し、からだに密着させて持ち歩くことで暖かい状態をキープしたマガジンですが。
いざ接敵し、ここぞとばかりに連射をした場合、やはりあっという間にパワーダウンしてしまいます。
これは撃発時、新たに液化ガスが内部で気化し、その際にマガジンの熱が奪われる気化現象の特性のため、マガジンがあっという間に冷えてしまうため。
連射をし、一度にマガジンを冷やしてしまうと新たに気化するスピードが鈍るため、パワーダウンに繋がるのです。
これは気を付けるしかないのですが。
射撃の際、あまり連射しないようにしましょう。
まず発射数を抑えることでマガジンの冷える速度を遅くすることが一つ。
あと、射撃の間隔があくことでマガジン内の液化ガスが気化する時間を与え、それによってパワーが保たれることが期待できるためです。
・早めにマグチェンジ
マガジンを温め、保温をし、連射をしない扱い方をしたとしても。
寒い気温の元で撃っていればどうしても早めにパワーダウンが起こります。
パワーダウンしたらどうするか。
撃ち切る前でも、早めにマグチェンジをしてしまいましょう。
その際、今使っていたマガジンは懐に戻すことをお勧めします。
そうすることで、残弾およびガス残量のあるマガジンは再度使用することが出来るようになります。
さて。冬場のガスブロの扱い方を見てまいりましたが。
たとえこのような扱いをしたとしても、どうしても寒さに強い、あるいは寒さに弱いトイガンというのが存在します。
それは寒さがもたらす影響の出方が”トイガンそれぞれの構造”によって違うからです。
それではどういう構造のトイガンが冷えに強く、また弱いのでしょうか。
冬に向いているガスブロの特徴
・マガジンが大き目
・重量物を稼働させない
それぞれ見て参りましょう。
・マガジンが大き目
マガジンが小さいトイガンの場合、液化ガスがあらかじめ気化するためのスペースが小さく、また気温の影響からマガジンに蓄えた熱が逃げやすい特徴があります。
逆に大き目のマガジンの場合、温めた熱がいつまでもマガジンに残りやすく、液化ガスが気化しやすいうえ、気化ガスを貯めておく十分なスペースもあります。
それでは具体的にどんなトイガンがそれらに該当するのでしょうか。
マガジンが小さめのトイガンといえば、代表格はガバメントです。
実銃の世界ではシングルスタックと呼ばれるタイプの、弾丸を一直線に保持するマガジンを持つこのタイプ。
マガジンが薄いので容量が小さめで、気化スペースも少なく冷えやすい特徴があります。
逆に、大き目のマガジンの代表格といえばグロックのロングマガジンでしょう。
ガスも弾もたくさん入り、気化スペースも十分。一度温めれば簡単には冷えない質量も冬場のゲームでは心強いですね。
さて、そうするとマガジンが大きければどんな銃でも冬場に向いているのでしょうか。
・重量物を稼働させない
実はもう一つ重要な要素があります。
それは、重量物を稼働させない銃であること、というポイントです。
アサルトライフル等のように重量のある金属製のボルトを作動させるガスブロの場合、重量物を作動させるために大量のガスを噴出させています。
この大量のガス放出がマガジンの冷えを加速させ、ましてや重たい金属製のボルトの可動は出力低下によって起こる動きの緩慢化の影響を大きく受けますのでね。
向き不向きでいえば、間違いなく冬場には向かないガスブロです。
まとめ
それではこれらの点を踏まえて、たぬきちがおすすめする冬場にガンガン使えるガスブローバックガンは何でしょうか。
・MP7A1
ロングマガジンを備え、ボルトは軽量で冬場でも小気味いいブローバックが持ち味。
軽量マグネシウムボルトを備えたKSC製のMP7A1をたぬきちは所有していて冬場のメインアームですが。東京マルイ製品に比べて少々お高めです。
マルイ製のガスブロMP7A1の方がキックバックが強いという評価があります。
ガシガシ動くのは良いんですが。冬場には好し悪しですのでね。
どちらが冬に向いているのか。悩ましいところではあります。
・グロック×ロングマガジン
同様に、ロングマガジンを装備したグロックというのも冬場のガスブロとしてはおすすめです。
国産メーカーのグロックであればスライドは樹脂製で極軽量です。
たぬきち的には。うーん。
このグリップからニョキっと突き出たマガジンがなあ。
ルパン三世のスーツの足元みたいでどうも(^^;
わかるかな。
たぬきちの主観はともかくとしても。
試してみましたがやはり素晴らしく安定しているのは確かです。
さて、冬場のガスブロについて見てまいりましたがいかがだったでしょうか。
冬場のガスブロの寒さ対策については本当に各ユーザーが知恵を凝らしている部分ですので、他にも様々な対策を講じている方もいらっしゃると思います。
対策次第では、ほとんどのガスブロ製品が冬場でも使えるようになるはず。
その際、冬場のガスブロの使用に際して一番必要なのは、パワー不足だろうが一発撃つごとにマガジン交換になろうが自分はこれが使いたいんだ!というガスブロへの深い愛ですのでね(^^;
電動ガンやエアコキも持っているのに、なぜか無性にガスブロを使いたくなる。
そんな湧き上がる愛情があれば、多少のパワーダウンもお茶目な様子に見えるものです。
みなさんも、愛と工夫で寒い冬をガスブロトイガンと一緒に乗り切って参りましょう。
それでは今宵もこの辺で。
たぬきちでした。