みなさんこんばんわ。たぬきちです。
今宵はこの夏のたぬきち的なトピックスとなったショットガンについてのお話です。
ショットガンの何がいいかといいますと。
まずこの勇ましい見た目が良いですよね。
まさに打撃武器といいますか。
ドアでも壁でもぶち抜くぜ!といったアグレッシブな存在感があります。
エアソフトガン、ことサバゲにおいてもショットガンはかなり一撃必殺的な破壊力を秘めた武器です。
基本3発、ガスショットガンに至ってはワンショットで6発を発射するモデルも多く。ワンショットあたりのキル率(ヒットを取る確率)は、たぬきちの当社比でアサルトライフルやスナイパーライフルを抜いてダントツのトップです。
しかしその攻撃力と引き換えに、弱点もあります。
1発撃つごとに左手でフォアエンド(先台とも言います)を引いてコッキングする必要があること。
そしてショットシェル型マガジンの給弾数が30発であり、3発発射で10回分、6発発射で5回分しか撃てないこと。
コッキングもしかり。シェルのリロードもしかり。
結構、慌ただしい操作が必要となる武器なのです。
まあ、逆に言えばそこが面白い。
弾切れも意識しつつ戦い、必要に応じてリロード。
何より、フォアエンドを引くポンプアクションに大きなロマンがある。
先台を引く時のガシャッという音、そのアクションそのものが銃を撃つためのある種の儀式で、一発一発に込められるロマンの質量はその他の武器とはけた違いです。
一言で言えば、快感があります。
さて今宵はショットガンにまつわるよもやま話です。
ショットガンって楽しいですよね。
ポンプアクションはアクションそれ自体も楽しいですし、ガシャッというあの音がやる気にさせてくれます。
3発発射、あるいは6発という面で押せる火力を武器に、移動しながらの攻撃でもかなりの制圧力を発揮。
牽制射撃のつもりでもヒットが取れちゃったりすることもしばしばあるし、撃発回数からリロードのタイミングさえきちんと把握しながら戦えば、かなり強力な武器になります。
たぬきちも昔からたびたびショットガンを使ってきましたが。
一番の弱点は、よく壊れることですね。
写真はエアコキショットガンの内部ですが。
3組のチャンバーにスプリング給弾のシェルマガジンから3発だけを拾い上げてチャンバーごとに1発ずつ給弾する。
ことガスショットガンに至っては各チャンバーに2発ずつきちんとBB弾を給弾する仕組みというのが当然複雑で、ポンプアクションは負荷による歪みも生む。
トータルバランスでは世界最高のトイガンメーカー、東京マルイのショットガンでさえ壊れやすいのだから、海外製品など推して知るべしといったところ。
事実、これまで何丁ものエアソフトショットガンの不調を経験してきたたぬきち。
その都度、まあまあちゃんと直しているので良いのですが(^^;;
トイガンとしてのショットガンの持つ一番のデメリットはそこですね。
2018年ごろの事です。
見かけるようになり始めたばかりのGoldenEagleというメーカーのガスショットガンで、初めて購入したのがこのモデル。
いわゆるショーティと呼ばれるモデルで、ブルドッグやブリーチャーほど短いわけではありませんがソウドオフされたストックを持つモデルです。
ブリーチャーに比肩するほどのガスショットガンのショートモデルがなかった当時。
マルイのブリーチャーを買おうと思っていたのに、横道大好きなたぬきちはメジャーすぎるブリーチャーではなく、このGE 870 ショーティを購入したのですが。
マルイの3発6発切り替え機構をそっくり踏襲したこのモデルはブリーチャー以上の鬼ホップで、そのままではどうにも使えないので全バラシを敢行。
ダブルホップアップパッキンのホップ山の一つを削る加工を施したのですが。
6発メインで使いたいのに、どうしてもそのうちの1発は飛距離3mほどで落下するションベン弾になってしまいます。
使えるようにすべく躍起になったたぬきちでしたが。分解と組み立てを繰り返すうちにガスタンク付近からガス漏れが発生。一度は直したもののガス漏れ再発といたちごっことなり、ついには面倒くさくなって手放すことになったのでした。
フルメタルにリアルウッドの製品でしたのでね。
かっこよかっただけに、なかなか悔しい思い出です。
それから時を経ること数年。
2022年に入手したのがGolden Eagle M870 スーパーショーティ。
またしても因縁のGolden Eagleに手を出したたぬきち(^^;
今回のモデルは見ての通り、さらに近距離に特化したスーパーショーティです。
これなら万が一、またションベン弾が出る場合でもまあ許せるのでは?
そして年々培ってきた技術力をもってすれば、問題が起きたとしても今なら克服できるのでは。
そういう意気込みも込めて購入したモデルです。
こいつもまた例にもれず箱出しでは鬼ホップで、6発発射でも、サイティングして水平射撃することに意味を見出せないくらいの昇竜拳弾道です。
それでも今度は加工済みホップパッキンで縦散りではあるものの30m程度を狙える程度までは調整することに成功。
全バラシの回数も少なくて済んだせいなのか、ガス漏れもわずかに対処した程度で深刻なものは起こらず。
近接戦闘だとラフ目に使う機会も多い割には壊れることもなく。
今やタンカラーが適度に剥げ、良い感じにウェザリングされて見た目も味わいが増してきました。
そこへ、今夏購入したこのモデル。Golden Eagle M870 SV ベンチリブ付きガスショットガンです。
3丁目となったGolden EagleのM870ですが。
今回は箱出しの性能も良く、0.2g弾で30m、0.25g弾でも40m先のマンターゲットの上半身に着弾が集まるような弾道性能があります。
もしや、Golden Eagleというメーカーそのものが年々技術力が上がっているのかもしれませんね。
全バラシしないで遊べるというのは、結局ガス漏れなど全バラシをしたが故のリスクを取らずに済むので大きな利点があります。
耐久精度については使い込んでみないとわかりませんが、スーパーショーティはわりとハードに1年ほど使い込んでいますが故障もわずかなガス漏れ程度でした。
たまたまあたり個体だった、という可能性も否定は出来ませんが。
時系列順に並べて考えると、やはりGolden Eagleというメーカーの技術力が向上してきているというのも一つ大きな要因なのではないかと思えてきます。
こちらも今夏購入した台湾製のガスショットガン、MATADOR Tactical M870 Destroyer mod.1です。
MATADOR Tacticalの他のラインナップや台湾のネットショップでの扱いなどを見ていると、Golden EagleのOEMなのかなと思わせるような近縁種的な存在のような様子のあるこの製品。
こちらも箱出しでの弾道性能がすこぶるよく、前掲のGolden Eagle M870 SVとほぼおなじような散り具合の弾道でした。
Golden Eagleの最初のショーティは香港から取り寄せたように思うのでもしかしたら無関係かもしれませんが。
どちらにせよ、事実を並べるならば最近の海外製ガスショットガンのレベルは数年前とは比較にならないくらい向上しているという印象です。
まあ、相変わらず個体差といいますか。海外製品においては特に、ロットや製品によって組み立て精度の差を感じることもままありますのでね。
一概に良くなったとばかり言い切るにはまだ早いのかもしれません。
それでも。
内部調整を一つの楽しみとしているたぬきちですのでね。
工作精度など工業力の向上に伴う製品の物理的な精度の向上から受ける恩恵は大きく。アイテムそれ自体さえしっかりしたものであれば、多少整えてやる程度のことで精度の高い射撃性能を得られるならば上々なわけです。
それにしても今夏はガスショットガンが豊作だ(^^
実際にゲームで使ってみても、ヒットもバシバシ取れましたしね。
もっとも、うちの隊長曰く
「ヒットなんか取るな!ウケ(笑い)を取れ!」
ということですので(^^;
当たろうが当たるまいが、
まっすぐ飛ぼうがメタメタだろうが。
楽しめれば。そして笑いあえればとりあえずOKなんですがね。
かつて「だめだこりゃ」と思ってさじを投げたメーカーやトイガンでも、数年の時を経て自分の技術力やメーカーの企業努力によって今ならうまく遊べるということもある。
時間の経過が育むものもあったということでしょうかね。
というわけで、今宵はガスショットガンのよもやま話でございました。
それではまた近々。たぬきちでした。