みなさんこんばんわ。たぬきちです。
最近は雨降りばかりで鬱々としておりましたが、今日はとてもいい天気でしたね。
寒い冬に向かうさなかでも、ガスブロで遊びたくなるたぬきちです。
まして暖かい日はなんだかソワソワしてしまいます。
さてさて。
先日レビューしたWE-TechのM92ピエトロベレッタですが、リアルウッドのグリップパネルが幾分かさついていたのが気になったたぬきち。
今宵は”冬場のかさつく木肌”のお手入れ方法についての紹介です。
WE-Tech M92 ピエトロベレッタのグリップパネルです。
実物はそれほどでもないのですが。
下端部分などは写真で見る限り乾燥が目立つように見えますね。
せっかくのリアルウッドのグリップパネルも、乾燥して割れてしまっては大変です!
これは、やはり何らかの手を打つべきですね。
ケアするにあたって、まずは個体をよく観察しましょう。
オイルフィニッシュだとは思いますが、小端などは無垢に近い薄塗りの状態のようです。
こんな場合はこれを使って磨いてみましょうか。
その名も、”木工用みつろうクリーム”です。
本来は無垢材を用いた家具や床などを磨き、乾燥による割れを予防し風合いを増すのに使うこのアイテム。
もちろんリアルウッドのストックやグリップにも使用可能です。
これで磨けば気分は高級家具♪
ニス仕上げの場合、塗り込んでもしみこまないはずですのでね。
その場合には、やすりで全部剥がして塗りなおすのが一番ですが。
またそれは別のお話にしておきましょう。
さて。まずはグリップパネルを外しましょう。
ウェスに蜜蝋を少量取って、まんべんなく塗り込んでいきます。
深い彫り込みがある場合、あまり大量にワックスをつけると溝に溜まってしまうので少しずつ磨いていくのが良いです。
塗り込んだら、艶を見ながらおおむね均等になるように乾いた布で拭きあげていきます。
作業後のグリップです。
一枚目の写真に比べ、ずいぶんウェットな見た目になりました。
何回かに分けて同じ作業を繰り返すことで色味が濃くなり、風合いが増していくのがわかるはずです。
この辺りは使い込んだ家具を思い浮かべていただければ出来上がりの目標になるんじゃないかと思います。
おっ。なかなか良いじゃないですか。
なんだか艶めかしさが増して、一段と色っぽくなったような♡
これまでも様々なリアルウッド製品を触って来ましたが、今回のような無垢に近い木肌の表情を持つ製品に出会う事もしばしば。
そんな時、”木工用みつろうクリーム”は実に便利なアイテムです。
S&TのスプリングフィールドM1903です。
今はニス仕上げになっていますが、昔はオイルフィニッシュのロットもあり。
同じように蜜蝋を塗り込んで高級家具スペシャルにしてみたり(^^;
Double BellのKar98kです。
こちらも小端の仕上げを整えて、木肌が見えている部分に蜜蝋を塗り込むことで風合いを調整しました。
リアルウッド製品を扱う場合、蜜蝋があれば傷がついても塗り込んで目立たなくすることも出来ます。
うーん、美しい(笑)
リアルウッドのストックやグリップを纏うと、トイガンも途端に実存在としてのリアリティが増しますよね。
そこに色気のようなものを感じてしまうたぬきち。
変態趣味のお話じゃありませんよ。
一言で言うなら”こころがときめく”という事でしょう。
ギュッと心を掴まれてしまう感じがするんですよね。
美しいものに思わず心惹かれてしまうわけです。
うーん。この悩ましい輝きと色めき立つウッドの調和♪
やっぱり変態趣味のお話みたいですね(^^;
ただでさえ美しいリアルウッドの手触りを纏ったトイガン製品。
そこにひと手間を加えるだけで、美しさはより引き立ち、まして保存すらされるのです。
これは手間を惜しむわけにはいきませんね(^^;
みなさんもぜひ、リアルウッド製品を手にした際にはお手入れをしてみてくださいね。
むふむふっと、ココロときめく瞬間に出会えるはずです。
それでは今宵はこの辺で。
たぬきちでした。