みなさんこんばんわ。たぬきちです。
みなさんは初めて買ったトイガン、何だったか覚えていますか?
はじめて買ったトイガンの中でも、ガスガン、エアコキ、いろいろあると思います。
その中でも、たぬきちが初めて買った電動ガン、しかも初めて買った長物トイガンはこれなのです。
じゃじゃーん!
S&T PP-19 Bizon ビゾンです。
(ゾンビじゃないよ、ビゾンだよ!)
ビゾン・・・。不思議な響きの名前ですね。
こちらは旧ソ連の兵器開発によって生まれた名(迷?)銃で、かのAK47カラシニコフのいとこの孫くらいにあたる銃です。
詳しくはWikipediaなどで読んでもらう方が確実なので実銃の話についてはそちらへ譲りますが、このトイガンこそ、何を隠そうたぬきちが初めて買った電動ガン、初めて買った長物トイガンです。
『メタルギアソリッド』シリーズというゲームが大好きなたぬきち。
そのゲームの中で主人公が手にし、たぬきち的にも「なんだこの装弾数の多いサブマシンガンは!?」という感銘を受けたのがこの銃との出会いでした。
じっくり見ると、なんとも不思議な形ですね。
メカメカしいというか、とても武骨な銃身をしております。
クリンコフと同じようなサイズですが、ライフルではなくマシンガンだという主張が伝わってくるようなフォルムじゃありませんか。
この、銃身の下についている大きな筒状のものは何でしょう?
グレネードランチャかな?と思いつつ。
実は、これがこの銃のマガジンなのです。
これだけ見ると、これが何なのかさっぱりわからない形状ですね。
実銃では、この中にマカロフ弾などの拳銃用の銃弾を60数発も込めることが出来るので
す。
このトイガンでは160発のBB弾が入ります。
ゼンマイ式ではなくスプリング給弾式なので、抱えて走ってもじゃらじゃら鳴りません。
グリップは持ちやすさを考慮してタクティカルグリップに換装しています。
本来はAKMやAK74などと共用のグリップです。
スケルトンタイプのストックに、ストックカバーを自作して付けています。
素材はクラフト用レザーにミンクオイルをしみこませたものです。
イメージ的にはAK系の木製ストックのカラーリングに近づけたいと思ったことと、ロシアの地ではマイナス10数度の中で軽金属のストックに頬付けしたら張り付いて痛いんじゃないかという、たぬきちなりの配慮。
(今のところロシアに行く予定はありませんが^^;)
中身を徹底的に弄り始めたのも、この銃がなかなか手の掛かる銃だったためです。
おかげですっかりAK系の全バラシに慣れてしまいました。
このビゾンだけでも、40回以上メカボ全バラシをしていると思います。
その甲斐あって、性能的には上々です。
サブマシンガンながら、40mでもヘッドショットが狙える性能があります。
直進弾道なので、連射してもシャワー状になるほどは弾は散らないです。
まあ、屋内専用にしているのでフルオート射撃をすることも今はありません。
フルオートを封印している理由は、もう一つあります。
このビゾン、疑似ブローバック化しているのですが、フルオートだとその動作に追い付かずにチャージングハンドルを動かしているロッドが外れてしまうからです。
一時期、他に持っていた電動ガンがすべて疑似ブローバックモデルなのにビゾンだけスタンダードタイプだったことがあって、それがどうにも寂しくて、愛するビゾンをどうにか疑似ブロ化してやろう!と躍起になって改良を施したのでした。
疑似ブローバック化!
いかにも難しそうですが、やり方の原理は簡単です。
このビゾンのメカボはCYMA製Ver,3タイプがもともと搭載されています。
このメカボには右手側のピストンサイドにスリットが入っていて、前後するピストンやスプリングが見えています。
このピストンのヘリにピアノ線をひっかけて、チャージングハンドルを引かせているのです。
まあ、原理はこの通り簡単なのですが。実用レベルで作動させられるようになるまでに何度失敗してメカボを壊したことか・・・。
最悪の時には、わずかワントリガーでアルミピストン、強化スプリング、メタルスプリングガイドを全損にしたり。。。
コツがわかれば注意点もわかるのでもうそんなへまはしませんが、まったくたったこれだけのことをするのにどれだけ時間・労力・財力をつぎ込んだことでしょう。。
まあ、おかげでこの子は世界で一丁の(ではたぶんないけど)、疑似ブローバックするビゾンになりました。
ビゾンを買って以来、たぬきちの部屋を出入りした電動ガンの数は数知れず。
それでもついに、最初に買ったビゾンだけは手放すこともせず、今でもゲームで使っています。
ビゾンの良さはAKファミリーの一員たる使い勝手の良さ、そして他に使っている人がいないレアリティの高さです。
こんなに格好良くて性能も良い(?)のに、なぜかサバゲフィールドではほとんど見かけませんね。
まあ、それぞれ人には好みがあるのでそれで良いのです。
自分の何より好みの一丁。それがたぬきちにはこのビゾンなのです。
てな感じで、今夜はすっかりたぬきちの愛銃自慢でしたね。
それではまた。
たぬきちでした。