2018年夏のWebショップアシュラ の福袋でゲットした商品のレビューです。
まずこのネーミングが大きな謎。大人の事情をうまくカバーした感じなのでしょうか。
刻印がないこと、実銃にはないフルオート機構があることでまず萎え萎えになる気持ちを抑えつつ細部を見てみると、出発点が低いからか意外と高評価かも、と思う出来でした。
まず重量感がありますね。
コンパクトな外観に似合わずアルミスライド、アルミアウターバレル装備のため重量感を余計に強く感じるようです。
またダブルカラムマガジンを内包するグリップは太目で、銃の小ささからは想像できないほど手にがっしりとなじむ。
バックストラップが交換できる点も好感です。Lサイズのたぬきちの手にLサイズのバックストラップがなじむので、おおむね日本人の手の大きさになじむのではないでしょうか。
スライドを引くとメタルスライド特有のチャキっという金属音が耳に心地よいです。まるで映画のワンシーンみたいでやる気を誘う音ですね。
また、撃ってみると短いスライドのためかスライドスピードが思いのほか速く、小気味いいです。
そして短いとはいえメタルスライドがそれだけの勢いでブローバックするため、手から肩に向かって受ける衝撃が思いのほか強いのも好感。
動作はマルイのG26と比べても遜色なく、ブローバックのキックが強く感じます。
箱出しでは初速が76m/s程度あり、小さい割には意外とハイパワーです。
しかし、8m程度先のターゲットを狙ってみたところグルーピングはお世辞にも良いとは言えないレベルでした。
そこで東京マルイ純正のパッキンに交換してみたところ、初速は64m/s程度に落ち着いてしまったものの、グルーピングはマルイのG26に迫る精度を確保できました。
マルイ準拠の製品はこの手のスワッピングが出来るのが強みですね。へたに海外オリジナルパッキンだったりすると手間は何倍にも増えてしまいます。
フルオートも試したましたが、メタルスライドが秒間15回も前後する都合上、弾道は散らばってシャワーのよう。大嘴鳥はなかなか暴れん坊で威勢がいいですね。
こうなると、スナイパーの護身用などにどうでしょう。思わぬ接敵に、とっさに対応するのにはむしろ向いている気がしてきます。
アンダーレールが付いているのでウェポンライト等の搭載が可能。
しかもアウターバレルには専用アダプタのためのタップが切ってあり、アダプタを介してサプレッサーの装着も可能です!
ハンドガンが装いうる最大限の拡張性を持っているのも好感ですね。
付属のノーマルマガジンについているグリップカバーには妙に気を引くオオハシさんが刻印されています。
こいつも妙なもので、よくよく見るとなかなか愛嬌がある^^;
冒頭に書いた通り、無刻印&架空機能付きという点もあって市場評価の低いこの銃ではあるものの、五感に響く動作音や重量感、何よりそこそこの性能は、この銃の評価を見直させられるものがありました。
他人とかぶらない装備を好むひねくれもののたぬきちには、これがなかなかツボでもあります。
グロックにしろガバメントにしろ、実銃でもクローンやコピー品が出回っていますね。
M&Pコンパクトのコピー品と割り切れば、それはそれでリアリティを担保できるような気もしてきます。
やはり福袋は普段手にしないアイテムとの出会いがありますね。
以上、たぬきちでした。