皆さんこんばんわ。
さて先日の続きです。例のものに基本的な整備を施しましょう。
中央に見えるボルト二本を六角レンチで抜きます。
すると、KEYMODが引き抜けます。
すると、中身はこんな感じになっています。
中央の円筒形のリングを回して緩めましょう。
するとアウターバレルが抜けます。
こんな感じです。
中央に見えている銀色の部分(右側)がチャンバーユニット。
銀色のギザギザの円筒形(左側)はホップダイヤルです。
まずはアウターバレルを引き抜きます。
そのあと、インナーバレルも引っ張ってみてください。
ごそっと抜けます。
こんな感じで黒色の円筒形のリング一つですべてが固定されていました。
効率的な作りで好感ですね。
たぬきちはこの後、この作業性のいい構造に助けられることになりました。
それではチャンバー部分を分解していきましょう。
黒色のハウジングを引き抜きます。
これはネジ止め等一切されていませんので引っ張るだけです。
あと、ホップダイヤルとバネを引き抜きます。
するとインナーバレルとチャンバーユニットだけの姿になります。
チャンバーユニットの分解です。
インナーバレル側から見える二本のボルトを抜きます。
するとチャンバーユニットは二つに分解され、ホップパッキンが見えてきます。
ちなみに新品時についていたパッキンは青色のものでした。
写真はすでにPDIのパッキンに交換したものです。
金色の角のような部品はホップの押しゴムを押しているアームです。
ユニット内側に押しゴムが隠れていますので、引き抜く際などに無くしてしまわないように気を付けてください。
さて、ここからが調整の開始です。
たぬきちの個体の場合、新品のパッキンはBB弾保持部分がすでにボロボロだったので外して、PDIパッキンに交換しました。
組立て試射してみたところ、生ガスは吹くわ、数発で初速が40m/s台まで落ちるわ、どうも調子が良いとは全く言えない状態。
再度分解してみると、新品のPDIパッキンのBB弾保持部分が千切れ飛んでいました。
原因はチャンバーユニットのBB弾保持部分の開口の口径が、バリが出ていたために小さくなっていたためでした。
チャンバーユニットを組み立てて、BB弾保持部にBB弾をおいてみて、指で軽く押すとチャンバーへ落ちる程度がちょうどいいみたいです。
いい塩梅になるまで、ひたすら研磨&組立・試射を繰り返します。
BB弾保持がゆるいと初速が下がり、保持がきつすぎるとパッキンが食われてダメになります。
ちょうどいい塩梅を見つけるまでに、新品のパッキンを3つほどダメにしました。
まあ、こういうのも経験値アップという事かなと思います。
こうやってこの銃のことを理解していくと、愛着も深まるというもの。
こうして動作が良くなるまで作業を繰り返し、初速は76m/s程度で落ち着きました。
中華ガンはこのひと手間がどうしても発生しますね。
その他、トリガー&ハンマーなど機関部の動きは上々でしたが、一応テイクダウンしてボルトとチャージングハンドル回りのクリーニングをし、再度グリスアップ。
これでひとまずは安定動作までこぎつけました。
つい長くなってしまいましたので今宵はここまで。
続報もありますので、それも次回以降のお楽しみに。
以上、たぬきちでした。