せんばやまのたぬきちのブログ

たぬきちのトイガン&サバゲーに関するブログです!

九龍迷宮街区 シューティングレンジへようこそ! その②

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

調整中のトイガンもろもろを担いで昨日、例の八王子のサバゲーフィールド『九龍迷宮街区』さんのシューティングレンジへ行ってまいりました!

 

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奥行き50mあるレンジで、見ての通り作業台にもなるテーブルも含めてこの空間を貸し切りで使わせてもらえるので、調整には大変重宝しております(^^

 

ただ当日もお昼の時間には先客のかたがいらっしゃったりして、最近では当日連絡ではすぐにレンジインできないこともあり。

こうやって広告をしてしまうのがなんとも好し悪しな感じもするたぬきちですが。

ともかくお世話になっているレンジですので、お客さんが入るのは本質的には嬉しいことです。

 

しかも!

当日は、「これからレンジへ行ってきまーす」とLINEで流したところ、急きょサバゲ仲間の方が駆けつけてきてくださりまして。

しかも息子さんの愛銃だという、GHKのガスブロAK74というお土産付きでした。

 

たぬきちもいろいろ持ち込んでいたこともあり。

いやいや、話がはずむはずむ(^^;

やはり同じ趣味というのは人と人とを深く結びつけるものですね。

 

さて、本日のメニューは下記のとおりです!

盛りだくさんですよ!

 

DE M40A3 スナイパーライフル

WE XDM-40

KSC KrissVector

S&T AR-15A4 Slender KM 9

KSC MP7A1-2

GHK AK74MN改

メニューを見ただけでも結構おなか一杯ですね。

さあ、ばしばし撃っていきましょう!

 

DE M40A3 スナイパーライフル

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さて、さっそく一番気になるやつを見ていきましょう。

 

どうなることかと思ったダブルイーグル製M40A3でしたが、弾道は思いのほか素直でのびやか。

0.25gのBB弾で、30mならターゲットに5発中4発命中させられる程度の精度はあります。

 

このレンジのターゲットは直径20cmくらいの金属製の円盤ですので、命中すると金属板のキレイな音がします。

 

50mでも惜しい弾道を描くのですが、10発中1発当たるかどうかというところですね。

まあ、高出力なので50mは余裕で飛びます。

 

アンダーレールはやはりぐらつくので要改修ですね。

コッキングがやや重く、初速が危険水域すぎて鼻血が出そうになりました。

やはり、スプリングを切った方がよさそうですね。

 

VSR-10リアルショックバージョンの箱出しでは50mは届かなかったので、値段の割にはおおむねまともな性能ではないでしょうか。

とはいえ、初期整備の手間を差し引くとVSRの方が安心感もあって費用対効果は高いですね。

(元も子もないようなことを言うたぬきち(笑)

 

VSRを使い飽きて他のスナイパーライフルがほしい人。

あるいは軽いスナイパーライフルを持って走り回りたい人なら買っても損はないです。

ただ、どちらの場合でも銃を自前でいじれることが前提となるので敷居が高いですね。

 

単純に精度の良いボルトアクションライフルがほしいなら、VSRを買ってお金をかけた方が結果は出るかと思います。

たぬきちのように物好きで銃いじりが好きなタイプなら、手間をかけるだけの隙だらけなので楽しいかも。

そんなトイガンですね。

 

さて、次行ってみよう!

 

WE XDM-40

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WE-TECH製XDM-40 メタルスライド、リアル刻印バージョンです。

 

内部調整でパッキンをマルイ純正に交換してあります。

当日の初速は67m/s程度でした。

あやしいロールなども出ない素直な弾道で、20mのターゲットにビシビシ当たる感じです。

30m程度までは本当にきれいで直線的な弾道で飛んでくれるので、海外製ハンドガンとしては優秀ですね。

何よりリアル刻印の見た目と重量感、そしてスライドを引いた時の金属音がやる気にさせてくれます。

雰囲気と実射性能のバランスがとても良く、好印象。

取扱や整備に難しい点も特にないので、万人にお勧めできる良いトイガンだと思います。

マルイ製のパーツが使えるので整備性、パーツ入手性も良いですね。

 

スライドが軽い分マルイのXDMの方がブローバックスピードは速いと思います。

ゲームユースではそちらの方が分がありそうですが、樹脂フレームはぶつけると傷むしいずれブローバックの衝撃で割れたりもしますね。

どちらがいいかは使う人間の考え次第ですね。

 

 

KSC KrissVector

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最近、思わずぽちってしまいました。

 

ずいぶん前から欲しかったのですが、なんせ廃盤で入手困難、そして何より高額なのでなるべく見ないようにしていたトイガンです。

 

秋口になるとガスガンの中古市場での流通量は増えます。そんな中で見つけてしまった格安品です。

フリップアップサイトがフロント・リアとも欠品で、フォアグリップも欠品。

さらにマズル上部のライトレセプタクルの蓋をこじって取ろうとした跡が付いている品でしたが、さくっと整備しておきました。

 

フォアグリップおよびライトレセプタクルはKSCに問い合わせて調達。

フリップアップサイトは高額なのでマグプルタイプで代用としました。

 

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交換の際に外したライトレセプタクルのハウジング&カバーです。

KSC・クリスベクターのライトレセプタクルカバーはトップレールのネジでとも締めされているのでこじっても取れないんですよ。

無理してこじっちゃだめですよ!

 

さて実射性能です。

当日の初速は81m/s程度でした。

30m程度まではきれいに直進しますね。さすがKSCというか、国産品は安心感がありますね。

連射してもブローバックの動作が安定的なので、そこも安心感があります。

ただ、現場では二度ほど多重給弾してジャムってしまいました。

その場合でも、マガジンを抜いてチャージングハンドルを引くと弾が抜けるので、難しい対処はいらないですね。

サブマシンガンですからね。ジャムるのもリアリティの演出かも??

(原因&対処方法は探ってみないと現状わかりません。。)

 

動作は機敏ですが、リコイルショックは思いのほか小さいです。

クリス・スーパーVシステムのおかげですね。

内部も分解して清掃整備をしましたが、ボルトがくの字に曲がって稼働するというのは本当に不思議な構造です。

きっと銃の駆動メカニズムが大好きな人にはたまらないですね。

そういうのが分かっていると、少ないリコイルショックでも物足りなさは感じないです。

 

2点バースト、フルオートも快調そのもの。

独特な面白みのある、とても秀逸なトイガンだと思います。

ライセンスの問題で廃盤になってしまったことが本当に惜しまれますね。

 

 

S&T AR-15A4 Slender KM 9

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S&TのガスブロM4スポーツラインです。

 

以前、福袋でこれの15インチバレルモデルが当たったものの、初期整備をして少し遊んだ後、ヤフオクで流してしまいました。

そのあともう一度欲しくなり(^^;

インドアゲームでの使用を前提に、9インチバレルのCQB的なモデルを購入したものです。

 

いや、手放してもまた欲しくなるだけの素性の良さがあるのです!(熱弁)

 

例によってチャンバーユニットの研磨等、ほんの少しのことをすれば化けるので、いじり方さえ分かっていればガスブロ長物の調整に挑戦したい人には向いていると思います。

しっかりしたリコイルショックもあるし、チャージングハンドルを引いた時の複雑かつ心地よい作動音など、ガスブロM4の醍醐味を味わわせてくれるだけの素性の良さがあります。

マガジンも三千円台で安いですし。

クリスベクターと比べるまでもなく、入手性の良さは光りますね。

 

さて実射性能ですね。

当日の初速は78m/s程度でした。

30mの的ならどうにか当てられるような感じですので、主にそれを狙って遊ぶことになります。

経験上、40mはもはやガスブロの大きな壁と言えると思います。

そういう意味ではこのトイガンもガスブロ長物としてはまずまずの精度と言えそうです。

比べるならば、30mの的撃ちの精度はベクターやこの後出てくるMP7には若干劣るような気がしますが、そのどれをとっても長距離での精度においては電動ガンやエアコキ長物にはかなわないのは変わりないです。

 

それはもう構造上の問題なので仕方ないですね。

ガスガンは撃つたびにマガジンの冷えによって次弾撃発時の気化率が変わってしまって、初速が変化してしまう。

初速の変化はホップの掛かり具合にも影響を及ぼすので、必然的に撃つたびに違う弾道になる。

これはもう液化ガスの気化膨張を使う構造上、致し方ないです。

 

さてこの個体の話に戻りましょう。

連射時には後半に動作の弱まりを感じさせるものの、スライドストップまできちんと作動しきるので、M4ガスブロとしてはまずまずじゃないでしょうか。

時々フライヤーが出るのが若干気になりますが、そう多くはないです。

 

一方で、リコイルショックは本日のラインナップの中で明らかに一番強烈で、撃っているという感覚が一番強く、トイガンとしてとても好印象ですね。

チャージングハンドルを引いた時やボルトを閉塞させた時の音など、感性に響くものがあります。

費用対効果の高い、良いトイガンだと思います。

 

KSC MP7A1-2

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昨年の冬に中古で入手したものです。

 

入手直後、使っているうちにピストンヘッドが割れてしまいました。

この症状はKSC MP7A1にはつきもののようですね。

メーカーに部品を問い合わせたところ、出荷時の構成から対策品に切り替わっていたので対策品を組み込み済みです。

その後、動作はすこぶる良いですね。

 

マグネシウム製軽量ボルトが採用されていて、寒い季節でもガシガシ動きますし、弾切れまで一気呵成に撃ち尽くすことができます。

一方で、その分明らかにリコイルショックが犠牲になっていますね。

上記のM4ガスブロとは特性的に正反対と言えそうです。

 

さて、実射性能ですが、初速は80m/s程度でした。

やはり30m程度までは狙える感じですが、それ以上の距離だと散ってしまいますね。

リコイルの衝撃が少ない分、銃が暴れないので扱いやすい印象です。

弾道の安定感、ジャムなど動作不良のない安心感は素晴らしいです。

 

サバゲでも、自分の相棒としてはとても心強く、信頼めいた感覚を覚えるほどです。

ガスブロの場合、長物であっても精度の問題でどれもインドア向きとなります。

そして重く長いボルトより、小さく軽量なボルトの方がガスブロで作動させるには適していると思います。

そういう意味ではMP7はガスブロ長物として理想的な一丁というか、あるべき姿ではないかと思っています。

 

 

GHK AK74MN改

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さて、本日最後のレビューです。

サバゲ仲間の方がこいつを担いで駆けつけて来てくださいました。

なのでたぬきちの持ち物ではないのですが、せっかく撃たせていただいたのでレビューしちゃいます(^^

 

まず、AK74MN改としている理由ですが、ストックを樹脂製のものからスケルトンストックに交換しています。

持ち主さんの趣味だそうで、KSCの電動AK74MNも同じ仕様になっていました。

同じ仕様で電動&ガスブロの二丁を仕立てるなんて、愛としか言いようがありませんね(^^;

 

GHK製AK74は初めて持ちましたが、KSCのAK74GBBよりも軽い印象で、細く握りやすいグリップもあいまって扱いやすい印象です。

リコイルショックは思いの他軽いですが、撃発音が甲高く金属音も混じるので銃を撃っているという感覚が濃く、けっこうテンションUPに貢献していますね。

 

弾道はのびやかで素性の良さを感じさせるものの、ホップ調節のスイートスポットが狭いのか調整に手間取る感じです。

ダイヤル式のホップ機構も硬くて回しにくいです。

海外製のトイガンは往々にしてこういう細かなところにあらがありますね。

たぬきち的には腕が鳴る部分です(^^;

 

ホップ調整が済むと、30mまでは直進します。

そこから先は様々な方向にばらける感じでした。じつにガスブロらしい弾道です。

特筆すべきは初速の速さですね。

この個体は5発のアベレージでも93m/s程度出ていました。

 

もう一つ特筆するとしたら、マガジンに弾を込めるのが実にやりにくい。

マルイのローダーでは歯が立たず、仕方がないので一発ずつ込めて試射しましたが、ゲームユースで考えるとこれは何か手を打ちたいですね。

休憩時間にマガジン一本分、装填できない(><

 

でもやはり、何よりパワフルなのでうまく調整すれば長距離も狙えるようになるかもです。

5発のアベレージも振り幅が狭く、冷えに強い構造なのかもしれません。

 

まとめ

連休だけあって、今日はたくさん書いてしまいました。

諸々ありますが、たぬきち的にはDE製M40A3が一応の性能を見せてくれたことと、クリスベクターが思いのほか動作良好、性能もまずまずで、あらためてとても気に入りました。

 

やはり、トイガン遊びは面白いですね!

また個別にもレビューをしていきますね。

 

それではまた。たぬきちでした。

 

ダブルイーグル M62(M40A3)スナイパーライフル 初期整備②です!

みなさんこんにちわ。たぬきちです。

前回に引き続いて、ダブルイーグル製M40A3の初期整備をしていきましょう。

 

シリンダーの内部洗浄

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外した機関部を使って、段ボールに3発分、エアーを発射してみました。

やはり段ボールがグリスで汚れましたね。

 

このまま組んでも再びインナーバレルが汚れてしまうので、グリスを除去していきましょう。

 

 

 

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まずはマルで囲んだ銀色の部品を叩いて外してやります。

 

 

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こんな感じで叩いて抜き出します。

これを外すと、機関部からシリンダーが引き抜けるようになります。

 

 

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シリンダーが抜けたら、ヘッドを止めている部品を外しましょう。

この二つの穴にラジオペンチを差し込んで反時計回りに回せば外すことができます。

 

 

 

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うーん。

やはり、だいぶつゆだくな感じのものが現れましたね。

おおむね予想通りですね。

 

 

 

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先ほどのノズルも含めて、ピストン、スプリング、スプリングガイド、シリンダー内部を脱脂洗浄していきましょう。

 

中性洗剤でざぶざぶと洗ってしまう方法もありますが、今回はふき取りのみで対応していきます。

理由はシリンダーのハンドル部分を分解する手間を惜しむためと、矛盾するようですが完全脱脂をしないためです。

 

なぜ完全脱脂をしないのか?

 

完全脱脂をすると、再度グリスアップが必要になりますね。

これは経験則なのですが、マルイのシリコングリスやタミヤのセラミックグリスで再度グリスアップをした場合、必ず初速が落ちることになります。

グリスがなじんでくると初速は元に戻るのですが、安定させるには、慣らしで数百発も撃たないといけません。

そこで今回のようにあらかじめ初速が安定して早い個体の場合、出力に関しては現状維持させるためにグリスの完全脱脂を行わないのがたぬきち流のやり方です。

またスナイパーライフルについては電動ガンなどのように連射して遊ぶものでもないので、グリス切れも心配するほどの事ではないはずです。

要は、撃発時にノズルからグリスが噴き出さなければOKなのです。

 

シリンダーはパーツクリーナーで内部を洗浄し、あらかた脱脂しておきます。

他のパーツは基本的にはふき取りのみ実施。

 

先ほどの方法で試射してみましたが、段ボールが汚れることはありませんでした。

これでグリスの噴き出し対策もばっちりです。

 

 

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組み上げて初速を計測したところ、元の初速より幾分アップ。

危険水域ギリギリとなってしまいました。

 

1Jは超えないのでOKといえばOKですが、様子を見て、気になるようならスプリングカットも考えないといけませんね。

 

ひとまず、これで初期整備としては十分でしょう。

あとはシューティングレンジで実射してみれば、この製品の実力のほどを確かめることができますね。

 

さてさて、どうなることやら。

 

たぬきちでした。

 

 

 

 

 

ダブルイーグル M62(M40A3)スナイパーライフル 初期整備①です!

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

先日レビューしたダブルイーグル製M40A3の続きです。

 

前回の終わりで箱出し状態でシューティングレンジレビューをするか迷っていたたぬきち

箱出しレビュー後にレンジで初期整備を行うことも含めて分解手順を確認していたのですが、こんなものを見つけてしまいました。

 

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下水の配管かと見まごうようですが。

インナーバレルの内部です(汗

 

こりゃいかん。

どうみても、機関部からグリスを吹いている様子。

こんな状態じゃ、まともな弾道はまるで期待できませんね。

 

かくして、初期整備をした後で、レンジへ持ち込むことに決定しました。

さあ、やると決めればやるぞ。たぬきちはやれば出来る子YDKなのです!

 

それでは、ダブルイーグル製M40A3の初期整備編。

行ってみましょう!

 

 

チャンバーおよびインナーバレル整備

まずはストックと機関部を分離しましょう。

 

 

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三か所のネジを外します。

 

前側二か所は2.5mm、トリガーガード後ろのものは4mmの六角レンチを使用します。

この二種のレンチは製品に付属しています。

長柄のL字レンチ、それも頭が面取りしてあるものなので使い勝手は良いです。

 

 

 

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ネジは脱落防止で内部で滞留するようになっています。

ところどころ、心配りのある構造をしていますね。

 

 

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アウターバレルとシリンダーの連結部です。

このT字型のパーツひとつで止まっています。

 

見えている二つのネジを外したら、ドライバーで指しているあたりをこじりながら外します。

 

 

 

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外したところです。

首元がこの穴に挿した樹脂パーツだけで止まっています。

構造はチープですが、こういうところに安価製品なりのオリジナリティがありますね。

一点止めですが、ストックで3点止めしていることで精度を保っているんでしょう。

 

きっとそうだ。

そう思いたいたぬきちです。

 

あとは普通に引き抜くと、機関部からバレル部分が外れます。

 

 

 

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チャンバーおよび給弾口付近です。

こちらも見えている二つのネジを外します。

 

カバーが取れると、ホップレバーの根本に留めているネジが露出しますので、それも外しましょう。

 

 

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そうしたらチャンバーユニットを機関部側へ送るようにして引き抜きます。

 

この時、ホップレバーの台座が引っかかるので、チャンバーユニットを横向きになるように回してやると摘出出来ます。

 

 

 

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摘出完了です。

インナーバレルはアルミ製のようですね。

 

インナーバレルの素材については高硬度のものほど良いですね。

真鍮製の黄銅色のものが一般的です。

アルミ製はそれよりも柔らかい素材なので、力が掛からないように扱いましょう。

 

なんだアルミ製かよ。けっ。

 

と思いがちですが、よく考えるとVSRも一部の製品以外はアルミ製インナーバレルなんですよね。

3発発射のショットガンタイプのトイガンの多くもアルミ製バレルを採用しています。

 

上記の通り、真鍮製のものの方が頑丈で精度が出やすいようですが、だからと言ってアルミ製インナーバレルが必ずしも精度が悪いというわけではありません。

外圧に弱く、削れやすいのは確かなようですが。

長い目で見れば内部が削れて精度が落ちることもあるかもしれませんが、何万発も撃ったあとの話ですのであまり気にする必要はないように思います。

 

まあ、インナーバレルを買い替えるとなれば、どうせ買うなら真鍮製かさらに高精度なステンレス製を選びますが(^^;

ひとまずここはこのインナーバレルの精度を見てから考えればいいことですね。

 

 

 

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さて、チャンバーユニットです。

見えているネジをすべて外します。

写真が切れかけですが、右端のホップユニットの極小ネジも外します。

 

 

 

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ぱかっと割りましょう。

この時、給弾口にあるゲートを抑えているスプリングがありますので飛ばさないように気を付けましょう。

 

さてさて、ここで困ったことが一つ発覚しました。

チャンバーはVSRタイプなので当然マルイ製ホップパッキンが使えると見込んでいたのですが、パッキンはDEオリジナルのタイプでした。

 

うーん。

このオリジナリティはいただけませんね。

何がどうであれ、主要箇所にマルイ製を使えることが精度を上げるうえでは一番の近道なのですが。

 

ホップ窓の位置が違うので簡単な加工ではマルイ製パッキンへの換装はできそうにありません。

まあ、マルイ製だけが世界で唯一の高精度というわけではないので。

ここはひとつ、出来る限りの内部清掃をして、あとは精密に組立てみるしかないですね。

 

インナーバレルからホップパッキンを外し、パッキンは脱脂洗浄をしましょう。

 

 

 

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さて、冒頭の写真です。

内部が相当汚れていますね。

 

バレルリフレッシャーを通してみたところ、あめ色のグリスが垂れるような勢いで押し出されて出てきました。

これは明らかに、シリンダーから飛び出してきているものですね。

 

初速も高いので、このグリスの噴き出しさえなければ機関部はいじる必要はなさそうなのですが。

グリスが吹いている以上、見過ごすわけにはいかないですね。

 

長くなりましたので、続きは初期整備②と題して別にアップしますね。

 

今宵もお付き合いくださってありがとうございました。

たぬきちでした。

 

 

 

 

 

 

 

ダブルイーグル M62(M40A3)スナイパーライフル レビュー!

こんばんわ。たぬきちです。

中華ガンのレベルも日進月歩し、近頃では国産メーカーがまだモデルアップしていない製品を独自に製造販売したり、電子トリガーに代表されるように新たなトイガンのメカニズム自体を開発したり。

国産メーカーの勢いを圧迫するほど、海外製トイガンも進化し続けていますね。

 

一方で、大安売り品、いわゆるチープガンのレベルというのはどうなんでしょう。

費用対効果の優れたトイガンが大好きなたぬきち

チープガンは好物の一つです。

 

というわけで、たぬきちの新たな戦いの始まりです!

今回のお題はこちら。

 

じゃん!

 

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ダブルイーグル製 M62(M40A3)スナイパーライフルです!

 

なんだか好きなんですよね。M40A3。メジャーになり切れず微妙に日陰な感じが(^^;

こういうものから良品を発掘したいんです。

 

この製品、AmazonではCrestさんという企業が輸入販売している商品で、現在の価格で送料込み¥11,800-という安価な商品です。

 

安い!

でも、大丈夫なの??

ちゃんと飛ぶの???

整備の仕方は????

 

いろいろ不安要素だらけですね。

ここはひとつ、たぬきちが検証しましょう。

 

 

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まず、パッケージやマニュアルのどこにもメーカー名がありませんね。

さっそく不安をあおる、あおる(ガクブル

 

 

製造元がダブルイーグルだとなぜわかるかというと、ひっそりとロゴだけ出ています。

この、ちょっとダメっぽい顔をした二羽の鷹?がダブルイーグルのロゴマークのようですね。

 

うーん、出だしからやばい雰囲気が漂いまくり(笑

 

 

 

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箱を開けると中身は発泡スチロールごとセロファンでおおわれています。

昔、縁日のおもちゃ屋さんなどでこんな感じでそのまま展示販売されている商品がありましたね。

これなら中身が見えるし、ほこりも被らない。

 

でもこれはこれでパッケージングとしては良好です。

上下二分割にして省スペース化していることで、流通経費が安上がりになりますね。

組立も簡単です。上下パーツを組み合わせ、ネジを三つ締めれば完成です。

 

 

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安物のバイポッドと安物のスコープを載せてみました。

なかなか、ちゃんと格好いいじゃないですか。

持ってみると、S&TのM40A3よりもだいぶ軽いですね。

ストックが良くも悪くもだいぶ軽量化されていました。

バイポッドを固定しているアンダーレールの剛性が若干気になりますが、軽いことはおおむね良いことだと思います。

 

さてそれでは細部を見ていきましょうか。

 

 

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まず、ホップアップ機構はマルイのVSRタイプのようです。

VSRと同じような位置にマガジンやチャンバーが設定されています。

 

ホップアップもVSR同様、バレル横に飛び出したつまみを前後に動かすことで調節します。

VSRはゼロホップでは弾ポロしましたが、この個体はそういうことはありませんね。

また、VSRはホップをかけると初速が上がる仕組みでしたが、こちらはホップをかけるほど初速は下がります。

まあ、それで普通なんですがね。

 

 

 

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トリガー付近です。

 

レールが標準装備なのは良いですね。

S&TのM40A3ではレールの下あたりにRemington M700の印字がありましたが、こちらはなしです。ちょっと寂しいですね。

 

トリガーガードがストックに組み込まれた樹脂パーツというのがややいただけないですね。

トリガーガードはぶつけやすいし指が触れる部分ですので、雰囲気を盛り上げるにはやはりメタル製が良いです。

ま、安価品に無理を言うのは横暴でしょうか。

 

 

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逆サイドです。

雰囲気は悪くないと思います。

全体的に、パーティングラインが未処理なのでそこはペーパー掛けをして滑らかにしたいですね。

そうすると、塗装とセットで考えた方が美観アップにつながりそうな気がします。

 

 

 

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セーフティもVSRとよく似ていますね。

たしかVSRのセーフティはレバーがスウィングしますが、こちらは前後動なので若干重めに感じます。

 

 

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コッキングレバーはこの位置まで上がります。

 

確かVSRでも一部のモデルのみこの位置までで、他はもう少し上まで上げないとボルトが引けなかったはずですね。

そういう意味ではタクティカルというか、スコープ搭載を前提とした設計ですね。

これならローマウントでもスコープにレバーが干渉しないんじゃないでしょうか。

スコープサイズやマウント位置の自由度が高いのは良いですね。

 

 

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ボルトはこの位置まで引くことができます。

重さはVSRよりやや重い気がしますが、違和感を覚えるほどのものではないですね。

 

初速はゼロホップ時で94m/s程度です。

この点はまずまずですね。

 

 

 

 

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レシーバー下部です。

本来のマガジン位置には何もなく、構造だけがダミーで形成されています。

 

前述のトリガーガードはおそらくストックのモナカ構造に挟み込んでいる別パーツですね。

トリガーは金属製で、がたつきや遊びも少なく良好です。

 

 

 

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マガジンキャッチ部分です。

VSRと良く似ていますが、VSRのマガジンには非対応です。

やはりパーティングラインが放置プレイになっていますね。

メーカーとしては、パーティングラインの処理というのは手間も時間もコストもかかることなんでしょう。

安さと引き換えにしているのは、おもにこういう部分という事でしょうね。

 

トイガンとしての精度を犠牲にしていなければいいのですが。

 

 

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ストックのフロント下部にはアンダーレールが付いています。

ここにバイポッドをマウントできます。

 

ただ、軽量化の影響で樹脂が薄いらしく(汗

バイポッドを付けるとレールごと揺らぎます。

激しく扱うとレールを留めているネジ付近の樹脂がもげてしまうかもです。

ここは何か手を打ちたいところですね。

 

 

 

触りながら、軽くばらせる範囲でいじってみましたが、いろんな意味で驚きがありました。

安価品を作るのには、値段の制約をはねのけるアイデアが必要だという事が良くわかりました。

そういう意味では”よくできているな”というのが第一印象です。

 

さりとて。箱出しでシューティングレンジへ持ち込んでみるべきかどうかが悩ましいところですね。

レビュー的にはそれをやった方が良いと思いますが、インナーバレルを覗いてみたところ、グリスなのか埃なのか、だいぶきったない感じでした(^^;

中華ガンは手間暇をかけてやってこそ実力発揮できるので、そういうところに面白みを見いだせる人にはおすすめなんです。

箱出しの性能にこだわる人には、間違いなく東京マルイ製品がおすすめです。

 

元も子もない話ですが、VSRが1万6千円前後なので、バリューとしては相当お買い得商品ですよね。

たぬきちみたいに、大通りよりも藪道を好んで通りたい人がもしいれば、このレビューも何かのお役に立てるのですが。

 

さてさて、本当に人の寄らない獣道への入り口かもしれません。

たぬきちの今回の冒険は、どんな結末を迎えるのか??

 

それまはまいずれ近々アップしますね。

たぬきちでした。

 

 

 

WE XDM-40 リアル刻印ver. レビューです!

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

今夜は久しぶりに我が家に新入りハンドガンが入りましたのでレビューしますね。

 

カモン新入り!

じゃん!

 

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銀色のマガジンがなんともまぶしく輝いております。

WE-TECH製 XDM-40 リアル刻印ver.です。

中古ですが格安で入手できる機会がありましたので飛びつきました(^^;

 

いやぁ、前々から気になっていたんですよね。

マルイの製品も含め、格好いいですよねXDM。

こちらは台湾の大手トイガンメーカーWE-TECH社製で、リアル刻印のあるものです。

 

メタルスライド搭載で、重量がマガジン込みで約1kgと重量級です。

全弾装填した実銃と同じくらいかな?

 

シルバーのマガジンは実銃でいうところのステンレス製のケースのイメージで、表面の仕上げもとても滑らかで美しいですね。

マルイ製もシルバーマガジンだったはずなので、どちらかというと実銃のイメージというよりはマルイのマルコピーというところですかね。

 

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WE-TECH社製の安価品といえば無刻印のものがメインですが、こちらはリアル刻印が刻まれたモデルです。

 

逆サイドももちろんばっちりリアル刻印です。

もっとも、実銃に触れる機会などありませんのでどれくらいリアルなのか検証はできません。

たぬきち的には、トイガンのリアリティなんてせいぜいそんな”気のせい”的なものだと常々思っております。

 

とはいえ、その気のせい的なものも『絶対的な要素ではないものの結構大切』で、やはり本物っぽさってとても感性に響く要素ではありますね。

 

 

 

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と褒めておきつつ、グリップの真ん中に『MADE IN TAIWAN』の文字を発見。

 

何もこんな目立つところに生産国名を高らかと自己主張しなくても・・・。

と思ったら、マルイのXDMにも同じ位置に『MADE IN JAPAN』の文字がありますね。

これも含め、マルイの忠実なコピーという事ですかね。

良いのやら悪いのやら。

 

さてさて、話を進めましょうか。

XDMもいわゆるポリマーオート系のハンドガンですね。

グロックが最初に開発して世界の銃器メーカーに衝撃を与えた樹脂製フレームという新設計。

このXDMはそのいい点と旧来からの保守的な良点をミックスした構造だそうで、コルトM1911(ガバメント)で採用されていたグリップセーフティなどを備え、グロックでは樹脂製とされた前後サイトなどにもメタル素材を採用し先祖返りしています。

 

 

 

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XDMの大きな特徴であるコッキングインジケーターも、このモデルでも実装されています。

スライド後端の小さな丸い銀色のピンがコッキング時には突出し、暗闇でもコッキング済みかどうかが分かるようになっています。

 

その下に妙な空間がありますね。

中古で入手したこともあり、店員さんに何か欠品なんじゃないかと軽く問い詰めてしまいましたが、ここはもともとこのように空間が開いているようですね。

後ほど、その意味が幾分わかることになります。

 

 

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メタルスライドにメタル製アウターバレルなので、スライドを引くたびにチャキチャキという金属の涼しげな音が響きます。

 

イジェクションポート部にはメタルスライドではお決まりの擦過痕が出来ていますね。

まあでもこういうのもリアリティの一部というか、味なんですよね。

 

 

 

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さて、中古という事もあり、さっそく内部の整備を行っていきましょう。

 

この辺はもう普遍的な操作です。

まずはスライドを引いて、スライド側の半円形の欠け込み部分をフレーム側のノブと合わせ、ノブを回します。

 

これでスライドを戻すとそのままスライドが引き抜け・・・。

と思ったのですが、どうにもスライドが外れない。

 

あれれ?? スライド内部で何か引っかかってる?

 

 

 

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どうやら、ハンマーローラーが内部で引っかかる構造のようですね。

先ほどの妙な隙間は、メンテナンスハッチ(扉なしの^^;)だったんですね。

ここがふさがっていたら通常分解ができませんね。

部品の欠品じゃなくてよかった(店員さんごめんね)

 

 

 

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かくして無事にスライドを分解することが出来ました。

 

おや?

メインスプリングがなんだか白っぽいぞ。

 

 

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亜鉛メッキの表面に浮いた、酸化亜鉛のようです。

要するに、メッキの錆ですね。

 

よく拭うと腐食というほど表面の変化もなかったので、シリコンスプレーを吹いてこれ以上の酸化を予防しておきます。

 

 

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先ほどのハンマーローラー付近です。

 

ゲル状のグリスのダマがありますね。

工場出荷時のグリスじゃないかなぁ。

前の持ち主さんは分解せずに使っていたのかな。

だとするとお座敷シューターさんかな?

 

 

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たぶんそうですね。

 

インーバレルを前から覗いたところです。

ゼロホップでこれだけホップ山が降りてきています。

きっとすさまじい鬼ホップのはず。

 

それを直さずに遊べるのは、近距離でしか撃たない人ですね。

逆に言えば、お座敷シューターの方にとってはこんな内部整備はほぼ不必要という事ですね。

さりとて、遠くまでまっすぐ飛ばしたいたぬきちにとっては大切な儀式なのです。

 

決してお座敷シューターさんをディスっているわけじゃないですよ(汗

ようは、一口にトイガン遊びといってもそれだけ十人十色の遊び方があるのです。

正解も不正解もありません。

楽しんだものが勝ちです。

 

 

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さて、それではチャンバーを分解していきましょう。

 

なんだかとても見慣れた構造ですね。 

冗談はさておいても、マルイ準拠の構造で本当に助かります。

マルイ純正の新品パッキンに交換しましょう。

 

ついでに鬼ホップの元凶であるスチール製のホップアームの形を整えて、あとは丁寧に組み立てましょう。

 

 

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これでだいぶよさそうですね。

チャンバーを組み上げた後は、必ずこうして内部を覗いて確かめます。

 

すべて組み立てた後にもう一度やり直しになるのは、さすがに面倒です。

 

組み上げて試射したところ、初速は67m/s程度です。

そう速くはないですが、ガスハンドガンとしてはまずまずじゃないでしょうか。

初速よりもホップの掛かり具合の方が飛距離への寄与度が高く、重要なのです。

 

いずれ、次にシューティングレンジへ行くときには持って行って確かめてみましょう。

まっすぐ飛ぶと良いけど。

 

 

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ちなみに、他のWE-TECH製品と同じくこのモデルもアウターバレルにネジ山が切ってありますので、WE社の専用アタッチメントを介して各種サイレンサー等が取り付け可能です。

 

写真のXCORTECH製フルオートトレーサーはあらかじめWE社ハンドガンのアウターバレルに合う口径になっているので、そのまま取り付け可能でした。

 

 

WE-TECH製XDM-40。

重厚感もあり、リアル刻印で雰囲気もとても良いトイガンだと思います。

あとは実射性能が良ければ言うことはありませんね。

実射レビューについてはまたいずれアップしたいと思います。

 

それではひとまずこの辺にしておきましょう。

今夜も最後まで読んでくださってありがとうございました。

たぬきちでした。

 

 

A&K ウィンチェスターM1892 レビューです

みなさんこんにちわ。たぬきちです。

最近、ゲーム『レッドデッドリデンプション2』のテザー広告を見てすっかり惚れてしまって、今更ながら『レッドデッドリデンプション1』をやっているたぬきちです。

 

今年の春先頃、アメリカのドラマで『ウェストワールド』というものをDVDで見ましたが、まさにこんな感じでしたね。

プレイヤーは西部開拓時代の荒くれものとして、正義のために銃を取るのかアウトローに徹して好き放題生きるのか、自由に選択しながら物語が進んでいくガンアクションゲームです。

 

先日のブログの通り、西部劇が大好物なたぬきち

これはもう、鼻血噴出ものです!

 

というわけで、今日のレビューはこちら。

ばーん!(銃声風)

 

 

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西部劇、特に古い時代に製作された作品ではシングルアクションアーミーと共に本当に良く目にする銃。

ウィンチェスターM1892です。

こちらはA&Kのガスガンになります。

 

リアルウッド、フルメタルなので見た目にも重厚感があって格好いいですね。

たぬきちとしても、これまで手にした長物の中では一番格好良く、また見た目にも美しいフォルムをした銃だと思います。

 

まずこの余計なもののない、すらっとした銃身が美しいですね。

ハンドガードやストックのウッド色と黒鉄色とのコントラストも美しく、ハンドガードを留めているタガやトリガー付近にある輪っかが、なんとも西部開拓時代の空気感を醸し出しています。

 

 

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この輪っか、スリングスイベルかと思いきやそうではなくて、もともと馬の鞍に銃をかけるために使ったものだそうです。

まさに西部開拓時代を生き抜いてきた、カウボーイたちの銃ですね。

 

それにしても、現代の銃に見慣れてしまうと、なかなか不思議な形をしているレシーバーですね。

 

 

 

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形状からわかる通り、このライフルはレバーアクションで弾丸の排莢・装填を行います。

 

レバーを前に倒すと、上部排莢口カバーが開いて弾倉から次弾が装填され、空薬莢が排出されます。

このトイガンでも、排莢口から次弾が装填されるのが確認できます。

 

このアクションがなんとも西部劇っぽいですね。

 

 

 

 

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 このトイガン、実はマガジンというものがありません。

実銃同様、銃本体に直接BB弾を挿入します。

 

レバー付け根の少し上に、変な形の窓が見えますね。

あちらに、専用の冶具をつかってBB弾を装填するようになっています。

実銃ではこの窓から、一発一発、弾丸を親指で押し込んで装填するわけですね。

なんともカッコいいなあ。

 

 

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アサイトはフリップアップ式で、本来はこのように立てて使います。

これは実銃の弾道が山なりだった為で、銃身を目標に対して少し上目に発射することで着弾を合わせるようになっているようです。

 

トイガンでも長距離を狙えばそのような弾道になるので、ある意味そこもリアリティがありますね。

ちなみにこのリアサイトは倒すと低いサイトが現れるようになっています。

良くできていますね。

 

さて、冒頭の方でたぬきちはこの銃について「製作年の古い西部劇で良く見かける」と書きましたが、それには理由があります。

西部開拓時代にこのウィンチェスターライフルを一躍有名にさせたのは、実はこのM1892ではなく、M1873というモデルなのです。

なので、コルトSAAとともに”西部を征服した銃”と呼ばれたウィンチェスターは、M1873という事です。

 

ではなぜ、「製作年の古い西部劇でよく見かける」のでしょう。

これは一説には、白黒映画が全盛だったころに西部劇ブームが起きた際、入手性の悪いM1873に対し、M1892は容易に数を集められたため、映画の製作陣が時代考証を幾分無視してこのライフルを採用したためといわれています。

ランダルカスタムで有名な『拳銃無宿』のジョッシュ・ランダルの愛銃も、時代考証からすればM1873であるはずのところ、ご多分に漏れずM1892を切り詰めた銃が使われているそうです。

 

 ま、おとなの事情という事ですね。

 

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それはともかくとしても、この銃の美しい姿、西部開拓時代の面影を色濃く残したディテールは持つ者を熱くさせるだけのものがあります。

A&Kのこのモデルは実射性能は大したことがないのですが、まあそれでも壁に飾るのには申し分ないフォルムを持っていますね。

 

まったく、秋の夜長に西部劇を見ながら触るのに最適な銃です(うひ)

たぬきち的にはおおいにアリです。

過ぎた時代に思いをはせるための銃ですからね。

 

それではまた近々。

たぬきちでした。

 

 

タナカ Colt Single Action Army レビューです!

みなさんこんばんわ。

なんだか近頃、急に秋めいてきましたね。

ガスブロの季節もピークが過ぎて、日に日に弱まる初速に時の移ろいを感じる今日この頃です。

 

こんな時期には、部屋でのんびり映画を見るのも良いですね。

たぬきちは最近超久しぶりに西部劇の名作『ヤングガン』を観ました。

というわけで、今日は手持ちのトイガンから、こんなものをレビューします!

 

じゃん!

 

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タナカワークス製 コルトシングルアクションアーミーです!

 

皆さんご存知、”西部を征服した銃”として名高く、そしてなんと今でも実銃が生産販売されている超・超ロングセラー品。

いわゆるSAAと呼ばれている銃の、タナカワークス製のトイガンです。

 

もともと西部劇が大好物なたぬきち

トイガンで遊ぶようになってからもリボルバーに興味があったのですが、一昔前の初速が遅く、命中精度が激悪いイメージから敬遠してしまっておりました。

撃発音もぺちっ、ぺちっという、西部劇とは似ても似つかない貧弱なものも今でも多いので、どうも満足できそうにない気がしていたのです。

 

ある日。

そんなたぬきちも、ついにリボルバーを手にする日が来ました。

とあるオークションで、ジャンク扱いでこのSAAと本革製ガンベルトがセットで格安で売られていたのでとりあえず最安値で入札したところ、そのまま落札してしまいました。

 

手元に到着した時には、ジャンクの名の通りガスもろくに入らない、もちろん弾も飛ばない状態。。。

さすがに、やっちまったか??

 

そう思いつつ、全バラシして入念に手入れし再組立てしたところ。

なんと、ちゃ~んと撃てるようになってしまいました。

まさにたぬきち冥利につきる!という出会いの一品でした。

 

 

 

 

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ご覧の通り、結構傷だらけですね。

 

でもそれでいいんです!

”西部を征服した銃”ですよ?

戦いの跡がたくさんある方がリアルで格好いいじゃないですか。

重量は800グラム超くらいですので、結構ずっしり来ます。

材質はHW樹脂を多用したもののようです。

 

このタナカワークス製SAAは、驚異に満ちています。

真夏の最高初速で90m/s程度。

気温17度程度の本日現時点での計測でも、6発の平均で80m/s程度の高出力。

また、撃発音も初速に負けじと豪快そのもの。

一部生ガスのまま銃口から吹きながら強めの撃発音がするので、見た目にも盛り上がる感じです。

 

このSAAは、レボリューションだ!(笑)

たぬきちの、リボルバーに対するイメージを払拭して余りある、驚異のトイガンです。

 

 

 

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この銃は構造的にもとても興味深いものがあります。

 

まず、リボルバータイプですがシリンダーがスイングアウトしません。

それは実銃でも同じです。

写真でスイングアウトしているのは、ゲートと呼ばれる部品です。

実銃ではここから一発ずつ弾丸を装填し、全弾撃ち終わった後、ここから一発ずつ排莢するそうです。

 

そういえばたぬきちの大好きなゲーム『MGS』シリーズの名わき役、リボルバー山猫さんも、「俺のリロードはレボリューションだ!」と宣いつつ、変な動きをしていましたね。

あれは一発ずつ排莢した後、一発ずつ再装填していたんですね。

 

 

 

 

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一方このトイガンではこのゲートをオープンにした状態で、このシリンダー部へガスの注入を行います。

(うわぁ本当に傷だらけだ^^;;)

 

ここがまた厄介なところなのですが、ゲートを開いてハンマーをハーフコックにしてシリンダーを回転させ、写真に見える注入口を探します。

そこに、専用のアタッチメント(ロングノズル)を噛ませてガスを注入するのです。

注入角度によってはガスが噴き出して全然入らないので、若干の慣れが必要です。

(ちなみに入手時にはアタッチメントも付属しておらず、事前情報なしで入手したためたいそう混乱しました)

 

あれ?

ここで疑問が出ますね。

普通はシリンダーにBB弾を込めるんじゃないのかな?

ガスをシリンダーに込めたら、弾はどこへ込めるんだ??

 

さて、どこに込めるでしょう。

 

 

 

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正解はこちら。

 

実銃では排莢する際にこの変なハンドルを引いて薬莢を排出します。

このタナカ製SAAでは、ハンドル(イジェクターロッド)の通る筒状の構造にBB弾を装填するのです。

 

これが結構入るもので、この筒状の部分に12発も入ります。

前方のカバー状の部品は内部にスプリングの入った筒のような形状をしています。

それが12発のBB弾をシリンダー側に押し込む役割をします。

 

この状態でシリンダーを回すことで、シリンダーの銃口側に一発一発BB弾が装填される仕組みです。

自動装てんとは!なんと画期的な!

 

 

 

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一般的なリボルバーはグリップ部分にガスタンクがあって、シリンダーにBB弾を装填しますね。

それだと構造的にも実銃を模したものになるので、実銃ベースの可動が楽しみたい人にはそちらがおすすめです。

トリガーやハンマーなど分解組み立てをすると、実銃さながらの構造になっていて楽しめるそうです。

ただし、リアルである反面、構造上の制約や気密のルーズさなどによって初速が出ず、弾数の制限にもつながります。

 

一方でタナカのこの構造(ペガサスという構造だそうです)の場合、リアルな動作は幾分犠牲になるものの高い初速を保持し、弾数も多め(前もってシリンダーに装填していた場合12+6で18発)となります。

 

実射性能についてですが、たぬきちのこの個体は整備後でも超が付くほど鬼ホップでした。

まあ、初速が早いのでホップも必然的にかかりが強くなりがちなのでしょう。

ううむ、どうしよう。

改良方法を勘案しながらネットで情報を集めると、どうもリボルバーでもやはり東京マルイ製品が一番安定しているようですね。

 

このタナカ製SAAの大きな特徴なのですが、なんとマルイ製コルトパイソン(ガスガン)のホップパッキンがそのまま流用出来るとのこと。

それを知ってたぬきちも、もちろんマルイ製のパッキンに交換しました。

 

マルイ・コルトパイソンを持っていませんのできちんとした比較はできませんが、現状では室内で的撃ちをして遊ぶ分には申し分ないくらいの精度があります。

タナカさん、なかなかやるじゃないですか。

 

 

 

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とはいえ、やはりサバイバルゲームで使うにはハンドガン戦にしてもオートピストルには火力では歯が立ちませんね。

 

いやいや。この銃にはロマンがあります!

西部劇を見た後だとなおさらそう思います。

世界観に触れる瞬間というのかな。その世界に没入させてくれるキーアイテムなような気がします。

一家に一丁、とまではおすすめするには無理がありますが、トイガンの楽しさや喜びを知る方法を一つ、示してくれているもののような気がします。

 

そのうち、好きな西部劇のレビューでもしようかな。

秋の夜長にそんなことも思う、たぬきちでした。

 

それではまた近々。