みなさんこんばんわ。たぬきちです。
今日は八王子にあるIBF9(旧 九龍迷宮街区)のシューティングレンジへ、手持ちのトイガンの現状評価をするために行って来ました。
IBF9のシューティングレンジはフィールド建物の壁沿いに隣接し、レンジ自体は屋根があり、左右は構造物で囲われているため無風に近い環境でトイガンの実射性能を評価することができます。
10m間隔で円盤型の金属製ターゲットが設置され、最奥の50mターゲットでも命中すると金属音がして当たったことがわかるようになっています。
トイガンで狙って当てられるのは最大でもおおむね50m程度なので、このレンジでは本当の意味で対象のトイガンの実力を試すことができますね。
さて、本日持ち込んだトイガンは以下の通り。
BOLT AIRSOFT URG-I
BOLT AIRSOFT AKS74UN
CYMA/CYBERGUN P-90
CYMA MP5SD6
CAA Airsoft Micro Roni with TM G17
Storm Airsoft Arsenal G17 SAI Custom
VFC/UMAREX G17 Gen.5
TM Hi-Cap5.1 STI
WE-Tech TAURUS PT92
おお、我ながらずいぶん持ち込んだもんだ(笑)
これらをわずか2時間の間に撃ちっぱなし、評価をしてきたわけです。
それぞれ新品箱出しというわけではなく、内容的にはたぬきちの調整上のメモ書きになりますので他の人の役に立つような情報はないかもしれませんが。
せめてレンジでの楽しい雰囲気など伝わると良いんですが(^^;
さて、いっぱい撃ちますよ!
まずはBOLT AIRSOFT URG-I リコイルショック付き電動ガンです。
かねて、もともとセミオートで数発撃ててしまう持病がありました。
それについて、疑わしい部分をしらみつぶしにしたたぬきち。
セレクタープレートやセレクター自体の交換を試してみましたが、結局カットオフレバーの形状に問題があったことが判明しました。
J-ARMAMENT製 Ver.2メカボックス用カットオフレバーを組み込んだところ、セミオートで複数発撃発する症状を克服。
また、純正品のマガジンでも弾上がりが悪い症状が時折見られましたが、それはマガジン給弾口でBB弾を保持している爪を0.5mmほど削ることで解消。
これでネガティブポイントは現状ではすべて克服したことになります。
ようやくというかなんというか(^^;
肝心の実射性能について、パッキンを変えていろいろと試してみましたが。
純正パッキンで92m/s程度出ている初速が、マルイ純正やPDIのパッキンでは一割ほどパワーダウンする結果に。
PDIパッキンで適正HOPに調整すると、初速は80ジャスト程度となってしまいます。
その場合、まあまあ良く飛びよく当たるのですが。
出力アップも考えなくもないのですが、リコイルショックの機構のついたメカボックスにかかる負荷を増やすのも得策ではない気がしますね。
もともと悪いというほど弾道が悪かったわけでもなく。
パッキンについては、一周して再びデフォルトのBOLT純正パッキンを採用することにしました。
PDIパッキンで初速80程度でも、ちゃんと50mのターゲットに山なりですが当たるんですよ。
これはこれですごいというか。
きちんとHOPさえかかってくれれば、初速がある程度低くても遠くを狙えるのだという好例でもありますね。
しかしも、中~遠距離で撃ちあいになった場合を想定すると、初速80では見て避けられちゃうんですよね(^^;
初速が高ければHOPも掛かりやすいということもあり。
BOLT純正パッキンを使ってもう少し調整が出来ないか、引き続きいじってみるつもりでいます。
さて次です!
BOLT AIRSOFT AKS74UNリコイルショック付き電動ガンです。
初速88m/s程度、40mのターゲットにはバシバシ当てることができる精度が出ています。
50mも当てられる程度の飛距離はあるものの、どうしてもそこは曲射になってしまう。
もう一息、パワーがあっても良いのかもしれませんが。
これについてはURG-Iと同様、複雑なリコイルショック機構を搭載していることを考えると出力アップは敬遠したいところ。
メカボはしっかりと圧縮のかかった力強い動作音を奏でていますし。
これはこれで実践投入できるレベルの完成度と見切っていいんじゃないかと思います。
CYMA/CYBERGUN P-90 電動ガンです。
デフォルトではHOPの掛かりが浅かったので、押しゴムに加工をしてHOP量を増やしたところ、デフォルトのパッキンでも40m、50mと各距離できちんとターゲットに命中させることができる精度となりました。
その状態で初速は83m/s程度とやや控えめではあるものの。
PDWという銃のキャラクターを考えた場合、初速はこの程度でも良いのかなと。
また初速を上げて発射音をバッチバチにしてしまうより、今の状態のままの方がサプレッサーをつけた時の効果が期待できるとの見方もあり。
この銃についても、実践投入できるレベルの完成度として良いのじゃないかと思います。
ま。
実際に8月にも実践投入はしているんですがね(^^;
その際にもバシバシとヒットを取ってくれましたが。
その頃にもまして精度を上げることができたと思います。
さて、ばんばん行くよっ!(笑)
CYMA MP5SD6電動ガンです。
最近中古で仕入れたAIMPOINTのComp M4チューブサイトをのせてみましたが。
なかなか似合っているんじゃないでしょうかね(^^;
さてこの銃については11.1vでブン回しても壊れない堅牢さを持つメカボと高い初速がすでに備わっていましたので、今回はもう少し弾道にこだわってみるつもりでパッキンを交換してみたのですが。
CYMA製チャンバーの構造が雑で、撃ち始めてすぐにHOPアームの付け根を止めているピンが壊れてしまいました(T_T
もともと電動MP5のHOP調整機構というのはあまりいい評判がありませんのでねぇ。
この際なので、せめてマルイ製のチャンバーに変えても良いかも。
まあ。結局こうやっていじくり倒すこと自体が楽しいたぬきち。
壊れたら壊れたで、対応策を考えて、やってみる。
そこに結果がついてきたときの爽快さをいつも求めているわけです(^^;
さてと、ネタが増えたぞ(笑)
次に行ってみましょう
CAA AIRSOFT Micro RONI With TM G17 Gen.4です。
要するにCAAのRONI(グロックのカービンキット)にマルイ製のグロックを組み込んだ代物ですね。
こちらマルイのグロック17は箱だしのドノーマル。
しかるに弾道もマルイ製品の前評判にたがわない素直なもので、30mまではサイト通りにドンピシャという再現性の高い弾道でターゲットに命中できる可愛げのなさ(笑)
しかしもそこから先、40m、50mとなるとやはりとたんに射程外といった雰囲気に。
まあ、いくらマルイ製とはいえハンドガンのカービンですのでね。
インドア戦など距離を限定できる条件下では強みを発揮できる現状じゃないかなと。
中身を電動ハンドガンのグロックにしようかと考えた時期もありましたが。
可愛げがない銃になってしまっちゃあ、使わなくなるのが目に見えていますのでね。
このくらい、キャラの立った性能でちょうどいいトイガンなんじゃないでしょうか。
さて、付け合わせのグロックにはこんなものをいかがでしょうか。
Storm Airsoft Arsenal G17 SAI Customです。
VFCの下請けをやっている工場で作られた、別メーカーの企画商品と思われる一品です。
動作のキレがよく、純正品と思われるホップ山がかまぼこ板型のパッキンを装着した状態で30m程度まではヒット性の弾道をきちんと描いてくれます。
初速は66m/s程度とまあ普通レベル。
Gen.3ベースのSAIカスタムなので若干古めのいでたちではあるものの、カスタムガンとしての雰囲気を纏っていて手にしてみるとなんだか心が躍るような。
もう一丁、VFC/CYBERGUN G17 Gen.5です。
前出のSAIカスタムと比べると幾分マイルドなリコイルショックではあるものの、癖がなくとてもフツウな印象で、サバゲで使うならどんな装備にも合いやすいのが最大の特徴かもしれません。
ちょうど今見ているアメリカのFBIもののドラマでも、主人公ふくめ敵も味方もよく所持していて親近感を感じてしまう今日この頃でもあります。
ごく普通の見た目にごく普通の性能。
汎用性の高さはぴか一なので、持っていて損はない一丁と言えそうです。
さてハンドガンはあともう2丁。
リアサイトの調整をして狙点を出すと、30mのターゲットによく命中させることができるようになりました。
しかしもそこから先となるとやはり難しい。
WE-Tech製ハイキャパのBlack Dragon7.0と比べると、やはり遠距離射撃についてはスパイク付きコンペンセイターを装着しフロントヘビーとなった7インチのハイキャパに軍配があるなと思わされてしまう。
ハイキャパはダブルカラムで気化率の高い大容量マガジンが売りの一つだと思いますが、そこからほとばしる激しいリコイルはコントロールを難しくしているとも言えます。
まあ、ハンドガンで30mより遠い距離での撃ちあいをするシチュエーションなどそうそうないですのでね。
どちらかというとBlack Dragon7.0の方が異端児なんでしょうね。
ちなみにハイキャパ5.1 STI仕様は初速75m/s程度、
Black Dragon7.0は初速83m/s程度出ています。
さて本日持ち込んだ最後のトイガンは、WE-Tech TAURUS PT92です。
見た目はすごく格好いいんですがねぇ。
残暑の厳しい9月上旬にあって、ワンマグ撃ち切らずに息切れをし始めるバランスの悪さといったら。
デフォルトでは初速が低く動作もモッサリしていたため、ガス流路の気密アップのためマガジンのガスルートパッキンをかさ上げ。
その状態で初速76m/s程度と出力は上々なのですが、いかんせん息切れが早く5発も撃つ頃にはブローバックの後退量不足で給弾不良となってしまう。
まあ、もともとが製造元である台湾の高圧ガス仕様を前提としている作りであるということでしょうか。
こいつに関してはCo2マガジンで運用する以外にない感じですね。
あらためて、Co2マガジンで調整していくことにしましょうか。
ついでにあと2丁、メモ書きを残したいと思います(^^;
じつは先週もIBF9のレンジへ行って来たのですが、最後の2丁はその時のレビューとなります。
1丁目は、S&T タボール21Pro Ver.ブローバック付き電動ガンです。
以前ブログに書き散らしましたが、内部調整を繰り返してきた個体となります。
もともとカービンモデルでしたが、ロングバレル仕様に変更しフラッシュハイダーもタボール用のものを装着。
長射程モデルといった外観にしてみましたが。実射性能でも今回掲出のどのトイガンよりも50mのターゲットをたくさん鳴らしてくれました。
リコイルショックはないものの、頬付けした耳元で高鳴る排莢口の金属音がやる気にさせてくれる好モデルです。
サバゲフィールドでもあまり使っている人を見かけないタボールですのでね。
実戦投入レベルにきちんと仕上がってくれましたね。
最後は今回ブログの冒頭に掲出したこのモデル。
CYMA MDT LSS-XL SRS-Lite スナイパーライフルです。
それでも時々やりたくなるんですよ。ボルトアクションのガシャコンというあのモーションを(^^;
こちらはマガジンを外したハウジングの見上げにある二つのイモネジでホップを調節するタイプで、左右のロールを抑えた細かいセッティングを出せるのでたぬきちは好きな機構となっています。
バイポッドを立てて倍率4倍のスコープを覗くと、気分はスナイパーですね。
命中精度も上々で50mの的も狙ってきちんと当てられる精度が出ています。
一方で、トリガープルが重くシアが落ちる瞬間にかかる荷重で指が痛いのがやや気になる感じ。
S&TのM40A3はこの点、シアが落ちる瞬間までなめらかで上質なトリガーの感覚だったので、シアー周りをその辺のアイテムと交換できれば良いんだけど。
ボルトを引くアクションも楽しくやる気にさせてくれるのですが。
本体重量2kg台とスナイパーライフルとしても軽量な部類ではあるものの、やはり精密射撃にはプローン(寝そべり)が必須。
移動し、物陰に潜みつつ交戦するサバゲにおいて、移動せず、隠れず(若干語弊がありますが)決めたポジションで戦うスナイパーのスタイルはやはり厳しいものがあります。
中にはアグレッシブに、スナイパーライフルでバリケ越しに撃ちあいを演じるつわものもいますが。
そういう戦い方をするなら武器としてスナイパーライフルを選ぶ意味はない気がしてしまうたぬきちなのでした。
さてさて。今日はたくさん撃って、たくさん書き散らしてしまいましたが。
どうなんでしょうかね。
シューティングレンジで黙々とトイガンを試していると、日常のあらゆることから切り離されている自分を感じるような気がします。
今ここでトリガーを引いている自分をよそに、意識は50m先のターゲットに手を触れようとしている。
50m先まで自分のリーチがあるという、ある種、自己が拡張したかのような感覚を追いかけ、一発、また一発とBB弾を撃ち出して。
ターゲットがわずかに揺れ、涼やかな金属音が聞こえるとこの自分が拡張したような感覚は核心に代わる。
確かにあそこまで手が伸ばせる。
自分にはあの鐘をこの手で鳴らすことができる。
無心にトイガンを撃っていると、なんだかそんなようなことを感じている気がするたぬきち。
まして手の中の銃は自分で調整したものですからね。
そういうわけで、今日も楽しく撃って、楽しい宿題を持ち帰ってきたたぬきちでした。
それでは今宵もこの辺で。
たぬきちでした。