みなさんこんばんわ。たぬきちです。
一か月半くらいブログの更新を怠っていたかと思えば、今月は今宵で三夜連続の更新。
何と、むらっ気な性分なのでしょうかね(^^;
たぬきちは、やるときはやりますよ!
ふんっ!ふんっ!!
気合十分です(笑)
さてさて。
今宵紹介しようと思うのはこちら。
じゃじゃん!!
KSC IWIタボール21 ガスブローバックライフルです!
ガスブロ長物では珍しい、ブルパップタイプのライフルです。
ずっと気になっていたものをついに入手してしまいました。
タボール21は主にイスラエル軍などで正式採用されている軍用ライフルで、女性も徴兵制のある同国にふさわしく小柄な体格でも扱えるよう、このブルパップライフルを開発し正式採用しているとか。
ブルパップ方式というのは、わかりやすく言えば機関部がストック部分に収納されている構造の事。
一般的なライフルはマガジンがトリガーより前にありますが、この銃ではマガジンはグリップよりさらに後ろにありますね。
ハンマー等の発射構造はマガジンの直上部にありますのでね。
この通り、機関部がストックを兼ねているというわけです。
この構造をブルパップ方式といって、アサルトライフルの中でもちょっと珍しい構造なのです。
こうすることでバレル長を長く保ったまま銃の全長を短くできるので、構えた時に重量のある機関部が胴体に近い部分に収まるため、体格の小柄な兵士でも取り回しがしやすくなるというわけです。
この構造をガスブローバックで再現しているモデルはわずかしかありませんのでね。
すでに持っている他のKSC製ライフルとマガジンが共用できるという利点もあり、たぬきち的にはとても気になる存在でした。
セカンドロット以降、今のところ再販の予定もない様子ということもあり。
KSC Kriss Vectorの前例も示す通り、入手できるうちに入手しておきたいなと思っていたところ、程度の良さそうな中古品を見かけたため食指を伸ばした次第です。
この製品は美点が多いのですが、なんといってもまずIWIの公認モデルだという点が大きなポイントですね。
タボールはS&Tの電動ガンで何度か触れたことがありましたが、IWIの刻印も見比べるとS&T電動ガンのものは公認ではないのだと頷かされるものがありました(^^;
S&Tのタボールはそれはそれでたぬきち的には好きなトイガンの一つなのでわざわざ写真を並べてこき下ろすことはしませんが。
ははあ。実物はこんな感じなんだね。と。
実物と見比べたわけではありませんが。
製造元であるIWIの公認というお墨付きのあるKSCのタボールは、なんだかとても説得力のある外観がまずひとつ大きなウリだと思います。
そのあたり、モデルガンも製造しているKSCですからね。
製造元のお墨付きもあるとなれば、外観に関しては非の打ちどころはないんじゃないでしょうか。
うーん。
鉄と硝煙のにおいがする気がしてきます(^^;
逆サイドのビューです。
タボールは左右構造の互換性を持っていて、フロント部分のコッキングハンドル、側面レール、エジェクションポートは左右付け替えが可能となっています。
組みかえれば、左利きの人にも扱いやすい銃という事ですね。
機関部、グリップ周辺からハンドガードまで。
なんとも近未来的な外観がとても特徴的です!
S&T電動ガンのタボールではただのモールドでの表現だった排莢口右側のL⇔Oとある丸い構造はバレルロックで、M4で言うところのバレルナットの役割をしている構造です。
またサイドレール後方のピンが刺さっている丸い構造は逆側のスリングホックを留める部品でした。
こういうところにいちいち発見があるあたり、S&T電動ガンのタボールからKSCのタボールへ持ち替えた人にはわかる面白みがあります。
たぬきち的には実に心が躍る発見がてんこ盛りです。
エジェクションポート内部にはミリタリーっぽいバッテンマークがあります(^^;
排莢口下にはIWIのライセンスモデルであることを示す刻印がひそやかに刻まれていますね。
KSC製品であることを示す同社のロゴも、大抵どこか隠れた場所に美観を損ねないように隠されて刻印されているのですが。
このモデルでは見つけることが出来ませんでした。
製造がKWAだからかな??
その割には、JASG(日本エアースポーツガン協会)の刻印はサイドレール下に小さくありましたが。
KSCの刻印もどこかにあるのかな??
まさに近未来的な外観をしたグリップ回りの造形です。
ハンドガードの斜線は左手を添えた時に丁度フィンガーチャンネルとして働くし。
構えてみると、グリップやセレクター位置も人間工学に基づいた形状で構成されていることが良くわかります。
意外と、ループしているグリップ前面の構造が銃を持ち歩く際の持ち手になってくれたり。
振れていて疎外感を与えない、人間に寄り添ったデザインであると思います。
ちなみにグリップ下部はコンパートメントになっているのですが。
これはボタンが小さすぎて開けにくいです。
M4のグリップもそうですが。
この手のコンパートメントって現場で実用されているんですかねぇ。
あと、ハンマーが落ちた状態でもセレクターがセーフティに入る構造で驚きました。
サバゲではこの方が安全管理しやすいですので、思わぬ好感点でした。
フロント周りです。
上部にはフルフラットのロングレールが奢られていますが、たぬきち的にはフロント上部のなだらかに落ちる美しい曲線を隠してしまっているので短いレールの方が好みだなあ。
また、ハンドガード下部には下部レール装着用のアタッチメント穴が奢られていますが。
こういったオプションパーツの製造販売が一切ないところを見ると、やはりベクターのようにカタログからいずれ消えてしまうモデルなのではないかと心配してしまいますね。
頬付けしてホロサイトを覗くと大体こんな感じになります。
ブルパップの構造的問題なのですが、機関部が収まっているためストックが高く、深々と頬付けしないとサイトが覗きにくいという難点がありますね。
まあ、嵩高なサイトを載せればいいだけの事なのでそれほど大きな問題ではありませんね。
さて、肝心の実射性能のお話ですが。
ありふれた前評判通り、同じマガジンを使うAR15やMASADAに比べても冷えにはナーバスな印象です。
室温20℃程度の室内で常温状態のマガジンを使用して、初速70m/s台前半くらいです。
一方で、マガジンを温めると初速、動作とも安定し90m/s程度くらいまでの初速が出ます。
まあ、冷えに弱いガスブロ、というのは一般的な症状ですので取り立てて悪癖のように書き連ねる必要はないというのが、たぬきちの率直な感想です。
先日、13℃前後の気温で屋外のレンジで試射して来ましたが、マガジンが温まっていれば30発を撃ち切ってホールドオープンしました。
それでも、フルオートで撃ってしまうとやはり息切れが早いのは否めませんね。
まあ、この辺りは運用の問題じゃないかと思います。
集弾性についてですが、中古で入手したままの状態で室内で2.5m程度先のA4のターゲットペーパーに向けて試射したところ、同じ狙点で10発撃って、まるでショットガンで打ち抜いたような散り散りの着弾となりました。
うーむ。
AR15やMASADAにも言えることですが。
おそらくデフォルトのパッキンが今一つのような印象ですね。
そこで、おなじみのGUARDER新ホップアップパッキンに交換してレンジに臨んだところ、おおむね40m程度までターゲットを狙えるような性能を発揮してくれました。
フルオートでの運用は難しくても、これだけの精度があればサバゲで使ってもヒットを取ってくれるんじゃないかな。
そんな期待をきちんと抱かせてくれる性能で一安心したたぬきちでした。
さて、見てまいりましたKSC IWI Tavor21 GBBですが。
いかがだったでしょうか。
たぬきち的にはすでに手持ちのAR15やMASADAとマガジンの互換があり、ブルパップという変わった構造の撃ち味が楽しめるという、見どころ満載なガスブローバックガンだと思います。
KrissVectorのような前例に倣うと今後レアリティが増すのかもしれませんし、ブルパップのガス長物というだけでも珍しい存在ですのでね。
お気に入りの一丁に名を連ねるガスライフルになりそうな気がします。
ショートレールと短いアウターバレルをKSCが出してくれれば完璧なのですが(^^;
それが実現できるからS&Tの電動タボールにも魅力があるというのが現状ですね。
うーん。好きなものを好きという理由で集め続けたら、部屋が銃で埋まってしまいそうですね。
ま。それならそれで幸せなのかな。
それでは今宵もこの辺で。
たぬきちでした。