みなさんこんばんわ。たぬきちです。
季節外れに暖かい日々が続きましたが、明日からはまた例年並みの寒さに逆戻りだとか。
みなさん、お変わりありませんでしょうか。
たぬきちは体の具合はどうという事もないのですが。
自分のメンテナンスは差し置いて、娘8割、トイガン2割で他者の面倒ばかりを見ている日々です。
というわけで、今宵はこんなネタでどうぞ。
KSC MASADAです。
ハンドガードをPTSのレールシステムに変更し、バレルはノーマルに戻しました。
なかなか精悍な出で立ちですね。
ところで。
KSC M4シリーズ共通の問題点として、給弾時にジャムることがしばしばあります。
まあ、それもリアリティだと思って楽しんでいるたぬきち。
「くそっ、ジャムった!」
とか言いながら、マガジン抜いてチャージングハンドルをガチャガチャやったりするの、割と嫌いじゃないたぬきちです(^^;
そんな楽しい(?)ジャミングですが、 ジャムる時のパターンがいくつかあります。
ひとつはBB弾が給弾ルートからはずれてボルトに叩かれて砕けるパターン。
この場合、弾は発射されずに砕けたBB弾がチャンバー内に散らばることになります。
サバゲ後にチャンバー内を覗くと少なからずBB弾色のカス(つぶれたプラ)がこびりついているのはこれです。
ボルトの前進する勢いは意外と強いので、BB弾はボルトに噛まれるとチャンバー内で木っ端みじんに砕け散ります。
二つ目のパターンはチャンバー入り口でBB弾がタテに二発並んで挟まってしまうもの。
上の写真のような感じですね。
この場合、ボルトは閉塞不良となって次弾が撃発されず発射が止まるので、まさにジャミングの典型的な様子となります。
上手くすればその場で解消も出来ますが、深く噛みこむとドライバー等で掻き出さないと取れなくなります。
その場合、そのゲームでの使用はあきらめてセーフティへ持ち帰ることになります。
大体はこの上記2パターンなのですが。
今回、新たな、そしてやや深刻なジャムが起こりました。
砕けたBB弾の欠片がインナーバレルに入り、次弾がそれを噛みこんで内部で滞留。
弾は出ないものの、それでも撃発自体は出来てしまうため、その詰まった弾を押し込んで次々と弾がバレル内に数珠繋ぎに詰まって、押されたことでバレル内部でBB弾が変形し抜けなくなったのでした。
自宅で分解し、長いプラ棒で何度も突いて突いて突きまくって、ようやく摘出したBB弾です。
バレル内に合計5発も詰まってしまっておりました(^^;
しかも、あとから無理やり挿入されてくる弾に押されBB弾は変形。
まともに転がらないくらい形が変わっておりました。
写真ではわかりにくいですが、BB弾の天面と底面は平べったくなってしまっています。
そのぶん膨張したアウトラインがインナーバレルとこすれあって、それぞれ地球儀で言うところの赤道付近に黒く痕が残っていますね。
インナーバレルは全損と判断して部品をKSCから調達し交換しました。
一応この通り弾は抜けたのですが。
バレル内にはおそらくミクロの擦過痕が付いているはずですね。
この場合、精度とかどうなんでしょうかね。
やはり落ちるのかな。
ひとまず傷ついた(であろう)インナーバレルも捨てずにとってありますので、そのうち確かめてみようかと思います。
さて。これらジャミングについて、肝心の原因の究明ですが。
たぬきちの見立てでは、おそらくマガジンリップの構造上の問題が大きいのではないかと考えています。
一般的にはマガジンリップは毎回同じ位置にBB弾が来るよう、最上部の出口はBB弾一個分の穴となっているのがほとんどです。
一方、この製品。
最上部でもBB弾は左右へオフセットした配置のまま。
しかるに、給弾ノズルに押し出され、BB弾は左右斜め方向へ移動しながらチャンバーに挿入されることになります。
BB弾はマガジン内で必ず左右左右ときれいに挿入されているとは限らず、給弾時に定位置へ到着していない状態でノズルに押し出される等給弾のタイミングが狂った場合、BB弾はうまく給弾されないことがあるのではないか、というわけです。
ジャムが起こるのがほぼフルオート時に限られていることも含め、おおむね理由はこんなところじゃないでしょうか。
これに関してはもう、構造上の問題ですのでね。
いかんともしがたく、
残念ながら、この製品ではこういうものだと割り切る他ありません。
セミオートだとほぼ問題なく遊べるので、たぬきち的には致命的な問題だとは思いませんが。
マガジンリップでBB弾が左右オフセットした状態に設計する必要が本当にあったのかどうか。
メーカーにはぜひ無理のない、ピーキー過ぎない設計をお願いしたいところです。
M11A1など特に顕著でしたが、マガジンのBB弾が上下するルート内部が箱出しでは黒染め塗料などで汚く、KSC製品のマガジンは弾上がりがそもそも悪いものが多いです。
その観点からすれば、KSC M4系マガジンも弾上がりに難があるのかもしれません。
その場合、マガジン内の給弾ルートを掃除すればジャムが直る可能性もありますね。
なんにしろ、現状でもセミオートでの運用なら何の問題もないのですが(^^;
さてさて。KSCのM4シリーズ、MASADA、タボールに共通する注意点がはっきりしました。
曰く、
『フルオートメインで運用しないこと!』
という事ですね。
もっとも、ガスブローバックライフルでフルオートメインで運用するという事自体、気化率低下やリコイルショックの問題からほぼあり得ないですからね。
注意点ではありますが、それほど大きなネガティブポイントではないと、たぬきちは思うのですが。
どうなんでしょうかねぇ。
たぬきち的にはジャムる銃というのもある種のリアリティですし、
サバゲで使って持ち帰るたび、内部の清掃が必要だというあたりもなんだか玄人っぽくて楽しいという気もします。
あとは『弾、詰まったかも!?』と思ったらすぐに撃つのをやめることですね。
運用上の問題だったり、銃とのやり取りと言いますか、銃の癖を理解して扱う必要があるというあたり、たぬきち的には銃の持ち味なような気もしたり。
第一、セミオートで撃っている限り、命中精度は抜群ですしね。
どうかな。
擁護しすぎですかねぇ。。。
ダメな子ほどかわいい、というやつかもしれませんね。
たぬきち的にはお気に入りのシリーズなので(^^;
長所しかないトイガンというのもないはずですしね。
好きなものを愛するために、必要な所作というのは必ずあるものなのかもしれません。
それでは今宵もこの辺で
たぬきちでした。