せんばやまのたぬきちのブログ

たぬきちのトイガン&サバゲーに関するブログです!

【たぬラボ】Double Bell AR-15 TTI TR-1 初期トラブル解消編

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

今宵は表題の通り、先日購入しシューティングレンジで試射してきた例のブツの初期トラブルの対処をしていきたいと思います。

 

あらためまして、本日の対象トイガンはこちら!

 

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Double Bell AR-15 TTI TR-1 電動ガンです!

 

先日のレンジインで判明した要改善点は以下の通り。

 

・アウターバレルが曲がっている

・着弾がぶれる

・ストックパイプに入るバッテリーはどれ?

 

 

それでは、順を追ってやっつけて参りましょう(^^

 

 

 

 

 

・アウターバレルが曲がっている

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本体およびM-LOKの20mmレールの示す射軸に対し、アウターバレルがほんの僅かに曲がっているため着弾が常に左にそれるという症状です。

 

これに関しては分解したところおもな原因がわかりました。

写真をよく見ていただくとわかると思いますが、ハンドガードを受けるレシーバーの円筒形の構造のアウターバレルとの接合面が射軸に対して90°の水平になっておらず、この台座に対してアウターバレルを鎮座させリングで圧着させると左へ傾いて定着してしまっております。

 

これに関しては円筒形の構造を削るなどして接合面を整えるのが一番の解答かと思いますが、技術的な難しさがあるためもっとも簡単な方法で解決させましょう。

 

アウターバレルとの接合面の水平面に対してマイナスになっている側に、アルミテープでカサ増しをして調節するのです。

 

テープを何重かに適度に貼り、アウターバレルを装着してレールと見比べるという単純作業を行う事数回。

 

アナログカメラのピントリングを合わせるかのように。

右に振りすぎては左へ戻し、また右へわずかに振って再確認。

そうやって目視確認しながらおおむね射軸を整えます。

 

成果のほどはシューティングレンジに行って確かめるのが一番ですが。

あいにくレンジが近いわけではないため、後程他の調整結果も含めて室内で試してみます。

 

それでは次へ参りましょう。

 

 

 

 

・着弾がぶれる

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射撃軸のブレとは別に、着弾がぶれるのを感じていたたぬきち

どういうことかと言いますと。

 

アウターバレルが曲がっていたとしても、銃を固定して射撃している限り、電動ガンのフルオートならおおむね毎回同じ場所(この場合は毎回同じ左曲がりの場所)へ着弾するはずじゃないですか。

 

左曲がりなのはおおむね一緒なのですが。

それにしてもフルオートで撃つと50m先ではショットガンの散弾のように着弾が散っているのです。

 

これはこれでよくマトに当たるのですが(^^;

 

スコープまで搭載したライフルで、

 「下手な鉄砲、数撃ちゃあたる」

状態じゃあ、ねぇ。。

 

非情に残念じゃないですか。

 

たぬきちはどうもこの症状に思い当たる節がありました。

しばらく前に、S&Tの電動タボールでぶち当たったアレです。

 

 

 

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皆既日食です。

 

ウソです(^^;

 

何かと言いますと。

インナーバレルのゆがみです。

 

S&Tの電動タボールを整備した際、どう調整しても着弾点のブレが修正できずに困ったことがありました。

その時、結局行き着いた問題点がこれです。

 

インナーバレルが歪んでいると、発射時にBB弾がバレル内であばれてランダムな回転が加わるため、撃つたびに着弾がわずかずつばらけることになるのです。

 

ためしに例の方法で調べてみたところ、Double Bell AR-15 TTIのインナーバレルも平坦なテーブルを転がした際に、わずかにたわみながら転がるような「気がする」程度の誤差がありました。

 

それは本当にわずかですが、インナーバレルを覗いてみると年輪のように見える連なった輪が、わずかにホログラムのように輪郭がにじんでいます。

 

やはり。

わずかにインナーバレルが歪んでいます。

 

うーん。

インナーバレルのゆがみは人の手では直せませんね(><

 

これは交換するしかないですね。

 

たまさか、たぬきちの手元には東京マルイAK47用のインナーバレルが転がっておりましたので(^^;

 

こいつを切り詰めて使おうと思います。

 

 

 

 

 

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Double Bell AR-15 TTIのインナーバレル長は375mmです。

それに合わせて、AK47のインナーバレルをリューターでカットしました。

 

これでマルイ製パッキンに続き、インナーバレルもマルイ製に交換という事に。

やはり困った時には東京マルイの純正品を使うのが一番。

安心・安定のマルイパーツです。

 

これで、インナーバレルのゆがみによる着弾のブレは解消されたはず。

 

ためしに室内で7mほどの距離からターゲットペーパーを射撃してチェックしてみました。

上記二点の変更前はガスブロのフルオートかと思うくらいブレが大きかった着弾が、電動ガンらしいワンホールに近い着弾に改善していました。

 

そうこなくっちゃ♪

 

これは次のレンジインが楽しみですね☆

こうして補修・調整に結果が付いてくるとつい嬉しくなってしまいます。

 

 

 

 

さて、あと問題はひとつ。

Double Bell AR-15 TTIはバッテリーをストックパイプに挿入するタイプの電動ガンなのですが。

細長いストックパイプに入れるには、どんなバッテリーが最適なのでしょうか。

 

たぬきちは先日のレンジインの折、AK用のうなぎバッテリーをねじ込んで使用。

これはこれで入るのですが。

ストックが収縮できなくなってしまいます。

 

そこでIBF9の店長さんや来客の方のご意見を頂いたところ。

こんなチョイスに行きつきました。

 

 

 これなら大きさ的にもしっかりとストックパイプ内に収まります。

小さいなりに容量も少なめですが、安価ですので多めに持っても良いかもしれませんね。

 

 

 

また、値段的には少々お高めですが以下のバッテリーも当日おすすめして頂いたアイテムです。

 

 

 大きさ的にはこちらの方がインサート時に余裕があります。

また容量も100mAh大きいのでおすすめです。

 

 

さて、Double Bell AR-15 TTIの初期トラブルはこれで解消したはずですね。

以下は作業中に気づいたことなど小ネタです。

 

 

 

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たぬきちの個体は、箱出し状態ではギヤ鳴りがひどかったです。

主原因はモーターの突き出し位置の不適。

 

グリップ下部にマイナスドライバーで回せる大きなスクリューがあります。

これがモーターの突き出し位置を決めているスクリューですので、鳴りがひどい個体に当たった方はここを調節してみてください。

 

たぬきちの個体はこれだけで鳴りの酷さがずいぶん解消されました。

 

 

 

 

 

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 パワーユニットはマルイ準拠のVer.2メカボックスです。

今回、たぬきちはしばらくメカボは開けないで遊ぼうかと思っております。

 

それというのも、メカボを開けて中身をいじり始めたらもう。

おそらく中身総取っ換えになる気がするからです(^^;

 

どうせ中身をまるっと入れ替えしてしまうくらいなら、使いつぶれるまで使ってからにしようというのがその意図。

どうせ捨てるだけの中身なら。使い切るまで使ってあげた方が惜しげもないというものです。

 

今回特に、この銃にはセミオートのレスポンスは求めていません。

なぜならレスポンスが本当に重要なら電動ガンなど使わず、

ガスブロ長物に持ち替えればいいだけの事だからです。

 

電動ガンに求めるのは長距離射撃の安定的な集弾性と冬場でも継続的な戦闘が出来る性能です。

そのどちらも、電動ガンの基本能力で賄えている事柄ですのでね。

(このDouble Bell AR-15 TTIは初期トラブルがありましたが ^^;)

 

なので、そういう意味もあってメカボックスの内部はいじらないつもりでいます。

 

 

 

もう一息。

小ネタを続けましょう。

 

 

 

 

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透明な樹脂製のチャンバーですが。

指の先の方、四角いプレートの根元のあたりに気泡が入っていました。

 

強度の必要な個所ではないにしろ、素材の精度の粗さが伺える部分です(^^;

 

 

 

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デフォルトのパッキンです。

リップ部の12時付近にクラックが入っています。

 

まさか。

これで気密を落として初速を下げていたのか!?

 

(多分違うと思います^^;)

 

 

 

 

 

 

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M-LOKの造形は美しいです。

 

内部に見えているのはガスチューブ。

実物に対するリアルさの程はわかりませんが、ちゃんと別体で再現されています。

 

ちょいちょいと、企業努力というかユーザーを喜ばせるつもりでモノづくりをしていることが伺えるポイントがあって好感が持てます。

 

ま、至らぬ点も多いので五分五分なんですが(^^;

悪いメーカーではないようにたぬきちは思います。

 

 

 

 

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ストックパイプを外したところです。

見えない断面に工作精度のアラが見えますが。この写真のポイントはそこではありません。

 

この製品のメカボは、なんとQDスプリングタイプでした。

 

この通りストップパイプを外し、中央に見える円盤状の部品をマイナスドライバーで押しながら回すとメインスプリングが脱着可能です。

 

メカボを分解しなくても初速の調整が出来るというのは、チューンする側にとっては大きなメリットがありますね。

 

もっとも、箱出しで最速90mps程度出ていますので。

ひとまずこれ以上初速を上げる必要はそうそうないと思います。

 

 

 

 

 

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さて。今宵はDouble Bell AR-15 TTIの初期トラブル解消編という事でお送りしてまいりましたが。

いかがだったでしょうか。

 

安価なりに不備も多い製品であることは否めないですが、そのどれもが愛と努力と根気があれば乗り切れる程度のものかと思います。

 

他者が使わないものを使いたくなるたぬきちですのでね。

こういう、すみっこくらし的な日陰な存在をフューチャーしていきたいという部分も性格的にあるんだと思いますが。

安価で美観に優れた良いトイガンだと思います。

 

トイガンの調整の楽しさを教えてくれる一品といえば、少し話を盛りすぎでしょうか。

 あくまで万人向けではありませんが(^^;

 

今後、あらためて長距離の試射もしながら。

たぬきちはこいつを楽しく煮詰めていこうかと思っているところです。

 

今宵はちょっと盛沢山になってしまいましたね。

それではまた近々。たぬきちでした。

 

 

 

 

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トイガンの所持、使用は当事者に相応の責任が伴うものです。

また当ブログはたぬきち個人の事例を示しているのであって、万人にトイガンの加工・調整・改造を勧めるものではありません。

【たぬラボ】では今後もトイガンを『楽しく、安全に、法令を遵守した中で』遊び倒すための調整や実験などを行っていきます。

トイガン遊びはアイテムの特性上特に法令を遵守し、一般の人たちに迷惑の掛からない範囲の中で。自己責任に基づいて行いましょう。

 

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