みなさんこんばんわ。たぬきちです。
いやはや。毎日暑いですね。
わたしが良く行くIBF9さんのシューティングレンジですが、八王子という町のはずれにある山の中にあります。
八王子という町がまたワンダーランドで。冬は近隣は雨でも八王子だけは雪が降ったりするし、盆地なので夏場は40℃近くまで達することも。
そんな暑いさ中ではありますが。
夏休みで子供たちが不在なのを良いことに、たぬきちは二週連続でシューティングレンジへ遊びに行って来ましたのでね。
先週に続き、今宵はレンジでの備忘録を書き散らそうかと思います。
本日のメニューはこちら。
・KSC Kriss Vector
・VFC / Umarex MP5 PDW
・WE-Tech Remington R5 GPR
・S&T Tavor21
さてさて、今宵もどんどん行きますよっ!
まず一丁目はこちら。
KSC Kriss Vector ガスブローバックサブマシンガンです。
移り気で入れ替わりの激しいたぬきちのガンラックの中において、このトイガンはもう7~8年くらいは所持しているでしょうか。
それくらい大好きなこのSMG。
そもそもサブマシンガン好きなたぬきちですが。このクリスベクターというトイガンは撃ち味、弾道性能、見た目からレアリティまであらゆる面でたぬきちを魅了し続けている銃です。
前回のレンジイン時、猛暑でWE-Tech KAC PDWが法定初速ぎりぎりを叩いているのを見て、たぬきちはつくづく思い知らされたことが二つあります。
ひとつはフロンにしろCO2にしろ、ガスブロ系の長物は猛暑日に使うのはやはり危険だということ。
初速が法定速度オーバーになることもさることながら、当然、人を不必要に傷つける可能性もありますね。
そしてもう一つは電動ガンの有用性。
冬寒く、夏もこう馬鹿みたいに暑くなるのが常態化しつつある現代日本では、液化ガスを気化させる方式のパワーソースを用いたトイガンを安全無事かつ快適に使えるのは春秋くらいのもの。
そこへ行くと、電動ガンはかなり合理的な選択肢なんじゃないかということです。
とはいえ、ガスブロにはガスブロにしかない撃ち味があるのも事実だし、それを味わいたい欲求があるのも否定しがたい事実ですよね。
そうすると、真夏の酷暑時に使用すべき長物系トイガンとして候補リストを急上昇してくるのがSMG系なのです。
普段はインドア戦などで0.2g弾仕様で使用しているクリスベクターですが。
気温36℃にもなると、さすがに初速の上昇に伴ってホップのかかり具合も強烈になってフライヤー気味になってしまうものの。
アウトドアフィールドでの使用を前提に考えると、こういう真夏の酷暑時には使用するBB弾を0.25gへ替えるとちょうどいい感じでした。
重量弾である方がより風の影響なども受けにくくなるし、浮き上がり気味だったホップもちょうどいいくらいに収まる感じで。
その状態で40mでもヘッドショットが狙えるような弾道を示してくれました。
KSCのクリスベクターは特殊治具を使ったホップ調節ですのでね。
ホップ調節をいじらずに弾の重さを替えて対応できるとしたら、それはそれでメリットでもありますね。
まあそれはそれとしても。
直射日光を避けて使用していましたが、ピーク時で0.25g弾で85m/s程度まで叩いていましたのでね。
やはり酷暑の中で使用する際には注意が必要ではありますね。
それじゃ、次行ってみよーっ!
VFC / Umarex MP5 PDW です。
前回のブログでも登場しましたが。初速がギリギリ過ぎたのでそのあたりを調節し、あらためて酷暑下での実射テストのために持ち込みました。
先述の通り、36℃程度まで上昇している気温の中でしたが。
計測したところ、初速は86~83m/s程度と安全圏内です。
この状態でホップ調節をしましたが。
30m程度までの直進性は高いものの、そこから先はやや暴れるような印象ですね。
最近のVFC / Umarex製品は箱出しでも使える性能だという触れ込みのもと、このMP5PDWもノーマル箱出し状態のパッキンで使用していましたが。
やはり、煮詰めていこうとすれば、社外のパッキンも視野に考察する必要もありそうですね。
さあて、どうしましょうかね。
まあ、それは今後の課題ということですね。
さて、お次はこれだ!
WE-Tech Remington R5 RGP ガスブローバックライフルです!
WE-Tech KAC PDWともども、もう4年くらいの付き合いになるライフルです。
実銃ではM4をレミントン社がリファインした製品で、M16で散見されたガス直噴式の動作不良をショートストローク・ガスピストン方式に改め、動作の信頼性をUPさせたARクローン・派生形の一種、ということのようですね。
この辺の詳しい内容はウィキペディアなど他のWebにお任せですが。
たぬきち的には、マグプルMASADAから進化し、レミントンACRを経由してたどり着いた進化系ARの一種という認識。
アウターバレル上に露出しているガスピストンユニットが実にかっくいー!です(笑)
ここ数年で夏場はすっかり猛暑が定着してしまって、初速の関係上、ガスブロシーズンの到来を単純に喜べない状況ですのでね。
酷暑の中での動作確認と現場における初速計測が目的でレンジへ持ち込んだわけですが。
やはり、室内で適度な初速に調節していても、いざ外に出てみると。
日陰であっても酷暑の只中にあってはもう。初速が限界ラインぎりぎりを叩いてしまうわけです。。
最高の撃ちごたえ。弾道はややふかし気味にもなりますが、50m先の目標へやすやすと到達する射撃性能ではあるものの。
サバゲフィールドで限界突破してあたふたするのも嫌ですのでね。
これはやはり、春秋限定の楽しみに取っておこうと感得したたぬきちでした。
さあて、最後はこれだ!
S&T Tavor21 電動ブローバックガンです!
なんとたぬきち、今回で4回目の入手となりました(笑)
だって、ヤフオクで格安で落とせてしまったんだもん。
この電動ガンの魅力は過去にも何度も語っていますが。
まずはブルパップという奇抜な設計によってもたらされた、ひときわ輝く唯一無二の造形美。近未来的と言いますか。この辺のキャラクター性としてはKrissVectorにも近いでしょうか。
スタンダード電動ガンとしての整備性の良さに由来する、カスタムガンのベースとしての素性の良さ。
簡素ではあるものの、電動ブローバック機能付きで撃ち味や撃発音に独特の味付けをもたらしている点。
樹脂ボディに由来する軽さ、そして抱え心地の良さ。
なにより、それら兼ね備えた魅力を最大限に際立たせるのは入手価格の安さ。
中古ではありますが、今回もマルイのハンドガン一丁分程度の金額で入手することが出来てしまいましたのでね。
そりゃ、買うでしょ?
ガスブロ系長物を肥やすために、なんなら我が家の電動ガンはこれ一丁に集約しても良いかもしれないとも思ってしまうたぬきちです。
いつもそうなんですよねぇ。。
結局、この安価で見どころの多いタボールにほれ込むほどに、後々、こんなに安価で楽しい電動ガンがあるなら、もう少しお金を出せばもっと楽しい電動ガンに出会えそうな気がしてきて。結局はこいつを手放して、もうちょっと高価な製品にもっときらびやかな快楽を求めてしまう。
トイガン界隈あるあるですが。
値段と性能が正比例するとは、全くもって限らないですからねぇ。
そして気が付くとまた、ここへ戻って来てしまうという。
たぬきちを無限ループに落とし込む、なんと罪作りなトイガンなのでしょう。
ああ。
安価なうえに、きちんと楽しませてくれる費用対効果最強のトイガン。
今回も我が家へ到着早々全バラシして、目分量で内部調整を施してからレンジインしております。
なにせ、4丁目のタボールですのでねぇ・・(^^;
ぜひタボールで試してみたかったCATのMAPセクターギヤですが、使ってみたところ、なかなか思うような調整結果に至らず。
ギヤは通常の1:18を使用し、CHIHAI MOTORに11.1v15CのBOLT製バッテリーで17発/S程度のサイクルと適度なプリコック(オーバーラン)としてバランスを構築。
あとはSBDをつけたライトチューンで初手はセットアップしました。
中古入手なわけですが、今回装着されていたパッキンがやや特殊で、BB弾保持部分が核廃棄物マークみたいな三方向からリブが出ている見たことないタイプ。
これはS&Tの新規採用パッキンなのかな。
今回入手のタボールは、他に特にいじった形跡がないノーマル品っぽかったですが。
どうなんでしょう。
ホップ山はWホップパッキンのように二つの小さな山が下りてくるタイプで直進安定性も期待できそうだったので、そのまま組みなおしてレンジインしましたが。
この状態で40mは毎回ヘッドショットが取れる程度のまとまり具合。
さすが、同じトイガンで4丁目ともなると、目分量にも精度が出てきますね(笑)
適正ホップで初速87m/s程度だったので、もう少し上げて50mヘッドショットを毎回とれるように仕上げちゃいましょうか。
スタンダード電動ガンの良さってこういう簡便さにもありますよね。
やっぱり、的撃ちやアウトドアフィールドでのびのびと楽しもうと思えば、最も信頼を裏切らないのはスタンダード電動ガンです。
ましてやこのタボールは味付け程度とはいえ、電動ブローバック機能付きですからね。
本当に、費用対効果の素晴らしく高いトイガンだなと再認識させられました。
さてさて。つらつらと書き連ねて参りました、今回のレンジでの顛末ですが。
いかがだったでしょうかね。
ことさら、熱波の中でのガスブロ長物の調整の難しさが強調されたようでもありますが。
手持ちで言えば、WEのR5やKAC PDWは酷暑においては使用は自主規制しようかという結論ですからね。
この辺の事を踏まえると、箱出しではだいぶ初速が絞り込まれている印象のマルイのガスブロ長物にもきちんと意味があるのだなと、へんな経緯ではありますが今さらマルイ製品に対する興味も湧いてきてしまうたぬきちです(^^;
日本の気候にベストマッチさせた製品づくりなんでしょうね。
他方では、そんな変化に富んだ四季を持つここ日本においては電動ガンの合理性というものも大いにあるものだなとも思わされた次第でもあり。
撃ち味や一連の所作などガスブロでないと味わえない領域があることもまた事実ではありますが。
適宜、その日その時の状況に合わせたトイガン選びが出来るよう、限られた格納スペースの中でも自分の武器を整えていくというのも、トイガン遊びの醍醐味なのかもしれませんね。
それでは今宵もこの辺で。
たぬきちでした。