みなさんこんばんわ。たぬきちです。
7月半ばからの異様な熱さも昨日今日あたりはだいぶおさまりましたね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
たぬきちは先日、夏休み前半の小旅行で嫁様と一緒に韓国へ遊びに行って来ました。
その際に、ぜひ行ってみたかった明洞の射撃場へ行くことが出来ましたのでね。
今宵はその際に撃ってきた実銃のインプレッションを書き散らそうと思います。
なにせ、日本国内じゃどうあがいても実現不可能な体験です。
多少金額的に無理をしてでも、たくさんの種類を撃ってみようと意気込んで体験して来ましたので。
ほんと、せっかくの機会というか、得難い経験でしたのでね。自分としてもこの手に実感が残っているうちにしたためておきたいなと思う次第です。
さて!
今回、体験してきたのは以下のFire Armsたちです!
・SIG M17
・CZ Shadow2
・AK9
・Desert Eagle
・CZ Scoopion EVO3
・Chiappa Rhino 60DS
・SIG MPX
・Glock 21C
・S&W M27
さてさてっ。
思い出しても胸が躍ってしまう体験でしたが。
さあ、いってみましょう!!
まず一丁目はこちら。
SIG M17です!
ベレッタM9の後継として、米軍で正式採用されているハンドガン。
現代ミリタリーにおけるベンチマークと言っても過言ではない拳銃ですね。
使用弾は9mmパラベラム。世界で最も普及している拳銃弾の代表格です。
大メジャーすぎて、横好きのたぬきちはトイガンとしてもこれまで触れたことがなかったモデルですが。なんと実銃を先に手にすることになろうとは(^^;
持った感触としてはグロックともガバメントともベレッタとも違う握り心地ですが、
初めて持っても手に馴染む感じはさすが万人受けを求められる米軍正式採用銃といったところでしょうか。
習ったわけではありませんが、普段ウィーバースタンスで構えるたぬきちです。
からだ全体というよりは右肩メインで撃発の衝撃を受け止めることになるわけですが。
やはりというかなんというか。
9mmパラベラムというのは扱いやすいようで、肩をドンと突いてくるリコイルショックがありますが、180cm×65kg程度のひょろいたぬきちの体格でも扱いきれる衝撃という実感です。
10m程度先のターゲットペーパーを撃ち抜く形式ですので連射はせず。
さりとてこの後にまだまだ他の銃も控えているので、2秒に1発ほどのリズムをキープしてドンドンと撃ってみましたが。
重心、トリガープル、リコイルショックなどどれをとっても初見でも扱いやすく。
レンジイン後の最初の一丁ということで若干緊張もしていた中ですが、ターゲットペーパーの頭部(10点)を狙え!という指示に対し、10発中9発は命中させることが出来ました。
さあ、どんどん撃っていきますよ!
2丁目はこちら。
CZ Shadow2です!
この写真でも、よく見るとグリップパネルがオレンジ色のアルミプレートです。
トイガンの話ですが、たぬきちはCARBON8のCZ Shadow2を持っていて、かなりお気に入りの一丁となっていますが。
思いがけずその実銃を撃つ機会に恵まれました。
こちらもSIG M17と同じく9mmパラベラム弾を使用した銃で、重量こそM17よりも1割以上重いようですが、その分安定感が増しているようでもあります。
撃ちやすさで言えばM17と同等かな。
あとは手に馴染む感覚は、たぬきち的にはこちらの方がしっくりくる。
それはトイガンであらかじめ慣らしていた銃ということも影響しているかもしれませんね。
重量増による影響もさることながら、ショートリコイル方式で上方へリコイルショックを逃がすM17に対して、ストレートブローバック方式でマズルジャンプが抑えられている点も実感できました。
先述の通り、9mmパラベラム弾のリコイルショックはたぬきちの細腕でもきちんと構えていれば受け止めきれるようで、ウィーバースタンスでも右ひじを伸ばし切らずにある程度遊ばせることで衝撃を逃がすことが出来ていたように思います。
(それが正しいのかどうかは、ちゃんと訓練を受けた身ではないのでわかりませんが)
こちらは左右の大腿部(5点)に全弾命中させることが出来ました。
左右それぞれ一発ずつ撃っていく方法で、前述のように2秒に1発程度のリズムをキープして撃っていますので、銃の扱いやすさが良く出ている結果じゃないかと思います。
いやはや。
たぬきちさんは、あらためてCZ Shadow2に惚れ直しました(笑)
よし、調子づいて来たところで次行きましょか!
さて、たぬきちが次に撃ったのはこちら。
AK9です!
この銃はどうも本家カラシニコフの設計による銃ではないようで、レンジのターゲットペーパーに記された名称も「AK」「9mm」というようなアバウトな書き方になっています。
正式名称はわかりませんが、クリンコフを9mm弾仕様にしたような感じのサブマシンガンのようです。
本家クリンコフ(AKS74シリーズ)はライフル弾を用いたAK74のショートカービンですが、民生用に派生形としてつくられたものなのでしょう。
ここまでの2丁で9mmパラベラム弾を使用したハンドガンの扱いやすさを実感してきたたぬきちです。
銃本体に大きさや重さがあり、ストックがついているこの銃ですのでね。
実に撃ちやすいパッケージングの銃だなという印象でした。
抱えた感触や重量感はガスブロのクリンコフと大差がない感じ。
ハンドガンと比べて狙点をとらえるのが容易で、ターゲットペーパーの穴も10発中8発はワンホールというか、つながっている状態です(^^;
反動のより大きなライフル弾でも、きちんと狙えばこんな感じに撃ち抜けるかもしれませんが。
きっとライフル弾を撃った場合、マズルジャンプのせいで一発撃つごとに次の一撃を放つための狙点へ銃をリセットするのにきっとさぞかし時間が必要なんでしょうね。
そこへ行くとやはり拳銃弾を使った長物は取り回しが良いというか、コントロール性に優れている感じが実感できました。
この辺は、よく言われるMP5シリーズの利点と同じですね。
なるほど。腑に落ちたといいますか。
こういう実感を一つ一つ確かめるのが実に楽しい(^^
さて、お次は何かな。
Desert Eagleですね!
これも撃ってみたかった銃のひとつだったので、とても胸が躍りました。
それにしても、百式使用ですか(^^;
まっ金金ですね。
さすがに50口径ともなると、たぬきちごとき、後ろにひっくり返るくらいのリコイルショックがあるんだろうなと思って身構えましたが、言うほどの衝撃でもなく。
ん?
9パラになれると、50口径もそこまで激しくないのかな??
などと若干拍子抜けしましたが。
このデザートイーグルは50口径じゃなく、357マグナム弾仕様のものだったようです。
なんだよー(><
デザートイーグルと言えば50口径以外が思い浮かばないくらい、50口径の銃じゃん。。。
などとけっこう残念感に打ちひしがれたものの。
まあ、普通に考えたら、ずぶの素人に撃たせる銃じゃないですからね。
銃ごと両腕でバンザイするくらいのマズルジャンプじゃ、肩を脱臼する人とか出かねない💦
言うて、357マグナム弾だって強壮弾ですが。
たぬきちが撃ったこの百式使用のデザートイーグルは、まあまあデザートイーグルの雰囲気を楽しむためのもの、といった立ち位置なのでしょう。
たぬきち的にはドン!と撃って両腕が真上くらいまでぶっ飛ぶのを期待したんですがね(^^;
さて、まだまだあるぞっ(^^;
お次はこれだ!
CZ Scoopion EVO3 です!
近未来的な外観が何ともクールですね。
こちらも9mmパラベラム弾を使用するサブマシンガンで、名前が示す通り、ストックが上方に折れることで有名なVz61短機関銃、通称スコーピオンの後継機種です。
やはりストックが付いているサブマシンガンというのは扱いやすいなという印象でしたが。
こちらの個体の問題かと思いますがが、3~5発に一度くらいの頻度で空薬きょうがポートに挟まるジャミングが起こる個体に当たって、10発撃つ間になんどもレンジマスターに直してもらうというトラブルがありました。
集中力を欠いたのか、やはりターゲットシューティングとしては振るいませんでしたが。
実銃でジャミング!
なんというリアリティ!(笑)
レンジマスターが左手でコッキングハンドルをジャキジャキ動かして空薬きょうを排出する姿を見て、いやそれ私がやりたいです!と思わず言いそうになりました(^^;
トイガン遊びでもそうですが、ジャミングにその場で対処する仕草ってなんだかくすぐられるんですよね。
さてさて、気を取り直して後半戦、行ってみましょう!
Glock21C です!
ようやっとグロックが出てきたかと思えば、なんと45口径のグロックですね!
トイガンで遊び慣れているグロック17よりも一回り大きい感じで銃そのものにも迫力がありましたが。
撃ってみると、オレンジ色のマズルファイヤはすごいし、50口径にも比肩するリコイルショックです。
グロック17のイメージとはかけ離れた撃ち味にびっくり💦
ターゲットは頭部と胴体中央の10点を狙って、それぞれ交互に一発ずつぶち込んだわけですが。
思いのほかの撃発音、マズルジャンプ、マズルフラッシュに冷静でいられなかったということでしょうか。
ターゲットシューティングとしては振るいませんでしたが、これはこれで満足度が高かったです。
うーん。45口径(フォーティファイブ)。。。
ストッピングパワーを重視するなら9mmよりも45口径か。
なるほど!
ゲームやアニメや映画など、様々なものから端々をかいつまんで得てきた「情報」が、「実感」として体に吸い込まれていくような感覚です。
実に面白い!
ターゲットペーパーだけに集中できない(笑)
さあ、あと残りもわずかですね!
次はなんだっけな??
SIG MPX サブマシンガンです!
これこれ。これも撃ってみたかったんですよね!
MDXライフルと同様に、SIGが次世代SMGの中核となるべくして設計した短機関銃です。
AK9やCZ Scoopion EVO3よりもやや小柄で細身。
操作系はM4に準ずる扱いやすさ。
SMG好きなたぬきちにとって、自分の体格にあう銃なのではないかと密かに期待していた銃ですが。
ほんと、今回の射撃体験では思いもよらず、好みの銃を扱うことが出来ました。
狙点に対しての集弾性で言えば上々。
今回のレンジインでは9mmパラベラムの扱いやすさというのを非常に実感したたぬきちですが。
その中でも、ハンドガンで言えばCZ Shadow2が、そしてSMGで言えばこのSIG MPXの扱いやすさがとても印象的でした。
後半戦、この銃では慣れてきたこともあってダブルタップで射撃しております。
レンジマスターに注意されたりしないか若干心配でもありましたが、そこは特に指摘されることもなく。
前向姿勢に構えてマズルジャンプを抑え込みつつ、タンタン!タンタン!と小気味良く撃ってみましたが。
楽しいっ!
楽しすぎる!
10発じゃ物足りなく思いつつも。
まだもう一息、続きがありますのでね。
さあ、最後はリボルバーでトドメだ!(笑)
さて、異形の銃が出てきましたね!
これがなんだかわかる方はかなりのもの。
キアッパ ライノ60DSです!
かく言うたぬきちも実は詳細を知らずに撃っていて(^^;
帰国してからこの銃が何者なのか調べたところ、トグサの銃で有名なマテバの設計陣が他社へ移行後に設計し世に送り出した銃なんですね。
特徴としてはマテバと同じく、回転弾倉の最下段の正面にバレルがあるリボルバーだそうで、言われてみればマテバにもよく似ているようでもあり。
この設計にするとマズルジャンプが抑えられ、連射時の精度が上がるとかなんとか。
そしてダブルアクションオンリーの機構で速射に有利なんだそうですが。その分、トリガーがきっちり重い💦
いや、ハンマーを起こす動作も兼ねていると思えばそれでも軽やかなトリガープルなのかもしれませんが。
より実戦的な機構であって、シアが切れるまでの間に手がプルプルしてしまって、ターゲットシューティングにはなかなか難しいような💦
それでも銃自体は見かけほど重くもなく。トリガープルの重さに幾分気を取られましたが、まあまあの精度で撃ててはいたようです。
構造などの情報が事前にわかっていれば、マズルジャンプしにくさとか、ジャンプしない分が射手側に伝わってくる感じなどをより実感しながら撃てたのにな。
不勉強でちょっともったいなかったようでもありますが。それはそれとして、マテバやキアッパについて知るきっかけになりました(^^;
さて、楽しい時間もあとわずか。
最後の銃は何かな??
Smith & Wesson M27 357マグナム弾仕様です!
357マグナム!
シティハンターの冴羽リョウ、そしてたぬきち的にはマンガ「ジーザス」の主人公・ジーザスが使用していたコンバットパイソンが357マグナムでしたね!
なんかとっても強そうなイメージですが、実際に撃ってみると45口径の方がよっぽど派手でリコイルショックも強いです。
銃そのものは1.1kg程度あるようですがグリップ形状や重心バランスのためか重たいとは思いませんでした。
こちらは一発ずつハンマーを起こしてからトリガーを引くシングルアクションで撃ってみましたが、トリガーの引き切りは重くなく、結果的にターゲットにはよく当たっていました。
キアッパライノと比べてもやはりマズルジャンプは大きいようでもありましたが。
そこはそれこそ冴羽リョウの射撃モーションよろしく、リコイルが上に逃げるのを楽しむ感覚が実にリボルバーらしくていい。
撃鉄を起こし、ターゲットに照準。
撃発。
同時に、リコイルショックで銃が腕ごと跳ね上がる。
その上げられた腕が降りて来て、再びターゲットの前に収まる。
撃鉄を起こす。
この繰り返しが実にリボルバーらしくて心が躍ってしまう(^^;
レンジマスターが5発装填して、撃ち切ったらリロードもしてくれるのですが。
それっ!
それ、やっても良いですか??
と思わず垂涎の心境で眺めておりました。
スウィングアウトした弾倉から落ちた空薬きょうが床で跳ねる。。。
それだけでもう、ロマンの塊じゃないですかっ(笑)
さて、忘れないうちにと思って書き散らした実弾射撃レンジでのレビューですが。
いかがだったでしょうかね。
写真はトイガンのCZ Shadow2ですが。トイガン遊びに、実銃を撃った実感がどう影響してくるのかどうなのか。。
大昔、グアムのシューティングレンジでオートマチックピストルとリボルバーを一丁ずつ撃った経験がありましたが。
あの頃は銃の名前もろくに知りませんでしたのでね。
様々な銃の名前や機構、来歴を知るようになって以来、初めての実銃体験となった今回。
実物に触れる経験は、トイガン遊びにおいても感覚的なリアリティとして手に残って、これまでとは感じ方が変わるのかもしれません。
少なくとも日本国内では望んでも叶わない体験が出来たことは事実ですね。
ジョンウィックなど好きな映画を観る際にも、何かこれまでとは違うものを感じるのかもしれませんね。
いやいや。本当に大興奮の時間でございました。
今宵も長々と書いてしまいましたね。
それではまた、近々(^^