みなさんこんばんわ。たぬきちです。
年末年始は時間もあるし、なにかとニューアイテムに手を出してしまう時期ですよね。
たぬきちは昨年末にこんなアイテムを入手しましたので、今宵はこやつの分解整備についての備忘録を書き散らしたいと思います。
Bolt Airsoftでも随一のリコイルショックは伊達じゃない!?
フルサイズで実にアサルトライフルらしい精悍なこのお姿!
はいっ!
Bolt Airsoft AK74MNB.R.S.S.リコイルショック付き電動ガンです!
長くて精悍な佇まいが実にフルサイズのアサルトライフルらしくて格好いいですね。
木製のストックやハンドガードではないですが、近代化されたAKなのだというのが一目で伝わってくる感じも味があります。
この銃、実は発売前に予約していたたぬきちでしたが。発売が延期になった期間に別のものが欲しくなってしまって一旦は手を引っ込めていたのですが。
結局、クリスマスセール期間中に存外値引きされたのもあって、やっぱり購入してしまいました(^^;
物欲にはかないませんね。。
というのも、かつてBolt AirsoftのAKS74UNを持っていたたぬきちです。
このAKS74UNというのがまたリコイルショックが素晴らしく重くて撃ちごたえがあって。
フルサイズ版であるAKMはやはり撃ちごたえに評判がありましたしね。
今回こうして新製品として発売されたAK74MNを、どうしても使ってみたかったわけです。
購入後間もなく、チームで参加しているサバゲがありましたのでね。
箱出しだと間違いなくホップ調節がピーキーなので押しゴムの交換と、11.1Vでセミオートを多用するのでSBDを事前に設置。
目分量で調整した状態でサバゲ投入しましたが、撃ち味が良く、パッキンもデフォルトでも弾道は素直なので上々。戦果も含めて上々で、その日は持ち込んでいた他の長物を一切使わず、このAKだけで一日遊び通したほどでした。
この状態でもOKといえばOKなのですがねぇ。
迫力の作動音は幾分フリクションを感じさせるものでもあったので、後日あらためてメカボの分解整備を行いました。
今回はその備忘録を兼ねて、この新製品の分解について書いていこうと思います。
さてさて、久しぶりのBOLTのAK、分解編ですっ♪
まずはレシーバー上部のカバーから外して行きましょう。
この辺はどのAKでも同じですが、レシーバー後端上部の押しボタンを押し込んで、レシーバーカバーを外していきます。
この際、わりとタイトに設計されているのでレシーバーカバーが上に持ち上がりにくい感じでしたので、セレクターを下げてレシーバーカバーをがっちり握って、左右に振りながら持ち上げていくと外しやすかったです。
次はハンドガードを外します。
前方右側にあるラッチを前方へ180度回転させ、ロアハンドガードを前方に抉るようにずらして外します。
写真ではコネクタの下あたりにイモネジが見えていますが、これは特に触る必要はありません。
ハンドガードの次はこのリアサイトが載ったブロックを外します。
リアサイト(タンジェントサイト)は持ち上げて前側に倒すと戻らなくなりますので、その状態で根元を後ろ側へ抉って外します。
そうするとサイトにテンションを与えている棒バネが見えますので、これはマイナスドライバーなどを用いて抉り出します。
写真右側、インナーバレルのように見えているのはボルトのガイドです。
このボルトのガイドの下に棒バネの先端が見えているので、先に機関部側からマイナスドライバーなどでこの棒バネを前方へ打ち出して、ある程度動いたらサイトブロック側にマイナスドライバーを刺して抉り出します。
棒バネを外したところです。
見えてきたプラスネジを外すのですが、今回の作業の中でこのネジが一番強固にネジロックされていましたので、回す際には舐めないように注意が必要です。
よくヒートガンで熱して外すと説明される場合がありますが、ヒートガンだと銃全体が熱くなって素手で扱いにくくなるので、たぬきちはポケットバーナー(ターボライター)でネジ頭を焼いて回しました。
その後、銃を裏返すと二つのイモネジが見えますのでそれを外します。
そうすると、サイトブロックを前方へスライドさせることが出来るようになります。
サイトブロックを前方へずらすとその場所にイモネジが見えてきますので、これを外します。
そうするとアウターバレル全体が引っこ抜けるようになります。
アウターバレルを外すと、インナーバレルも外れるようになります。
前側へ動かしてノズルからチャンバーを引き抜いて、空いたスペースをうまく使ってチャンバーとインナーバレルを抜き取ります。
これでチャンバーパッキンや押しゴム等の交換や調整が出来ます。
次はメカボックスを外して行きましょう。
まずはセレクターを止めている部品を外します。
各社AKでは見えているこれがキャップだったりするものもありますが、BOLT AK74MNは見えているこの円盤状のもの自体がネジになっています。
BOLT AKS74UNでも同じ出したが、強烈なリコイルショックによる内部破壊を防ぎ、その振動を射手に余すことなく伝えるために、BOLTのAKのメカボックスは二か所で本体にネジ止めされています。
その一つがトリガーガードの下にあるので、このトリガーガードを外し、見えてきたネジを引っこ抜きます。
二つ目のメカボ固定ネジはストックを折った本体側にあります。
これも抜きましょう。
順不同でOKですが、あとはグリップを外してモーターユニットも外しておきます。
これでシャシーからメカボックスがフリーになるのですが、作りがかなりタイトなため「こいつ、動くのか?」って思うくらい、引き抜きにくいです。
あとは知恵の輪の要領でこじこじと動かしてメカボックスを引き抜くのですが、これがなかなか苦労させられました。
ポイントはセレクターを調節してトリガーがフリーに動くようにしておくことと、メカボックスの軸受けのハウジングをくぐらせるシャシーの切り欠きをうまく使うこと。
BOLTのAKは前方配線なので、あらかじめ配線のコネクタを外してサイトブロック下部の小さな穴から引き抜いておくのも忘れずに。
配線の被覆は強そうですがそもそも細い配線ですので、傷つけないように気を付けたいところです。
というわけでメカボックスが摘出出来ました。
メカボ自体は基本的には普通のVer.3メカボックスで、軸受けは6mmです。
今回、たぬきちは作動音を軽減させるべくSHSのメタル軸受けに交換してみましたが、あまり芳しくない感じだったのでデフォルトの軸受けを採用。
シム調節と再グリスアップなどを行って、ひとまずはまあまあかな?というライトチューン具合になりました。
シム、SBD、押しゴム以外はデフォルトの素材でセットアップしなおして、適正ホップで90m/s程度の状態です。
Bolt Airsoftの最近の製品はどれもそうですが、ホップパッキンはたぬきち的にそのまま使える精度のものが採用されていますね。
ただし、押しゴムが激硬なので押しゴムは何等かのアイテムに交換が必要で、ゴムの柔らかさによってはホップアームの押し量の調節もしてやる必要があります。
今回このAKでは、ホップアームの厚みを厚くする加工を施しました。
さて、見て参りましたBOLT Airsoft AK74MNB.R.S.S.リコイルショック付き電動ガンですが。
いかがでしょうかね。
たぬきち的にはこのエアソフト的には無駄に長い首回りやフルサイズのアサルトライフル然とした精悍な見た目がかなりツボですし。
やはり、なによりリコイルショックがえぐいのなんのって(^^;
サバゲ当日も仲間内で試し撃ちしてもらいましたが、誰も彼もこれが電動ガンなのか?!といった感じのリアクションをしていました。
実際、きちんと肩に銃床を引き付けて撃つとかなりのリコイルショックを体験できますのでね。
Co2でさえ連射は厳しい冬の寒さの中でも、息切れ一つせずに繰り出し続ける撃発音とリコイルショックは他では味わえないと言えるほど。
これはなかなかくせになりそうなトイガンを手に入れてしまったぞ(^^
次のサバゲが楽しみだ♪
それでは今宵もこの辺で。
たぬきちでした。