みなさま、あけましておめでとうございます。
今年も楽しくブログを書いていきたいと思いますので、暇つぶしにはぜひこのブログを読んでいただけるとたぬきちは嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
さて!今日は新春特別企画として、こんなことを書いてみたいと思います。
題して、
厳寒到来!ガスブロ減衰率比較!
こんなんで如何でしょうか(^^
ガスブロのいちばんの泣き所といえば、やはり気温が下がることによって初速が低下してしまう事ではないでしょうか。
たぬきちは所有してきたガスブロについて、一年を通して要所要所で初速を測って手帳に書き記しております。
今回はその中からいくつかチョイスし、各季節でどう初速が変化(真夏のピークにたいしての減衰)しているのか比較してみたいと思います。
これによって、冷えに強いのか弱いのか、冬でも使えそうかなどわかることがあるかと思います。
今回登場するトイガンはこちらの通り。
東京マルイ M1911(ガバメント)
東京マルイ グロック26
KSC STI エントリーA1
SAA(STORM AIRSOFT ARSENAL) G17 limited ver.
ホグワーツ グロック42
KJ works Gemtech Oasis
それでは行ってみヨーカドー☆
東京マルイ M1911(ガバメント)
まず一番手はオーソドックスなこのガスガンです。
1月 59.5m/s
4月 68m/s
6月 77.5m/s
10月 79m/s
減衰率 24.7%
手元の記録をたどるとこんな感じでした。
8月あたりの盛夏の記録がないのが惜しまれますが、この様子からすると82m/sくらいでしょうか。
減衰率は最速値に対して最低値は何%ダウンしているかを示しています。
8月が仮に82m/sだったと仮定すると、27%ほどのダウンでしょうか。
シングルカラムのマガジンが冷えに弱いことを如実に示している数字ですね。
感覚的にも、冬場はブローバックのモッサリ感は否めない感じでした。
夏場は爽快そのものなんですがね。
まあ、構造上の問題だし、ガバメントの特徴と言えそうです。
さて、次に行ってみましょう!
東京マルイ グロック26
東京マルイ製品でも、ダブルカラムの場合はどうでしょう?
マルイ製のガスガンを実はほとんど持っていないたぬきちですが(汗
このグロック26はトイガン遊びを始めたごく初期に購入して、いまだに手放さずに持っている銃です。
やはりコンシールドガンっていうだけでロマンがありますよね。
それに、小型オートの中では初速も安定しているのでその点も好感なのです。
1月 56m/s
4月 63m/s
8月 67m/s
12月 58m/s
減衰率 16.4%
バレルの短さもあって絶対的な初速の速さはありませんが、一年を通しての初速はシングルカラム系よりも安定していますね。
グロック17なども、減衰率としてはおそらくこのくらいの数値になるんじゃないでしょうか。
グロック26について言えば、スライドが短く軽いこともあって冬場でもキレのあるブローバックを見せてくれます。
連射すればさすがにきついですが、それによって生ガスを噴き出したりすることはほぼありません。
次は他社製品を見てみましょうか。
KSC STI エントリーA1
KSCの伝家の宝刀、システム7搭載のモデルです。
今一つ存在感の薄い、KSCのレースガン系ガバメントシリーズですが、たぬきち的にはこのエントリーA1はガスブロハンドガンの中でトップクラスの隠れた名品だと思っております。
コンペンセイターを含めたフレーム前方に金属を多用した重厚感のあるつくりに、樹脂製の軽いスライドを合わせた構造によって生まれる驚異のブローバックスピードはそれだけでも一度体感する価値があると思います。
またシステム7搭載による安定した射撃性能も魅力的で、ややマイナーなところも含めてたぬきち的にはポイントの高いトイガンとなっております。
さて、初速を見てみましょうか。
1月 66m/s
6月 79m/s
8月 80m/s
10月 76m/s
12月 71m/s
減衰率 17.5%
さきほどのグロック26と同じくらいの減衰率ですので、ダブルカラムのハンドガンの場合、おおむねこれくらいが平均的なのでしょうか。
盛夏の初速は電動ガンに迫る勢いですね。体感的にも、夏場はスライドが壊れることを心配するくらいの強烈さがありますね。
それでもこのトイガンはスライドが軽いので、デザートイーグルみたいなドカッとくるリコイルショックはありません。
きびきびとした鋭く軽目のリコイルショックは、これはこれで小気味よく気に入っています。
さて、それでは海外製ハンドガンを見てみましょうか。
SAA(STORM AIRSOFT ARSENAL) G17 limited ver.
台湾のSAAというメーカーのグロック17です。
樹脂フレームにメタルスライドという構成で、東京マルイ準拠なのでパッキンやマガジンなど共用できる部品も多く、海外製品でも扱いやすいモデルですね。
パッキンは購入初日にマルイ製に交換しているので、初速についてもその前提で見てください。
海外製トイガンについては、デフォルトのパッキンの方が初速が高いことが多いです。
その代り、命中精度に関してはマルイ純正パッキンに及びませんので初日に試射もせずにパッキン交換してしまいました(^^;
さて、初速ですね。
1月 64m/s
2月 68m/s
6月 75m/s
8月 78m/s
11月 70m/s
減衰率 17.9%
マガジンはWE製を使っています。
これを見ても、やはりダブルカラム構造の減衰率はおおむねこれくらいなのでしょう。
真冬に差し掛かるこの時期でもまあまあ使えますが、やはりダブルタップしたときの二発目のモッサリ感は否めません。
メタルスライドの手触りやスライドを引いた時の金属音は実に官能的なのですが、寒い時期にはその重量ゆえ動作は緩慢になってしまいます。
トレードオフの関係なので、これはどうしても仕方ありませんね。
それでは海外製ハンドガンをもう一丁、行ってみましょう。
ホグワーツ グロック42
同じくホグワーツというメーカーの、グロック42というコンシールドグロックです。
グロック19を2割ほど縮小コピーしたような小型のガスブロハンドガンで、ダブルカラムマガジンですが細く小さいので、感覚的にはシングルカラムと中間くらいの気化容量のガスガンです。
樹脂フレームにメタルスライドという構成は前掲のグロック17と同じですが、スライドが小さく軽い分こちらの方が冬場でもきびきび動く印象です。
さて、初速ですね。
1月 53m/s
2月 53m/s
6月 60m/s
8月 60m/s
10月 61m/s
12月 53m/s
減衰率 13.1%
盛夏でも60m/s程度で初速は頭打ちですが、記録によると10月頃まではそのピークを維持していますね。
真冬のこの時期でも減衰率13%なので、冷えにも割と強いと言えそうです。
さすがに連射は厳しいですが、ゲームでもここぞというときに抜くセカンダリウェポンとしては身に着けてもよさそうな性能を維持しています。
さて、最後にこれも見ておきましょうか。
KJ works Gemtech Oasis
台湾のKJというメーカーの固定スライドガンです。
正しくは固定ボルトアクションと言うのが正しいような気がしますが、そんなジャンル、聞いたことがありませんねぇ。
どうなんでしょう。
固定スライドガスガンの特徴として、ブローバック等にガスの出力を割かないで良い分、初速が一年通して安定して早いですね。
それでは初速を見てみましょうか。
1月 81m/s
4月 87m/s
8月 92m/s
10月 88m/s
12月 83m/s
減衰率 12%
やはり一年を通して高い初速をキープしているのが分かりますね。
ガスブローバックタイプのような爽快なリコイルショックがないので好みのわかれるところだと思いますが、冬場でも生ガスを吹くという事が一切ないのでその点では信頼性の高いトイガンです。
直近のブログで書いた通り初速に関しては調整が必要でもありますが、いじるのが好きな方には自分で調整のきくガスガンというのも面白みがあると思います。
まあ、初速が早ければ偉いとか強いというわけではないですのでね。
冬場でも使えるかどうか、という意味では何の問題もなく使えるトイガンという事ですね。
さて、見てまいりましたガスハンドガンの初速レポートですが。
如何だったでしょうか。
リボルバータイプについても書こうかと思いましたが、減衰率30%くらいとかなりしょっぱい結果でしたので割愛します(^^;
リボルバータイプは、リボルバーというだけでロマンの塊なので、もはやガスブローバックガンとは別ジャンルなんじゃないでしょうか。
ガス長物の初速レポートについては後日またブログにしたいと思います。
それでは今回はこのあたりで。
それではまた近々。たぬきちでした。