せんばやまのたぬきちのブログ

たぬきちのトイガン&サバゲーに関するブログです!

S&T スプリングフィールドM1903 リアルウッド エアコッキングガン レビューです!

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

日に日に涼しい日が増えてくると、そろそろほしいなと思い始めるのがガスブロ以外の装備ですね。

ガスブロももちろん良いのですが、寒さに影響されないのはやはり電動ガンやエアコキです。

そこで!というわけではありませんが、今夜はこいつのレビューをば!

 

じゃん!

 

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S&T スプリングフィールドM1903 リアルウッド エアコッキングガンです!

いやぁ、木肌が美しいですね!

 

このトイガン、実は買うのは二丁目です。

昨年も寒くなって来た11月頃に入手し、手を入れながら楽しく遊んでいました。

スプリングフィールドといえば、やはり映画『プライベートライアン』のジャクソン二等兵を思い出しますね。

信心深く、神に祈りを捧げながら敵を狙撃する凄腕の狙撃手です。

 

まあ、そんなイメージで銃を組み上げてみたのですが、いじりやのたぬきちのこと。

いじり終るとしばらく飾って、それも飽きると「使ってないならもったいないからオークションで流そう」と、他者に譲ってしまいました。

 

それから半年ほどしたある日。

8月末に再販されるという情報を聞きつけ、再度入手したいと考えて注文し、楽しみに待つことに。

しかし。8月末になっても、9月末になっても再販延期が続いておりました。

 

それがついに、唐突に!

突然、販売元から送られてきたのでした(^^;

 

どうも大っぴらには再販している様子はないので、あらかじめ予約していた人にのみ先行して販売をしているような雰囲気ですね。

という事は、最新ロットをいち早く入手できたのかも。

 

というわけで、さっそく見ていきましょう!

 

 

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まずパッと見て、あからさまに前回のロットと違うのはリアルウッドのストックの仕上がり具合です。

 

前回のロットでは割と材の表面のテクスチャーのある、木の手触りのある仕上がりとなっていました。

よく言えば素朴で木のぬくもりがありますが、乾燥気味で割れの心配をしてしまう感じのガサガサした仕上がりでした。

 

一方のこちらはというと、磨き上げられ、木目も美しく浮き立った滑らかな仕上がりになっています。

前回ロットでは表面保護のため蜜蝋で磨き上げたたぬきちですが、こちらは箱出しでも高級感のある艶やかな仕上がり。材の保護としても堅牢かと思いますので、見た目も含めストックは上々な仕上がりだと思います。

 

 

 

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ボルト回りです。

前回のロットではもっと真っ黒でツヤテカな機関部でしたが、こちらは割とマットな仕上がりですね。

 

箱出しでの初速は85m/s程度と、前回とほぼ同様です。

中距離ライフルとしては上々ですが、スナイパーライフルとして使いたい人にはもう一息、パワーがほしいところですね。

 

前回ロットではこのリアのアイアンサイトを外してマウントレールにすぐに付け替えてしまっていたので、たぬきち的にはアイアンサイトがなんだか新鮮です。

上下左右に調節のできるリアサイトです。

 

スナイパーライフルとして使うのでなければ、このままでも十分に雰囲気のあるサイトですね。

 

 

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ホップ調整はレバー式で、この位置(機関部右手のストックの合わせ目)にあります。

 

いくつか前のロットではこのホップレバーのアームがプラ製で、強くかけたくてもかかりが悪くて往生したそうです。

前回ロットでは金属製に代わっていました。

今回はまだ分解していないので何とも言いきれませんが、前回同様金属製じゃないかと推測します。

どうだろう。

まさか先祖返りはしないでしょう?

 

 

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ボルトを引くとこの位置まで後退します。

後退量は少なめな気がしますね。

その分、VSRなどに比べても引きはやや重いと思います。

 

箱出しではボルトを戻す際に少し力が必要ですね。

チャージングハンドルを強く押し返すのがためらわれるなら、ボルト後端のツマミのようなものを手のひらで押すと比較的楽にボルトを戻せます。

 

トリガーは前回同様、ぷらぷらとよく動きます。

前回はトリガーメカに電動ガン用のシムを噛ませてぷらぷらしないように工作しましたが、このぷらぷら具合もなんだかヒストリカルというか、昔の銃はこんな風だったのかもしれないと思わせられたり。

ぷらぷらするのがどうしても嫌でなければ、別にこのままでも良いかもです。

機能的には何も不足はありません。

 

 

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ボルト部分にはこのような刻印がありますね。

むむっ。レミントン??

 

改めてウィキペディアを見てみましたが、モデル後期にはレミントン社が米国政府から請け負ってM1903A3というモデルを製造していたそうです。

よく見るとそれらしき刻印もありますね。

 

スプリングフィールドだけどレミントンとはこれ如何に。

こういうところにもこの銃のたどった歴史が潜んでいるというのも面白いですね。

 

 

 

 

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ストック後端にはバッテリーを入れるスペースの蓋があります。

 

・・・というのは冗談ですが、何を入れるのかわからない小さなスペースがありますね。

たぶん実銃を忠実に再現したんだと思いますが、何を入れたんだろう。。

クリーニングアイテムかな?

 

バットストックは金属製ですので幾分滑りやすいです。

 

 

 

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一応、フロントサイト付近も見ておきましょう。

フロントサイトは金属製で、切り欠きにはめ込んだ構造。

前側からイモネジで固定していますので、実はけっこうなくしやすいです。

使っているうちにイモネジが緩んでしまうのでしょう。

特にスコープを搭載している場合、フロントサイトが脱落していても気が付きにくいでしょうしね。

 

首元を止めている金具の下部には銃剣を付けるためのアタッチメントがあります。

たぬきちは見たことがありませんが、もしかしたらM1903用の銃剣が売っているのかも。

たぬきち的には銃剣は危ないので要らないかな。

銃剣付きの状態で壁に飾りたいなどの用途であれば、付けても良いかもですね。

 

 

さてさて、見てまいりましたスプリングフィールド M1903ライフル。

命中精度に関しては実射してみないとわかりませんが、前回ロットではそこそこてこずらされたような気がします。

変わっていなければ、ホップパッキンがS&Tオリジナルタイプです。

またホップ機構が今一つ貧弱で、調整が必要だったと思います。

 

ただ、いじり方さえ分かっていれば素晴らしい性能が発揮できますよ!

たぬきちはこれに細身のスコープを搭載して、50mのターゲットにバシバシと当てて有頂天になった楽しい思い出があります。

 

実射レビューなりチューンレビューなり、この銃も引き続きブログでアップしますね。

 

 

それでは今夜はひとまずこの辺りで。

たぬきちでした。

サバゲと気温と浅知恵たぬきちの装備のお話です

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

最近ではようやく少し涼しくなってきましたが、今夜はサバゲと気温という題材で少しお話をしてみましょうかと思います。

 

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のっけから、たぬきちの写真で恐縮ですが(汗汗;;;

サバゲと気温というのは、じつに密接な関係にありますね。

 

この写真の装備ですが、今年のGW頃かな?

今年もこれから暑くなる、という時期に、たぬきちなりに考えたのです。

 

暑くなると当然薄着になりますね。

トイガンのジュール規制は夏も冬も関係ありませんので、薄着で撃たれると当然痛いわけです。

特にガスガンの初速は真夏にピークに達しますね。

 

暑いので薄着が良いが、薄着だと被弾時に痛い。

ここに大きなジレンマが生じますね。

 

そこでたぬきちは考えました。

暑い中東で戦っている人たちが着ている服装なら、夏の暑い盛りでも案外涼しいんじゃなかろうか?

 

そんな考えから、カミースというアラブの貫頭衣をベースにしたアラブ装備をしてみたわけですが。

 

これがまた、暑いのなんの(爆

 

つまるところ、中東の暑さはおそらく大陸性でカラッとしている暑さなんでしょうね。

一方で日本の暑さは言うまでもなく、まとわりつくような湿度の高い蒸し暑さです。

たぬきちの浅知恵装備は、一回こっきりであっさりお蔵入りしておりました。

 

 

10月に入り、ようやく少し涼しくなった今日この頃。

ようやくアラブ装備を蔵から引き出す時がやってきました(感涙

 

運動競技?であるサバゲにおいては、気温は適度に低い方が向いているというわけです。

 

一方で、ガスブロの季節は今年も静かに過ぎ去ろうとしていますね。

なんだか、東京マルイが世界で初めて電動ガンという新ジャンルをこの日本で生み出したのには、やはり理由がある気がします。

四季のある日本でサバゲをしようとすると、必然的にガスだとオールシーズンレディというわけにはいきませんからね。

 

ちなみに人の通らぬ藪道を好んで通るたぬきちの性質上、BDUなどの”一般的な”サバゲ装束は、たぬきちは持っていません。

じゃあどんな装備でサバゲをしているのか?

それもまた、そのうちお話しますね。

 

 

以上、

サバゲと気温とたぬきの浅知恵でした。

それではまた、近々。

S&T AR-15A4 Slender KM9 たぬきちの愛銃レビューです!

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

いやあ、三連休もあっという間に終わってしまいましたね。

9月、10月と3連休が多くて、何となくもったいないというか。

もう少し休みが散らばっていてくれても良いのになと、何となく思っているたぬきちです。

 

さて、今日は先日のレンジレビューでご紹介したものの中から、こいつを紹介してみます。

 

それではカモン!

 

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S&T AR-15A4 Slender KM9です!

 

S&TのGBBスポーツラインM4シリーズの一つで、フロントまわりが9インチのKEYMODになっているタイプですね。

ちなみにAR-15はM16のアーマライト社の製品名だそうですので、M4ガスブロと言いつつM16なんですね。

いまひとつAR系に疎いたぬきちですので、今回は何かおかしなことを書いてしまうかもしれません(ガクブル

 

その時は、かまわず指摘してくださいね。

 

先ごろから発売されているS&TのM4系GBBスポーツラインシリーズのラインナップでは、チャンバーが少なくともイモネジ式とダイヤル式の二種類に分かれているようですね。

このSlender KM9はダイヤル式のものになります。

また、電動ガン用のホップパッキンおよびインナーバレルが搭載されているモデルですので、チューンベースにしたい人にはうってつけのモデルです。

 

実は夏の福袋でSlender KM15が当たっていたたぬきち

サバゲではほとんどインドアでしか遊ばないので15インチのフロント回りが長すぎるので、調整だけしてすぐに手放してしまいました。

しかーし!

トイガンとしてはとても触っていて楽しい銃でしたので、この短いバージョンを買いなおしてしまいました。

 

 

 

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このトイガンの良いところは、まず入手性が良い点ですね。

 

本体価格が¥22,000-程度、マガジンが一本¥3,500-程度で購入できます。

マガジンも今のところ安定供給されているようです。

 

いやこれが意外と重要なんですよ。

本体を買っても予備マガジンが手に入らないガスブロというのが結構あります。

そういうものほど、稀に出物があったとしても高額なんですよね。

そこへ行くと、ガスブロ長物でマガジンがこの安価で安定して入手できるというのは、まず大きな利点だと思います。

 

そしてなにより、電動ガンのパッキンやインナーバレルが使える点が大きい。

このおかげで、電動ガン用の様々なアイテムが使えるのでいざというときに手を打てる

選択肢が豊富にあります。

特にそれがガスブロで享受できるという点が大きいです。

ガスブロのアフターパーツは電動ガンに比べて本当に少ない現状を考えると、この点は他のガスブロM4と比べても大きな利点じゃないでしょうか。

 

特に海外製品の場合、ホップパッキン一つとっても自社オリジナル製品だった場合、入手困難なものも多いです。

このブログで良く出てくる言葉なのですが、マルイ製(国内製)にパーツ交換可能というのは大きな安心感があります。

 

ちなみにたぬきちのこの個体はインナーバレルをコンラッドのタイトバレルに、パッキンはPDI製Wホールドパッキンに交換してあります。

 

あとは、チャージングハンドルを引いた時のダストカバーが開く音からボルトが閉塞する音までの一連の動作音が良く、射撃の動作が安定的でブローバック時のリコイルショックが強いこと。

M4同士、他の製品と比べたことがないのでM4の中ではリコイルが強い方なのかどうかはわかりませんが、これまで触ってきたガスブロ長物の中ではリコイルの強い部類ですね。

音と振動が適度に五感を刺激してくれるので、撃っていてとても心地よいです。

 

動作に関して様子がわかる動画を作成しましたので、気になる方はこちらも見てみてくださいね。

www.youtube.com

 

 

 

では逆にマイナス印象な点はないでしょうかね。

 

うーん。

あえて言うなら、強化樹脂製レシーバーの強度に対する不安はいくらかはありますね。

 

 

 

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矛盾するようですが、レシーバーそのものはそれほど心配していません。

香港ではおそらくもっとハイパワーなガスを使用していると思われるからです。

日本国内で流通しているフロン134Aは5気圧。

台湾で流通している威猛というガスは15気圧だそうですよ。

香港で使用されているガスも、おそらく5気圧ではないはずです。

ハイパワーを受け止める前提で設計されているはずなので、撃発の衝撃に対する心配はしていません。

心配なのは、レシーバー上部のレールです。

ここはもちろん光学機器を締め込むネジの力を受けるので、傷みが出るならここからじゃないかなと思います。

ぶつけてもそう簡単に割れはしないと思いますが、傷にはなりやすいでしょうね。それは致し方ないですね。

 

あとは、ガスブロ長物の宿命ですが冷えにはあまり強くないです。

ガスブロ長物の場合、重たいボルトをガシガシ動かしている都合上、冷えによるガスのパワー低下による動作の緩慢化はハンドガンよりも深刻な場合が多いですね。

まあ宿命的な話なので、その中ではまだましな部類かとも思います。

 

若干脱線しますが、先日、KSCのMP7とこのAR-15で『冷蔵庫デスマッチ』を開催しました。

何かというと、ガス注入後のマガジンを冷蔵庫に一時間ほど入れたのち、ちゃんと作動するのかをテストしたのです。

 

その結果、AR-15は5発で最速64m/s、最低58m/s。生ガスぶっしゃー無し。

MP7も5発で最速71m/s、最低67m/s。こちらも生ガスぶっしゃーは無しでした。

初速がMP7よりも低くなるのはインナーバレルが長いのが理由じゃないかと推測します。

インナーバレルが長いと気化率低下によるガスの吐出量の低下によって、バレル内でBB弾が加速中にガスの吐出量を使い切り、そこから先インナーバレルから飛び出すまでの区間で負圧を受け減速することになる。

そういう意味では、インナーバレルの短いガスガンほど冷えによる影響を受けにくい特性はあります。

 

この状況下でも生ガスを吹かなかった点、きちんとスライドストップも掛かった点は評価できると思います。

  

その他のマイナスポイントとしては、箱出しから快調に動作させるまでに、個体個体の部品精度や組みあがり具合に応じて調整が必要な場合がある点ですね。

 

Slender KM15の記事に書いたのですが、チャンバーの内径がパッキンに対して若干狭く、パッキンがBB弾に押し込まれてすぐに破損したり弾が詰まったりしました。

 

 

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この場合、チャンバーの内径をルーターで広げてやることで解消します。

 

また、Slender KM9の場合、リコイルバッファスプリングのテンションが強すぎて連射速度が遅く、動作不良を起こすことがありました。

 

 

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こちらはリコイルバッファスプリングを適宜カットすることで改善します。

 

あとは細かいことですが、ダストカバーが閉じた状態でキープされずに少しの衝撃でパカパカ開いてしまったので、ネジ止め剤を塗って部品に厚みを増すことで解消させています。

 

まあ、中華製ですのでそういったマイナートラブルはつきものですね。

それでも、そのどれもわずかな作業で解消できるのでそれほど心配はいりません。

 

このあたりのことが事前にわかってさえいれば、海外製の長物ガスブロとしてはむしろ安心して買える部類じゃないかと思います。

 

これらの点を総合して考えれば、ガスブロ長物の入門用としては箱出しで使える保証がないので疑問も残りますが、ガスブロ長物いじりを始めるには良い商品なのではないでしょうか。

 

 

 

たぬきちのマイルールなのですが、自分がゲームで使用する用途で自室に保持できるガスブロ長物枠は一丁と決めています。

なので実は今、このAR-15はMP7とクリスベクターと競合している最中です。

そういう意味ではいずれまた手放してしまうかもしれませんが、とても扱いやすくて良い銃であることは間違いないです。

 

たぬきちトイガンをいじっては手放し、いじっては手放しているのもスペースの問題によるところが大きいのです。

こうしてブログに書くと、あらためていい点と悪い点が認識できますね。

 

さてさて。

たぬきちの悩ましい日々はまだまだ続きそうです。

 

それではまた。たぬきちでした。

九龍迷宮街区 シューティングレンジへようこそ! その②

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

調整中のトイガンもろもろを担いで昨日、例の八王子のサバゲーフィールド『九龍迷宮街区』さんのシューティングレンジへ行ってまいりました!

 

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奥行き50mあるレンジで、見ての通り作業台にもなるテーブルも含めてこの空間を貸し切りで使わせてもらえるので、調整には大変重宝しております(^^

 

ただ当日もお昼の時間には先客のかたがいらっしゃったりして、最近では当日連絡ではすぐにレンジインできないこともあり。

こうやって広告をしてしまうのがなんとも好し悪しな感じもするたぬきちですが。

ともかくお世話になっているレンジですので、お客さんが入るのは本質的には嬉しいことです。

 

しかも!

当日は、「これからレンジへ行ってきまーす」とLINEで流したところ、急きょサバゲ仲間の方が駆けつけてきてくださりまして。

しかも息子さんの愛銃だという、GHKのガスブロAK74というお土産付きでした。

 

たぬきちもいろいろ持ち込んでいたこともあり。

いやいや、話がはずむはずむ(^^;

やはり同じ趣味というのは人と人とを深く結びつけるものですね。

 

さて、本日のメニューは下記のとおりです!

盛りだくさんですよ!

 

DE M40A3 スナイパーライフル

WE XDM-40

KSC KrissVector

S&T AR-15A4 Slender KM 9

KSC MP7A1-2

GHK AK74MN改

メニューを見ただけでも結構おなか一杯ですね。

さあ、ばしばし撃っていきましょう!

 

DE M40A3 スナイパーライフル

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さて、さっそく一番気になるやつを見ていきましょう。

 

どうなることかと思ったダブルイーグル製M40A3でしたが、弾道は思いのほか素直でのびやか。

0.25gのBB弾で、30mならターゲットに5発中4発命中させられる程度の精度はあります。

 

このレンジのターゲットは直径20cmくらいの金属製の円盤ですので、命中すると金属板のキレイな音がします。

 

50mでも惜しい弾道を描くのですが、10発中1発当たるかどうかというところですね。

まあ、高出力なので50mは余裕で飛びます。

 

アンダーレールはやはりぐらつくので要改修ですね。

コッキングがやや重く、初速が危険水域すぎて鼻血が出そうになりました。

やはり、スプリングを切った方がよさそうですね。

 

VSR-10リアルショックバージョンの箱出しでは50mは届かなかったので、値段の割にはおおむねまともな性能ではないでしょうか。

とはいえ、初期整備の手間を差し引くとVSRの方が安心感もあって費用対効果は高いですね。

(元も子もないようなことを言うたぬきち(笑)

 

VSRを使い飽きて他のスナイパーライフルがほしい人。

あるいは軽いスナイパーライフルを持って走り回りたい人なら買っても損はないです。

ただ、どちらの場合でも銃を自前でいじれることが前提となるので敷居が高いですね。

 

単純に精度の良いボルトアクションライフルがほしいなら、VSRを買ってお金をかけた方が結果は出るかと思います。

たぬきちのように物好きで銃いじりが好きなタイプなら、手間をかけるだけの隙だらけなので楽しいかも。

そんなトイガンですね。

 

さて、次行ってみよう!

 

WE XDM-40

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WE-TECH製XDM-40 メタルスライド、リアル刻印バージョンです。

 

内部調整でパッキンをマルイ純正に交換してあります。

当日の初速は67m/s程度でした。

あやしいロールなども出ない素直な弾道で、20mのターゲットにビシビシ当たる感じです。

30m程度までは本当にきれいで直線的な弾道で飛んでくれるので、海外製ハンドガンとしては優秀ですね。

何よりリアル刻印の見た目と重量感、そしてスライドを引いた時の金属音がやる気にさせてくれます。

雰囲気と実射性能のバランスがとても良く、好印象。

取扱や整備に難しい点も特にないので、万人にお勧めできる良いトイガンだと思います。

マルイ製のパーツが使えるので整備性、パーツ入手性も良いですね。

 

スライドが軽い分マルイのXDMの方がブローバックスピードは速いと思います。

ゲームユースではそちらの方が分がありそうですが、樹脂フレームはぶつけると傷むしいずれブローバックの衝撃で割れたりもしますね。

どちらがいいかは使う人間の考え次第ですね。

 

 

KSC KrissVector

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最近、思わずぽちってしまいました。

 

ずいぶん前から欲しかったのですが、なんせ廃盤で入手困難、そして何より高額なのでなるべく見ないようにしていたトイガンです。

 

秋口になるとガスガンの中古市場での流通量は増えます。そんな中で見つけてしまった格安品です。

フリップアップサイトがフロント・リアとも欠品で、フォアグリップも欠品。

さらにマズル上部のライトレセプタクルの蓋をこじって取ろうとした跡が付いている品でしたが、さくっと整備しておきました。

 

フォアグリップおよびライトレセプタクルはKSCに問い合わせて調達。

フリップアップサイトは高額なのでマグプルタイプで代用としました。

 

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交換の際に外したライトレセプタクルのハウジング&カバーです。

KSC・クリスベクターのライトレセプタクルカバーはトップレールのネジでとも締めされているのでこじっても取れないんですよ。

無理してこじっちゃだめですよ!

 

さて実射性能です。

当日の初速は81m/s程度でした。

30m程度まではきれいに直進しますね。さすがKSCというか、国産品は安心感がありますね。

連射してもブローバックの動作が安定的なので、そこも安心感があります。

ただ、現場では二度ほど多重給弾してジャムってしまいました。

その場合でも、マガジンを抜いてチャージングハンドルを引くと弾が抜けるので、難しい対処はいらないですね。

サブマシンガンですからね。ジャムるのもリアリティの演出かも??

(原因&対処方法は探ってみないと現状わかりません。。)

 

動作は機敏ですが、リコイルショックは思いのほか小さいです。

クリス・スーパーVシステムのおかげですね。

内部も分解して清掃整備をしましたが、ボルトがくの字に曲がって稼働するというのは本当に不思議な構造です。

きっと銃の駆動メカニズムが大好きな人にはたまらないですね。

そういうのが分かっていると、少ないリコイルショックでも物足りなさは感じないです。

 

2点バースト、フルオートも快調そのもの。

独特な面白みのある、とても秀逸なトイガンだと思います。

ライセンスの問題で廃盤になってしまったことが本当に惜しまれますね。

 

 

S&T AR-15A4 Slender KM 9

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S&TのガスブロM4スポーツラインです。

 

以前、福袋でこれの15インチバレルモデルが当たったものの、初期整備をして少し遊んだ後、ヤフオクで流してしまいました。

そのあともう一度欲しくなり(^^;

インドアゲームでの使用を前提に、9インチバレルのCQB的なモデルを購入したものです。

 

いや、手放してもまた欲しくなるだけの素性の良さがあるのです!(熱弁)

 

例によってチャンバーユニットの研磨等、ほんの少しのことをすれば化けるので、いじり方さえ分かっていればガスブロ長物の調整に挑戦したい人には向いていると思います。

しっかりしたリコイルショックもあるし、チャージングハンドルを引いた時の複雑かつ心地よい作動音など、ガスブロM4の醍醐味を味わわせてくれるだけの素性の良さがあります。

マガジンも三千円台で安いですし。

クリスベクターと比べるまでもなく、入手性の良さは光りますね。

 

さて実射性能ですね。

当日の初速は78m/s程度でした。

30mの的ならどうにか当てられるような感じですので、主にそれを狙って遊ぶことになります。

経験上、40mはもはやガスブロの大きな壁と言えると思います。

そういう意味ではこのトイガンもガスブロ長物としてはまずまずの精度と言えそうです。

比べるならば、30mの的撃ちの精度はベクターやこの後出てくるMP7には若干劣るような気がしますが、そのどれをとっても長距離での精度においては電動ガンやエアコキ長物にはかなわないのは変わりないです。

 

それはもう構造上の問題なので仕方ないですね。

ガスガンは撃つたびにマガジンの冷えによって次弾撃発時の気化率が変わってしまって、初速が変化してしまう。

初速の変化はホップの掛かり具合にも影響を及ぼすので、必然的に撃つたびに違う弾道になる。

これはもう液化ガスの気化膨張を使う構造上、致し方ないです。

 

さてこの個体の話に戻りましょう。

連射時には後半に動作の弱まりを感じさせるものの、スライドストップまできちんと作動しきるので、M4ガスブロとしてはまずまずじゃないでしょうか。

時々フライヤーが出るのが若干気になりますが、そう多くはないです。

 

一方で、リコイルショックは本日のラインナップの中で明らかに一番強烈で、撃っているという感覚が一番強く、トイガンとしてとても好印象ですね。

チャージングハンドルを引いた時やボルトを閉塞させた時の音など、感性に響くものがあります。

費用対効果の高い、良いトイガンだと思います。

 

KSC MP7A1-2

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昨年の冬に中古で入手したものです。

 

入手直後、使っているうちにピストンヘッドが割れてしまいました。

この症状はKSC MP7A1にはつきもののようですね。

メーカーに部品を問い合わせたところ、出荷時の構成から対策品に切り替わっていたので対策品を組み込み済みです。

その後、動作はすこぶる良いですね。

 

マグネシウム製軽量ボルトが採用されていて、寒い季節でもガシガシ動きますし、弾切れまで一気呵成に撃ち尽くすことができます。

一方で、その分明らかにリコイルショックが犠牲になっていますね。

上記のM4ガスブロとは特性的に正反対と言えそうです。

 

さて、実射性能ですが、初速は80m/s程度でした。

やはり30m程度までは狙える感じですが、それ以上の距離だと散ってしまいますね。

リコイルの衝撃が少ない分、銃が暴れないので扱いやすい印象です。

弾道の安定感、ジャムなど動作不良のない安心感は素晴らしいです。

 

サバゲでも、自分の相棒としてはとても心強く、信頼めいた感覚を覚えるほどです。

ガスブロの場合、長物であっても精度の問題でどれもインドア向きとなります。

そして重く長いボルトより、小さく軽量なボルトの方がガスブロで作動させるには適していると思います。

そういう意味ではMP7はガスブロ長物として理想的な一丁というか、あるべき姿ではないかと思っています。

 

 

GHK AK74MN改

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さて、本日最後のレビューです。

サバゲ仲間の方がこいつを担いで駆けつけて来てくださいました。

なのでたぬきちの持ち物ではないのですが、せっかく撃たせていただいたのでレビューしちゃいます(^^

 

まず、AK74MN改としている理由ですが、ストックを樹脂製のものからスケルトンストックに交換しています。

持ち主さんの趣味だそうで、KSCの電動AK74MNも同じ仕様になっていました。

同じ仕様で電動&ガスブロの二丁を仕立てるなんて、愛としか言いようがありませんね(^^;

 

GHK製AK74は初めて持ちましたが、KSCのAK74GBBよりも軽い印象で、細く握りやすいグリップもあいまって扱いやすい印象です。

リコイルショックは思いの他軽いですが、撃発音が甲高く金属音も混じるので銃を撃っているという感覚が濃く、けっこうテンションUPに貢献していますね。

 

弾道はのびやかで素性の良さを感じさせるものの、ホップ調節のスイートスポットが狭いのか調整に手間取る感じです。

ダイヤル式のホップ機構も硬くて回しにくいです。

海外製のトイガンは往々にしてこういう細かなところにあらがありますね。

たぬきち的には腕が鳴る部分です(^^;

 

ホップ調整が済むと、30mまでは直進します。

そこから先は様々な方向にばらける感じでした。じつにガスブロらしい弾道です。

特筆すべきは初速の速さですね。

この個体は5発のアベレージでも93m/s程度出ていました。

 

もう一つ特筆するとしたら、マガジンに弾を込めるのが実にやりにくい。

マルイのローダーでは歯が立たず、仕方がないので一発ずつ込めて試射しましたが、ゲームユースで考えるとこれは何か手を打ちたいですね。

休憩時間にマガジン一本分、装填できない(><

 

でもやはり、何よりパワフルなのでうまく調整すれば長距離も狙えるようになるかもです。

5発のアベレージも振り幅が狭く、冷えに強い構造なのかもしれません。

 

まとめ

連休だけあって、今日はたくさん書いてしまいました。

諸々ありますが、たぬきち的にはDE製M40A3が一応の性能を見せてくれたことと、クリスベクターが思いのほか動作良好、性能もまずまずで、あらためてとても気に入りました。

 

やはり、トイガン遊びは面白いですね!

また個別にもレビューをしていきますね。

 

それではまた。たぬきちでした。

 

ダブルイーグル M62(M40A3)スナイパーライフル 初期整備②です!

みなさんこんにちわ。たぬきちです。

前回に引き続いて、ダブルイーグル製M40A3の初期整備をしていきましょう。

 

シリンダーの内部洗浄

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外した機関部を使って、段ボールに3発分、エアーを発射してみました。

やはり段ボールがグリスで汚れましたね。

 

このまま組んでも再びインナーバレルが汚れてしまうので、グリスを除去していきましょう。

 

 

 

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まずはマルで囲んだ銀色の部品を叩いて外してやります。

 

 

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こんな感じで叩いて抜き出します。

これを外すと、機関部からシリンダーが引き抜けるようになります。

 

 

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シリンダーが抜けたら、ヘッドを止めている部品を外しましょう。

この二つの穴にラジオペンチを差し込んで反時計回りに回せば外すことができます。

 

 

 

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うーん。

やはり、だいぶつゆだくな感じのものが現れましたね。

おおむね予想通りですね。

 

 

 

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先ほどのノズルも含めて、ピストン、スプリング、スプリングガイド、シリンダー内部を脱脂洗浄していきましょう。

 

中性洗剤でざぶざぶと洗ってしまう方法もありますが、今回はふき取りのみで対応していきます。

理由はシリンダーのハンドル部分を分解する手間を惜しむためと、矛盾するようですが完全脱脂をしないためです。

 

なぜ完全脱脂をしないのか?

 

完全脱脂をすると、再度グリスアップが必要になりますね。

これは経験則なのですが、マルイのシリコングリスやタミヤのセラミックグリスで再度グリスアップをした場合、必ず初速が落ちることになります。

グリスがなじんでくると初速は元に戻るのですが、安定させるには、慣らしで数百発も撃たないといけません。

そこで今回のようにあらかじめ初速が安定して早い個体の場合、出力に関しては現状維持させるためにグリスの完全脱脂を行わないのがたぬきち流のやり方です。

またスナイパーライフルについては電動ガンなどのように連射して遊ぶものでもないので、グリス切れも心配するほどの事ではないはずです。

要は、撃発時にノズルからグリスが噴き出さなければOKなのです。

 

シリンダーはパーツクリーナーで内部を洗浄し、あらかた脱脂しておきます。

他のパーツは基本的にはふき取りのみ実施。

 

先ほどの方法で試射してみましたが、段ボールが汚れることはありませんでした。

これでグリスの噴き出し対策もばっちりです。

 

 

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組み上げて初速を計測したところ、元の初速より幾分アップ。

危険水域ギリギリとなってしまいました。

 

1Jは超えないのでOKといえばOKですが、様子を見て、気になるようならスプリングカットも考えないといけませんね。

 

ひとまず、これで初期整備としては十分でしょう。

あとはシューティングレンジで実射してみれば、この製品の実力のほどを確かめることができますね。

 

さてさて、どうなることやら。

 

たぬきちでした。

 

 

 

 

 

ダブルイーグル M62(M40A3)スナイパーライフル 初期整備①です!

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

先日レビューしたダブルイーグル製M40A3の続きです。

 

前回の終わりで箱出し状態でシューティングレンジレビューをするか迷っていたたぬきち

箱出しレビュー後にレンジで初期整備を行うことも含めて分解手順を確認していたのですが、こんなものを見つけてしまいました。

 

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下水の配管かと見まごうようですが。

インナーバレルの内部です(汗

 

こりゃいかん。

どうみても、機関部からグリスを吹いている様子。

こんな状態じゃ、まともな弾道はまるで期待できませんね。

 

かくして、初期整備をした後で、レンジへ持ち込むことに決定しました。

さあ、やると決めればやるぞ。たぬきちはやれば出来る子YDKなのです!

 

それでは、ダブルイーグル製M40A3の初期整備編。

行ってみましょう!

 

 

チャンバーおよびインナーバレル整備

まずはストックと機関部を分離しましょう。

 

 

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三か所のネジを外します。

 

前側二か所は2.5mm、トリガーガード後ろのものは4mmの六角レンチを使用します。

この二種のレンチは製品に付属しています。

長柄のL字レンチ、それも頭が面取りしてあるものなので使い勝手は良いです。

 

 

 

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ネジは脱落防止で内部で滞留するようになっています。

ところどころ、心配りのある構造をしていますね。

 

 

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アウターバレルとシリンダーの連結部です。

このT字型のパーツひとつで止まっています。

 

見えている二つのネジを外したら、ドライバーで指しているあたりをこじりながら外します。

 

 

 

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外したところです。

首元がこの穴に挿した樹脂パーツだけで止まっています。

構造はチープですが、こういうところに安価製品なりのオリジナリティがありますね。

一点止めですが、ストックで3点止めしていることで精度を保っているんでしょう。

 

きっとそうだ。

そう思いたいたぬきちです。

 

あとは普通に引き抜くと、機関部からバレル部分が外れます。

 

 

 

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チャンバーおよび給弾口付近です。

こちらも見えている二つのネジを外します。

 

カバーが取れると、ホップレバーの根本に留めているネジが露出しますので、それも外しましょう。

 

 

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そうしたらチャンバーユニットを機関部側へ送るようにして引き抜きます。

 

この時、ホップレバーの台座が引っかかるので、チャンバーユニットを横向きになるように回してやると摘出出来ます。

 

 

 

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摘出完了です。

インナーバレルはアルミ製のようですね。

 

インナーバレルの素材については高硬度のものほど良いですね。

真鍮製の黄銅色のものが一般的です。

アルミ製はそれよりも柔らかい素材なので、力が掛からないように扱いましょう。

 

なんだアルミ製かよ。けっ。

 

と思いがちですが、よく考えるとVSRも一部の製品以外はアルミ製インナーバレルなんですよね。

3発発射のショットガンタイプのトイガンの多くもアルミ製バレルを採用しています。

 

上記の通り、真鍮製のものの方が頑丈で精度が出やすいようですが、だからと言ってアルミ製インナーバレルが必ずしも精度が悪いというわけではありません。

外圧に弱く、削れやすいのは確かなようですが。

長い目で見れば内部が削れて精度が落ちることもあるかもしれませんが、何万発も撃ったあとの話ですのであまり気にする必要はないように思います。

 

まあ、インナーバレルを買い替えるとなれば、どうせ買うなら真鍮製かさらに高精度なステンレス製を選びますが(^^;

ひとまずここはこのインナーバレルの精度を見てから考えればいいことですね。

 

 

 

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さて、チャンバーユニットです。

見えているネジをすべて外します。

写真が切れかけですが、右端のホップユニットの極小ネジも外します。

 

 

 

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ぱかっと割りましょう。

この時、給弾口にあるゲートを抑えているスプリングがありますので飛ばさないように気を付けましょう。

 

さてさて、ここで困ったことが一つ発覚しました。

チャンバーはVSRタイプなので当然マルイ製ホップパッキンが使えると見込んでいたのですが、パッキンはDEオリジナルのタイプでした。

 

うーん。

このオリジナリティはいただけませんね。

何がどうであれ、主要箇所にマルイ製を使えることが精度を上げるうえでは一番の近道なのですが。

 

ホップ窓の位置が違うので簡単な加工ではマルイ製パッキンへの換装はできそうにありません。

まあ、マルイ製だけが世界で唯一の高精度というわけではないので。

ここはひとつ、出来る限りの内部清掃をして、あとは精密に組立てみるしかないですね。

 

インナーバレルからホップパッキンを外し、パッキンは脱脂洗浄をしましょう。

 

 

 

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さて、冒頭の写真です。

内部が相当汚れていますね。

 

バレルリフレッシャーを通してみたところ、あめ色のグリスが垂れるような勢いで押し出されて出てきました。

これは明らかに、シリンダーから飛び出してきているものですね。

 

初速も高いので、このグリスの噴き出しさえなければ機関部はいじる必要はなさそうなのですが。

グリスが吹いている以上、見過ごすわけにはいかないですね。

 

長くなりましたので、続きは初期整備②と題して別にアップしますね。

 

今宵もお付き合いくださってありがとうございました。

たぬきちでした。

 

 

 

 

 

 

 

ダブルイーグル M62(M40A3)スナイパーライフル レビュー!

こんばんわ。たぬきちです。

中華ガンのレベルも日進月歩し、近頃では国産メーカーがまだモデルアップしていない製品を独自に製造販売したり、電子トリガーに代表されるように新たなトイガンのメカニズム自体を開発したり。

国産メーカーの勢いを圧迫するほど、海外製トイガンも進化し続けていますね。

 

一方で、大安売り品、いわゆるチープガンのレベルというのはどうなんでしょう。

費用対効果の優れたトイガンが大好きなたぬきち

チープガンは好物の一つです。

 

というわけで、たぬきちの新たな戦いの始まりです!

今回のお題はこちら。

 

じゃん!

 

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ダブルイーグル製 M62(M40A3)スナイパーライフルです!

 

なんだか好きなんですよね。M40A3。メジャーになり切れず微妙に日陰な感じが(^^;

こういうものから良品を発掘したいんです。

 

この製品、AmazonではCrestさんという企業が輸入販売している商品で、現在の価格で送料込み¥11,800-という安価な商品です。

 

安い!

でも、大丈夫なの??

ちゃんと飛ぶの???

整備の仕方は????

 

いろいろ不安要素だらけですね。

ここはひとつ、たぬきちが検証しましょう。

 

 

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まず、パッケージやマニュアルのどこにもメーカー名がありませんね。

さっそく不安をあおる、あおる(ガクブル

 

 

製造元がダブルイーグルだとなぜわかるかというと、ひっそりとロゴだけ出ています。

この、ちょっとダメっぽい顔をした二羽の鷹?がダブルイーグルのロゴマークのようですね。

 

うーん、出だしからやばい雰囲気が漂いまくり(笑

 

 

 

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箱を開けると中身は発泡スチロールごとセロファンでおおわれています。

昔、縁日のおもちゃ屋さんなどでこんな感じでそのまま展示販売されている商品がありましたね。

これなら中身が見えるし、ほこりも被らない。

 

でもこれはこれでパッケージングとしては良好です。

上下二分割にして省スペース化していることで、流通経費が安上がりになりますね。

組立も簡単です。上下パーツを組み合わせ、ネジを三つ締めれば完成です。

 

 

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安物のバイポッドと安物のスコープを載せてみました。

なかなか、ちゃんと格好いいじゃないですか。

持ってみると、S&TのM40A3よりもだいぶ軽いですね。

ストックが良くも悪くもだいぶ軽量化されていました。

バイポッドを固定しているアンダーレールの剛性が若干気になりますが、軽いことはおおむね良いことだと思います。

 

さてそれでは細部を見ていきましょうか。

 

 

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まず、ホップアップ機構はマルイのVSRタイプのようです。

VSRと同じような位置にマガジンやチャンバーが設定されています。

 

ホップアップもVSR同様、バレル横に飛び出したつまみを前後に動かすことで調節します。

VSRはゼロホップでは弾ポロしましたが、この個体はそういうことはありませんね。

また、VSRはホップをかけると初速が上がる仕組みでしたが、こちらはホップをかけるほど初速は下がります。

まあ、それで普通なんですがね。

 

 

 

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トリガー付近です。

 

レールが標準装備なのは良いですね。

S&TのM40A3ではレールの下あたりにRemington M700の印字がありましたが、こちらはなしです。ちょっと寂しいですね。

 

トリガーガードがストックに組み込まれた樹脂パーツというのがややいただけないですね。

トリガーガードはぶつけやすいし指が触れる部分ですので、雰囲気を盛り上げるにはやはりメタル製が良いです。

ま、安価品に無理を言うのは横暴でしょうか。

 

 

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逆サイドです。

雰囲気は悪くないと思います。

全体的に、パーティングラインが未処理なのでそこはペーパー掛けをして滑らかにしたいですね。

そうすると、塗装とセットで考えた方が美観アップにつながりそうな気がします。

 

 

 

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セーフティもVSRとよく似ていますね。

たしかVSRのセーフティはレバーがスウィングしますが、こちらは前後動なので若干重めに感じます。

 

 

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コッキングレバーはこの位置まで上がります。

 

確かVSRでも一部のモデルのみこの位置までで、他はもう少し上まで上げないとボルトが引けなかったはずですね。

そういう意味ではタクティカルというか、スコープ搭載を前提とした設計ですね。

これならローマウントでもスコープにレバーが干渉しないんじゃないでしょうか。

スコープサイズやマウント位置の自由度が高いのは良いですね。

 

 

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ボルトはこの位置まで引くことができます。

重さはVSRよりやや重い気がしますが、違和感を覚えるほどのものではないですね。

 

初速はゼロホップ時で94m/s程度です。

この点はまずまずですね。

 

 

 

 

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レシーバー下部です。

本来のマガジン位置には何もなく、構造だけがダミーで形成されています。

 

前述のトリガーガードはおそらくストックのモナカ構造に挟み込んでいる別パーツですね。

トリガーは金属製で、がたつきや遊びも少なく良好です。

 

 

 

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マガジンキャッチ部分です。

VSRと良く似ていますが、VSRのマガジンには非対応です。

やはりパーティングラインが放置プレイになっていますね。

メーカーとしては、パーティングラインの処理というのは手間も時間もコストもかかることなんでしょう。

安さと引き換えにしているのは、おもにこういう部分という事でしょうね。

 

トイガンとしての精度を犠牲にしていなければいいのですが。

 

 

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ストックのフロント下部にはアンダーレールが付いています。

ここにバイポッドをマウントできます。

 

ただ、軽量化の影響で樹脂が薄いらしく(汗

バイポッドを付けるとレールごと揺らぎます。

激しく扱うとレールを留めているネジ付近の樹脂がもげてしまうかもです。

ここは何か手を打ちたいところですね。

 

 

 

触りながら、軽くばらせる範囲でいじってみましたが、いろんな意味で驚きがありました。

安価品を作るのには、値段の制約をはねのけるアイデアが必要だという事が良くわかりました。

そういう意味では”よくできているな”というのが第一印象です。

 

さりとて。箱出しでシューティングレンジへ持ち込んでみるべきかどうかが悩ましいところですね。

レビュー的にはそれをやった方が良いと思いますが、インナーバレルを覗いてみたところ、グリスなのか埃なのか、だいぶきったない感じでした(^^;

中華ガンは手間暇をかけてやってこそ実力発揮できるので、そういうところに面白みを見いだせる人にはおすすめなんです。

箱出しの性能にこだわる人には、間違いなく東京マルイ製品がおすすめです。

 

元も子もない話ですが、VSRが1万6千円前後なので、バリューとしては相当お買い得商品ですよね。

たぬきちみたいに、大通りよりも藪道を好んで通りたい人がもしいれば、このレビューも何かのお役に立てるのですが。

 

さてさて、本当に人の寄らない獣道への入り口かもしれません。

たぬきちの今回の冒険は、どんな結末を迎えるのか??

 

それまはまいずれ近々アップしますね。

たぬきちでした。