せんばやまのたぬきちのブログ

たぬきちのトイガン&サバゲーに関するブログです!

S&T PP-19 Bizon たぬきち愛用のトイガンの紹介です!

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

みなさんは初めて買ったトイガン、何だったか覚えていますか?

はじめて買ったトイガンの中でも、ガスガン、エアコキ、いろいろあると思います。

その中でも、たぬきちが初めて買った電動ガン、しかも初めて買った長物トイガンはこれなのです。

じゃじゃーん!

 

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S&T PP-19 Bizon ビゾンです。

(ゾンビじゃないよ、ビゾンだよ!)

 

ビゾン・・・。不思議な響きの名前ですね。

こちらは旧ソ連の兵器開発によって生まれた名(迷?)銃で、かのAK47カラシニコフのいとこの孫くらいにあたる銃です。

詳しくはWikipediaなどで読んでもらう方が確実なので実銃の話についてはそちらへ譲りますが、このトイガンこそ、何を隠そうたぬきちが初めて買った電動ガン、初めて買った長物トイガンです。

 

メタルギアソリッド』シリーズというゲームが大好きなたぬきち

そのゲームの中で主人公が手にし、たぬきち的にも「なんだこの装弾数の多いサブマシンガンは!?」という感銘を受けたのがこの銃との出会いでした。

 

 

 

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じっくり見ると、なんとも不思議な形ですね。

メカメカしいというか、とても武骨な銃身をしております。

クリンコフと同じようなサイズですが、ライフルではなくマシンガンだという主張が伝わってくるようなフォルムじゃありませんか。

 

この、銃身の下についている大きな筒状のものは何でしょう?

グレネードランチャかな?と思いつつ。

実は、これがこの銃のマガジンなのです。

 

 

 

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これだけ見ると、これが何なのかさっぱりわからない形状ですね。

実銃では、この中にマカロフ弾などの拳銃用の銃弾を60数発も込めることが出来るので

す。

 

 このトイガンでは160発のBB弾が入ります。

ゼンマイ式ではなくスプリング給弾式なので、抱えて走ってもじゃらじゃら鳴りません。

 

 

 

 

 

 

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グリップは持ちやすさを考慮してタクティカルグリップに換装しています。

本来はAKMやAK74などと共用のグリップです。

 

 

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ケルトンタイプのストックに、ストックカバーを自作して付けています。

素材はクラフト用レザーにミンクオイルをしみこませたものです。

イメージ的にはAK系の木製ストックのカラーリングに近づけたいと思ったことと、ロシアの地ではマイナス10数度の中で軽金属のストックに頬付けしたら張り付いて痛いんじゃないかという、たぬきちなりの配慮。

(今のところロシアに行く予定はありませんが^^;)

 

中身を徹底的に弄り始めたのも、この銃がなかなか手の掛かる銃だったためです。

おかげですっかりAK系の全バラシに慣れてしまいました。

このビゾンだけでも、40回以上メカボ全バラシをしていると思います。

 

その甲斐あって、性能的には上々です。

サブマシンガンながら、40mでもヘッドショットが狙える性能があります。

直進弾道なので、連射してもシャワー状になるほどは弾は散らないです。

まあ、屋内専用にしているのでフルオート射撃をすることも今はありません。

 

フルオートを封印している理由は、もう一つあります。

このビゾン、疑似ブローバック化しているのですが、フルオートだとその動作に追い付かずにチャージングハンドルを動かしているロッドが外れてしまうからです。

 

一時期、他に持っていた電動ガンがすべて疑似ブローバックモデルなのにビゾンだけスタンダードタイプだったことがあって、それがどうにも寂しくて、愛するビゾンをどうにか疑似ブロ化してやろう!と躍起になって改良を施したのでした。

 

疑似ブローバック化!

いかにも難しそうですが、やり方の原理は簡単です。

このビゾンのメカボはCYMA製Ver,3タイプがもともと搭載されています。

このメカボには右手側のピストンサイドにスリットが入っていて、前後するピストンやスプリングが見えています。

このピストンのヘリにピアノ線をひっかけて、チャージングハンドルを引かせているのです。

まあ、原理はこの通り簡単なのですが。実用レベルで作動させられるようになるまでに何度失敗してメカボを壊したことか・・・。

最悪の時には、わずかワントリガーでアルミピストン、強化スプリング、メタルスプリングガイドを全損にしたり。。。

コツがわかれば注意点もわかるのでもうそんなへまはしませんが、まったくたったこれだけのことをするのにどれだけ時間・労力・財力をつぎ込んだことでしょう。。

 

まあ、おかげでこの子は世界で一丁の(ではたぶんないけど)、疑似ブローバックするビゾンになりました。

 

ビゾンを買って以来、たぬきちの部屋を出入りした電動ガンの数は数知れず。

それでもついに、最初に買ったビゾンだけは手放すこともせず、今でもゲームで使っています。

ビゾンの良さはAKファミリーの一員たる使い勝手の良さ、そして他に使っている人がいないレアリティの高さです。

こんなに格好良くて性能も良い(?)のに、なぜかサバゲフィールドではほとんど見かけませんね。

 

まあ、それぞれ人には好みがあるのでそれで良いのです。

自分の何より好みの一丁。それがたぬきちにはこのビゾンなのです。

 

てな感じで、今夜はすっかりたぬきちの愛銃自慢でしたね。

それではまた。

たぬきちでした。

S&T M40A3 スナイパーライフル

さて。たぬきちはまた楽しいトイガンを手に入れてしまいました。

こちらです!

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え?なんの銃かわからない?

表題のとおりです!(笑)

モノはヤフオクで中古で出ていたものです。

その時は普通のフラットダークアースだったんですが、思わず塗装の実験台にしてしまいました(笑)

 

 

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実は以前にも一度、同じものを福袋で入手したことがありました。

その時には箱出しのレビューを書くためにレンジでホップ調整をしながら遊んだ程度だったので、今回は改めて内部調整も含めていろいろと遊んでみようかと思ったわけです。

 

で、さっそくの青っぽいしましまカラー化です(笑)

家にあるBDUの柄を参照しつつ、アメリカ海軍の迷彩カラーに似せて彩色してみました。

手描きで迷彩をやるのは初めてだったので6時間かかりました(汗)

でもまあ、遠目にはきれいにみえるでしょ?

 

さて、この彼は入手時に初速が93m/sありました。

初速は上々なので機関部以外をばらしてチェックしてみたところ、ホップパッキンもまあまあ良さそうだったのでそのままレンジへ持ち込んで、実射チェック。

ところが撃ってみるとどうも時計回りにロールが出るのです。

仕方がないので持ち帰り、チャンバーまでばらして整備です!

(がっかりするより腕が鳴ってしまうたぬきちの悲しきさが。。)

 

 

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さて、ばらし方を簡単に列記しますね。

まずはトリガーガードを外します。これは二本のボルトで止まっていますので、それを外します。

するとあら不思議、ストックがごっそり外れて上下に分割されます。

整備性が良いですね。

 

 

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次に、マウントレールを外します。

これも見えている4本のボルトを外せば簡単に取れます。

さくっとぐりぐりやっちゃいましょう。

さてお次はいよいよアウターバレルを外します。

 

 

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アウターバレルを外すには下側の根本に見えるイモネジをまず抜きます。

するとアウターバレルそのものが回転させることができるようになりますので、ぐるぐる回して外します。

 

 

 

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機関部が外れたらもうあと少しです。

マガジンのハウジングを外しましょう。

これもハウジング前後についているネジを外せば簡単に取れます。

 

 

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ハウジングを外すと前がわのネジ穴の近くにイモネジが見えます。

これを外せばインナーバレル&チャンバーが出現します。

 

 

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インナーバレル&チャンバーを引っ張り出したら、チャンバーの左右にあるイモネジを外します。

 

 

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そして忘れずに、ホップ調整ネジを二本とも回し切っておきましょう。

ここまでくれば構造は一目瞭然ですが、ホップ調整ネジをしめることでパッキンを押しているアームが持ち上がってホップが弱くなる構造です。

回し切っておかないと、ホップパッキンを圧迫したままの状態になりますのでチャンバーからインナーバレルが抜けません。

 

 

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さていよいよ丸裸になりましたね。

チャンバーからは引き抜くだけですので、多少硬くても引き抜いてしまいましょう。

さて、肝心かなめのホップパッキンに到達しました。

 

見てみると、パッキンやバレル開口部の構造はどうやらマルイ準拠の電動ガンタイプのようです。

これなら単純にパーツ交換だけでも精度アップが期待できますね!

 

PDIのパッキンと比べたところ、長さが短いようですのでパッキンを少し切り詰めます。(写真右がPDIパッキンです)

気密保持のため、念のためシールテープを巻いてからパッキンを装着。

 

もともとついていたパッキンを調べたところ、BB弾を保持するリップ部分にバリがありました。こういうのがロール弾道の元なんです!

海外メーカーのこういう部分のクオリティが上がらない限り、日本のトイガン企業はまだ安泰ですね。

 

さて、組み上げて試射してみたところ、初速も分解前とほぼ一緒でした。

あとは再度シューティングレンジに持ち込んで実射してみないとですね!

以上、たぬきちでした。

コンパクトハンドガン王決定戦 IN たぬきちの里

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

今夜はちょっと趣向を変えまして、表題のような企画をやってみたいと思います。

要するに、我が家にあるコンパクトなハンドガンの撃ち比べですね。

コンシールドなハンドガンというのもなかなかロマンがありますよね。

それらのトイガンの実際の性能はいかほどなのか。さて試してみましょう!

 

参加選手は以下の通りです。

東京マルイ グロック26

ホグワーツ グロック42

・マルゼン ワルサーPPK/S

・KSC P230アーリーHW

・WE M&Pコンパクト

 

約8m先のターゲットへ向けて、委託なしで両手保持での射撃での集弾性と、フィーリングについてを検証してみます。

実施日は5月頃でしたので、気温は20度そこそこだと思います。

(WE M&Pコンパクトのみ、8月初旬のトライアルでした)

では、それぞれ見ていきましょう!

 

東京マルイ グロック26 

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※アウターバレル、スプリングガイドのみ社外品へ変更。

まず、これらの銃の中でも初速が最速で65/m程度でした。ブローバックのキレが良く、トリガーが軽いので思わず連射したくなる感じです。

また初速を計測していても、5発中の初速のブレ幅が狭く安定しているのが印象的でし

た。

集弾性もさすがはマルイ製という、貫禄の結果でした。全5丁の中で一番のグルーピングとなりました。

一方で、撃発音は結構大きく、甲高い音がしますね。

そして意外と暴れん坊で、銃本体の軽さもあって連射してしまうと落ち着かない感じがしました。片手で連射するシチュエーションなどではかなり命中精度も落ちそうです。

また、コンシールドにしては大き目ですのでその辺はどうなんでしょう。ズボンの内側に仕込みたいなど、用途によっては使いにくさもあるかもしれません。

 

 

ホグワーツ グロック42

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こちらは台湾製品で、実銃にももちろん存在するグロックのコンパクトモデルです。

グロック19をそのままスケールダウンしたようなモデルで、ノーマルサイズのグロックと比べるとまるでミニチュアみたいです。(下の総評に比較写真があります)

さて実射性能ですが、まず初速は56m/s程度でした。コンパクトなハンドガンはどれもおおむね初速は低めなので、その中でもまあ普通くらいの初速ですね。

こちらのモデルはスライドおよびアウターバレルがメタル製なので、スライドを引くと耳さわりの良い金属音がします。

ブローバックは強めで、金属音と相まって“銃を撃っている”感が強いのが好印象ですね。それと引き換えというか、そうすると必然的に撃発時に銃が跳ねるのはもう致し方ないですね。

マルイのグロック同様、初速の幅が狭く安定している点も好感です。

 

 

・マルゼン ワルサーPPK/S

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※グリップが木製品に交換してあります。

まず初速ですが、60m/s程度出ていましたので早い方ですね。ブローバックの速度が速く機敏な印象で、その割には銃が跳ねにくいです。

これは構造的にグロックなどと違ってチャンバー&バレルが銃のフレーム側に固定されているためだそうで、銃が上に逃げない分、手首に衝撃を強く感じますね。

気になったのは小さい割には音が大きい点です。サイレンサーを付けていてもそれはあまり変化はない感じでした。

またデコッキング機能搭載なので、初弾を装填したあとでもハンマーを安全位置まで戻せるので、サバゲーなど装弾し待機する機会が多い場合にはハンマースプリングがへたらずに済むので重宝する機能です。装弾数が22発と多いので実戦向きでもありますね。

 

 

 

・KSC P230アーリーHW

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初速は52m/s程度と控えめですが、その分これらの銃の中ではいちばん静かです。

PPK/Sと同じくバレル&チャンバーがフレーム本体に設置されているので、ブローバックによる銃の跳ね上がりがほとんどないのが印象的です。

ただし、冷えに弱いようで連射するほど初速が下がるのがやや気になりますね。まあ、装弾数が12発なので連射して使うような銃じゃないですね。

グルーピングについても上々でしたので、ここ一番というときに、ワントリガー・ワンキルな使い方が出来れば本領発揮といったところじゃないでしょうか。

シルエットも含めPPK/Sによく似ていますが、こちらはマットな仕上がりで落ちついた風情があります。

 こちらもデコッキング機能付きです。

 

 

・WE M&Pコンパクト

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ついでと言ってはかわいそうですが、せっかくなので上記四丁と比べてみましょう。

マルイ製純正パッキンへの交換後の初速で64m/s程度なので、マルイのグロック26と初速はいい勝負ですね。

こちらはスライド、アウターバレルともにメタル製ですのでブローバックに重みがあります。さりとてモッサリした感じはなく、撃ち味のフィーリングはとても良いです。

パッキン交換後は特に命中精度に関しても上々で、こちらもマルイのグロック26に匹敵する結果でした。

グロック26に比べてトリガーはやや重め、銃本体のウェイトも重めなのでじっくりとした射撃ができる感じです。

 

 

総評

さて総評ですが、性能的にはマルイ製品およびマルイ準拠のモデルが一枚上手という結果です。一方でグロック26およびM&Pコンパクトは大き目な部類ですので、コンパクトさを求めるならPPK/SやP230が明らかに小さいですね。

 

ちなみにたぬきちがこの中でゲームで一番使用しているのは、グロック42です。それはグロック42がグロック兄弟の中でも比較的知られていない珍しい部類の銃であること、そしてメタルスライドのフィーリングが気に入っているため、という理由が大きいですね。

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グロック17との大きさの比較。グリップの厚みも断然細いです。

 

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ゲームでは長物からサイドアームに持ち替えるのは階段やCQBエリアなど狭く入り組んだ場所です。出会いがしらに撃ち合いになるようなシチュエーションですので、命中精度よりも抜きやすさなどの要素が重要なので、銃自体の性能差という意味ではどれを使っても実際のところ大差はないというのがたぬきちの印象です。

小さく軽く、ホルスターやマガジンの入手性も良く、撃ち味や手触りの良いもの・・という風に選ぶと、たぬきち的にはグロック42になったという事ですね。

 

サバゲーで良くある話ですが、最強銃は何か?という問いに対する答えは、結局は“自分の好きな銃”が最強じゃないかとの事です。

みなさんも、ぜひいろいろ試してみて自分好みの一丁を見つけてくださいね。

 

以上、たぬきちでした。

 

KJワークス GEMTECH Oasis

みなさんこんばんは。たぬきちです。

たまには自分のお気に入りの銃の紹介でもしてみようと思います。

じゃじゃーん!

  

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KJワークス GEMTECH Oasisです。

現状、絶版状態で入手困難の一品ですね。

細身の銃身は前半分が銃身一体型のサプレッサーになっていて、固定スライドというだけでも発射音が小さいのでより一層の静音効果があります。

見た目も含め、まさに暗殺者の銃として隠密行動にうってつけの一品ですね。

 

もともと、KJワークスMK1を母体としたメーカーカスタムガンなので、基本構造はMK1と全く共通です。

悩みどころも共通していて、箱出し状態ではトリガーの引き切りが激オモで、この重さはよく「腱鞘炎になるほど」と称されるほど。

また、固定ホップのエアガンに多いつまづきホップ構造のため、撃つたびにホップのかかりがまちまちで弾が散ってしまう。

もちろん、たぬきちの個体はそれらの対策を独自に施してあります!

 

 

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トリガーの重さには主に二つの原因があります。

一つは内部構造の擦り合わせの問題で重さが生じていることで、もう一つはトリガースプリングの強さに由来するもの。

内部構造については全バラシを行い、すり合わせの悪い箇所を研磨しグリスアップをすることで改善ができます。

またトリガースプリングについては直径5mmの押しバネをアマゾンで購入し、適宜初速やトリガープルの重さを見ながら長さを調整しています。

おかげで、片手で小さな的を狙った場合でも引き切りの重さによる引きブレがほとんどなくなるくらい、トリガープルの引き切りは軽くなっています。

 

ちなみにたぬきちはトリガースプリングを留めているベアリングを整備中に手が滑って飛ばしてなくしてしまったことがありますが、このベアリングは6mmなので実はBB弾で代用できたりします。

 

もう一つの悩みどころ、つまづきホップ構造に由来する弾道の散りの解決方法はいくつかあるようですが、チャンバーの切削は大掛かりで不可逆作業のリスクもあるのでこの銃では避けています。

 

 

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たぬきちの解決方法はいたって単純。電動ガン用のWホールドタイプのホップパッキンをKJ用のサイズ(7×8mm)に切り出して装着するだけ。

なまこ型の山を持つつまづきホップからWホールドタイプのパッキンに代わることでホップのかかり具合がだいぶ均一化できます。これで20m程度までは再現性の高い直進弾道を得られるのでお手軽かつ効果の大きな改良点です。

固定ホップで初速が高いこともあり、20mくらいの距離まではこのパッキンなら力押しで直進させることができるという感じです。

30mを超える距離だとやはり散らばりを感じますが、交戦距離を間違わなければいいだけの事。たぬきちはインドアフィールドのみで使用しているので、これで性能的には十分なのです。

 

また、一息にトリガーを引き切らず、毎回引き切り直前まで引き絞ってから引き切ることでチャンバー内でBB弾とパッキンとの関係性が毎回同じになり、再現性の高い弾道が得られるという話も聞いたことがあります。

やってみると確かにまちまちにトリガーを引くよりは集弾性が上がる気がします。

 

 

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ちなみにたぬきちのオアシスはグリップを木目風に、排莢口から見えるボルト部分をシルバーに塗装しています。

この辺りはMK1と部品が共通なので、塗装しても安価で元に戻せるのは利点ですね。

また、フレーム上部はMK1のリアル刻印 バージョンに換装しています。

やっぱりリアル刻印ってかっこいいですよね。

 

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冬場でも安定して動作するため、インドア戦では無二の相棒です。

なにより見た目がカッコいい!この銃はそれに尽きます。

 

以上、たぬきちの愛銃自慢でした。

WE 大嘴鳥B.B (M&Pコンパクト) フルオート付き!?

2018年夏のWebショップアシュラ の福袋でゲットした商品のレビューです。

 

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まずこのネーミングが大きな謎。大人の事情をうまくカバーした感じなのでしょうか。

刻印がないこと、実銃にはないフルオート機構があることでまず萎え萎えになる気持ちを抑えつつ細部を見てみると、出発点が低いからか意外と高評価かも、と思う出来でした。

 

まず重量感がありますね。

コンパクトな外観に似合わずアルミスライド、アルミアウターバレル装備のため重量感を余計に強く感じるようです。

またダブルカラムマガジンを内包するグリップは太目で、銃の小ささからは想像できないほど手にがっしりとなじむ。

バックストラップが交換できる点も好感です。Lサイズのたぬきちの手にLサイズのバックストラップがなじむので、おおむね日本人の手の大きさになじむのではないでしょうか。

 

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スライドを引くとメタルスライド特有のチャキっという金属音が耳に心地よいです。まるで映画のワンシーンみたいでやる気を誘う音ですね。

 

また、撃ってみると短いスライドのためかスライドスピードが思いのほか速く、小気味いいです。

そして短いとはいえメタルスライドがそれだけの勢いでブローバックするため、手から肩に向かって受ける衝撃が思いのほか強いのも好感。

動作はマルイのG26と比べても遜色なく、ブローバックのキックが強く感じます。

箱出しでは初速が76m/s程度あり、小さい割には意外とハイパワーです。

 

しかし、8m程度先のターゲットを狙ってみたところグルーピングはお世辞にも良いとは言えないレベルでした。

そこで東京マルイ純正のパッキンに交換してみたところ、初速は64m/s程度に落ち着いてしまったものの、グルーピングはマルイのG26に迫る精度を確保できました。

マルイ準拠の製品はこの手のスワッピングが出来るのが強みですね。へたに海外オリジナルパッキンだったりすると手間は何倍にも増えてしまいます。

 

フルオートも試したましたが、メタルスライドが秒間15回も前後する都合上、弾道は散らばってシャワーのよう。大嘴鳥はなかなか暴れん坊で威勢がいいですね。

こうなると、スナイパーの護身用などにどうでしょう。思わぬ接敵に、とっさに対応するのにはむしろ向いている気がしてきます。

 

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アンダーレールが付いているのでウェポンライト等の搭載が可能。

しかもアウターバレルには専用アダプタのためのタップが切ってあり、アダプタを介してサプレッサーの装着も可能です!

ハンドガンが装いうる最大限の拡張性を持っているのも好感ですね。

 

 

 

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付属のノーマルマガジンについているグリップカバーには妙に気を引くオオハシさんが刻印されています。

こいつも妙なもので、よくよく見るとなかなか愛嬌がある^^;

 

 

冒頭に書いた通り、無刻印&架空機能付きという点もあって市場評価の低いこの銃ではあるものの、五感に響く動作音や重量感、何よりそこそこの性能は、この銃の評価を見直させられるものがありました。

他人とかぶらない装備を好むひねくれもののたぬきちには、これがなかなかツボでもあります。

 

グロックにしろガバメントにしろ、実銃でもクローンやコピー品が出回っていますね。

M&Pコンパクトのコピー品と割り切れば、それはそれでリアリティを担保できるような気もしてきます。

 

やはり福袋は普段手にしないアイテムとの出会いがありますね。

以上、たぬきちでした。

S&T AR-15A4 Slender KM 15" GBB 分解・整備です!

皆さんこんばんわ。

さて先日の続きです。例のものに基本的な整備を施しましょう。

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20180905222948j:plain中央に見えるボルト二本を六角レンチで抜きます。

すると、KEYMODが引き抜けます。

 

 

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すると、中身はこんな感じになっています。

中央の円筒形のリングを回して緩めましょう。

するとアウターバレルが抜けます。

 

 

 

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こんな感じです。

中央に見えている銀色の部分(右側)がチャンバーユニット。

銀色のギザギザの円筒形(左側)はホップダイヤルです。

まずはアウターバレルを引き抜きます。

そのあと、インナーバレルも引っ張ってみてください。

ごそっと抜けます。

 

 

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こんな感じで黒色の円筒形のリング一つですべてが固定されていました。

効率的な作りで好感ですね。

たぬきちはこの後、この作業性のいい構造に助けられることになりました。

 

それではチャンバー部分を分解していきましょう。

 

 

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黒色のハウジングを引き抜きます。

これはネジ止め等一切されていませんので引っ張るだけです。

あと、ホップダイヤルとバネを引き抜きます。

するとインナーバレルとチャンバーユニットだけの姿になります。

 

 

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チャンバーユニットの分解です。

インナーバレル側から見える二本のボルトを抜きます。

 

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するとチャンバーユニットは二つに分解され、ホップパッキンが見えてきます。

ちなみに新品時についていたパッキンは青色のものでした。

写真はすでにPDIのパッキンに交換したものです。

金色の角のような部品はホップの押しゴムを押しているアームです。

ユニット内側に押しゴムが隠れていますので、引き抜く際などに無くしてしまわないように気を付けてください。

 

さて、ここからが調整の開始です。

たぬきちの個体の場合、新品のパッキンはBB弾保持部分がすでにボロボロだったので外して、PDIパッキンに交換しました。

組立て試射してみたところ、生ガスは吹くわ、数発で初速が40m/s台まで落ちるわ、どうも調子が良いとは全く言えない状態。

 

再度分解してみると、新品のPDIパッキンのBB弾保持部分が千切れ飛んでいました。

原因はチャンバーユニットのBB弾保持部分の開口の口径が、バリが出ていたために小さくなっていたためでした。

 

たぬきちはこの開口部の内径をルーターで研磨。

 

 

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チャンバーユニットを組み立てて、BB弾保持部にBB弾をおいてみて、指で軽く押すとチャンバーへ落ちる程度がちょうどいいみたいです。

いい塩梅になるまで、ひたすら研磨&組立・試射を繰り返します。

 

BB弾保持がゆるいと初速が下がり、保持がきつすぎるとパッキンが食われてダメになります。

ちょうどいい塩梅を見つけるまでに、新品のパッキンを3つほどダメにしました。

まあ、こういうのも経験値アップという事かなと思います。

こうやってこの銃のことを理解していくと、愛着も深まるというもの。

 

こうして動作が良くなるまで作業を繰り返し、初速は76m/s程度で落ち着きました。

中華ガンはこのひと手間がどうしても発生しますね。

 

その他、トリガー&ハンマーなど機関部の動きは上々でしたが、一応テイクダウンしてボルトとチャージングハンドル回りのクリーニングをし、再度グリスアップ。

これでひとまずは安定動作までこぎつけました。

 

つい長くなってしまいましたので今宵はここまで。

続報もありますので、それも次回以降のお楽しみに。

 

以上、たぬきちでした。

 

 

 

S&T AR-15A4 Slender KM 15" ガスブローバック スポーツライン BK のレビューです!

さてさて。今回は先日の通り2018年夏の福袋・ガスブロ3万円分で引き当てたS&T製のガス長物についてのレビューです!

 

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(↑↑サプレッサー等一通り装備してみました!)

 

まずは外観ですが、ひとめで目を引くのはこの15インチあるKEYMODハンドガードですね!長いです!

磁石はつきませんが軽金属製のようですのでおそらく材質はアルミだと思います。

KEYMODの中をフルフローティングで貫通しているアウターバレルも同じ素材かと思います。

KEYMODはレシーバーにはめ込み式で連結されていて、首元の二本のボルトで絞めこんで固定しているタイプです。

ちなみにその締め込み圧を受けているのは強化樹脂製のレシーバーではなく、アウターバレルを固定している金属製リングですのでKEYMODの締め込みすぎでレシーバーを痛めることはなさそうです。

 

 

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次にストックです。

ストックはVLTOR IMODというタイプのレプリカのようです。

伸縮段階は初期位置以外に5か所で固定できるタイプです。いわゆるシックスポッド?

一応、電池ストッカーも再現されています。

 

 

 

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さて、気になるレシーバーです。強化樹脂製とのことですが、見た目のプラスチック感はあまりないマットな表面仕上げになっています。

強度が幾分不安ではありますが、実銃でも強化樹脂製レシーバーを持つライフルも昨今は多くあるし、トイガンでもUMPやG36なども、海外仕様の15気圧ガスガンでも強化樹脂を使っています。国内向け5気圧フロン134a仕様なので、たぬきち的にはそれほど心配はないのではと楽観しておりますが、さてどうなることでしょう。

それはきっと、今後の使用状況に大きく依存することでしょう。

 

 

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ウェスタンアームズのM4をモチーフにモデルアップしているとのことで、テイクダウンも実銃同様、セレクタそばのテイクダウンピンを一本抜くだけで機関部を露出することができます。

この辺のリアリティはもはやガスブロM4では定番ですね。

 

レシーバーで一番心配なのは、20mmレールです。

用途柄、どうしてもネジで絞めこむ部分ですので長い目で見ればここはおそらく傷みが出やすい部分かと思います。

KEYMOD部分はもちろん軽金属製ですので問題なしです。

もしレシーバー部のレールの傷みが気になる場合には、別途マウントベースのエクステンションを買って最初からそれを噛ませて運用する手もあるかもしれません。

ま、逆に言えば傷んでどうしようもなくなったらそうすればいいかもしれませんね。

 

トイガンは実用品なので、使ってなんぼ、傷んで当然とたぬきちは思っています。

永遠でない、そのはかない一時期を、楽しく一緒に過ごせればそれで充分です。

 

 

 

さて、肝心の実射性能ですが、箱出し状態では初速計測のみを行いました。

初速は初弾で86m/s、あとは撃つほど落ちますが、70m/s程度でおおむね安定するようです。

撃ち味は豪快で、スポーツラインという言葉の軽さがみんな吹っ飛ぶ激震を全身で体感出来ますよ!

動作もおおむね良好だと思います。

チャージングハンドルを引くとダストカバーが開くギミックもリアリティを感じさせてくれます!

 

この後、お決まりの初期整備を行いますが、それは長くなるのでまた次回。

どうぞお楽しみに!