みなさんこんばんわ。たぬきちです。
記録的な猛暑日の連続でいい加減へきえきとしている今日この頃ですが。
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか。
今日は久しぶりに?ニューアイテムを入手しましたのでレビューしてみたいと思います。
古き良きサブマシンガンのかほりが漂う佇まい。
今どきレールの一つもついちゃあいないけど、むしろ新鮮!?
ほいっ!
HFC SWD M11/9 ガスブローバック サブマシンガンです!
いやー。ずっと気にはなっていたんですけどね。
今夏は猛暑日続きで、普段は外フィールドで遊ぶ月次定例サバゲも夏場はインドアにしようという話になりまして。
買っちゃいました。はい(^^;
いわゆるイングラムの後継機種だそうで、マックイレブンで名を聞くだけのMAC社が倒産した後、SWD(コブライ)社という会社が生み出した後継モデルということのようです。
HFCの本国である台湾の特殊部隊が使っているT-77(T77衝鋒槍)というマシンガンと同じもののようで、HFCは台湾本国ではT-77という名前でこれを売っている様子です。
見た感じ、前も後ろも長くなったイングラムM11といった感じですね。
こちらはKSCのM11A1です。
いやー格好いいですね。この見切りのいい箱型のボディにオープンボルトの開口部がなんともザ・サブマシンガンといった感じです。
サブマシンガン大好きのたぬきちはKSCのシステム7版を2度所有していたこともあり。それ以外にも非システム7版も1丁持っていたこともありました。
格好いいんですが(^^;
手に持ってみると、どうも戸惑うんですよね。
どうにもならんことに気が付かされるといいますか。
覗きにくい小さいピープサイトに、中途半端な長さと角度のストック。
しっかり構えないと大暴れする銃身なのに、どう構えたらいいのかさっぱりわからないパッケージングです。
腰だめに撃つのか、大暴れを逆手にとって弾をばらまくように片手で撃つのか。
秒間20発超のフルオートが真骨頂ですが、インドアではフルオートはほぼ使用不可。
じゃあアウトドアで使うのかといえば。
ばらまいたら当たらないし、当たる距離まで近づいてばらまいたらオーバーキル確実の鬼プレイになってしまいますよね。
格好いいのは普遍的なことで良いとして。
どうにもこうにも。サバゲでは使いにくくて仕方ないというのがたぬきちの印象でした。
このHFC SWD M11/9にずっと興味を抱いていたのは、ひとえに延長されたこのストック形状にひかれてのことでした。
抱えてみると実にしっくりくるストック長。
身長180cmのたぬきちなので、小柄な人にはちょっと長いくらいかも。
これならインドアサバゲでもちゃんと構えてセミオートでバチバチに狙える気がします。
マガジンのシールがなんだか昔の電動ガンみたいでちゃちいですが。
剥がすとどうやらベタベタが残りそうなので、ひとまずはそのままにしてあります。
本体は冷たい触り心地の金属製ですが、フォアグリップはやや安っぽいプラスチック製です。
M11A1では全長の短さもあって左手はアウターバレル下に装着したベルトを持って固定して射撃しましたが。
ちゃちくっても、この台形フォアグリップの方が持ち手は安定する感じがします。
セーフティレバーはM11A1と同じくトリガーガード内にあります。
SWD M11/9もピープサイトですが、きちんとサイトとして造作されたもの。
M11A1ではレシーバーのバックパネル?上部に開けられた、ただの穴でした。
これは大いなる進化(笑)!
若干塗装が甘い風も見受けられますが、まあサブマシンガンなのでそれくらいおおざっぱでたぬきち的にはOKです。
写真では展開された状態ですが、ストックはこの基部を下に押し下げて固定解除して折りたたみます。
これがなかなか力業なので、とっさにはまずできないと思われます。
華奢な方ならそもそも開閉不可かもしれないレベルです。
これは大いなる進化となるかどうか。
KSCのM11A1ではホップ調整は排莢口から専用治具を用いて行いましたが、あれはなかなかやりづらかった。
こちらのモデルではボルト閉塞時にこの上部の小さな穴から1.5mmの六角レンチでホップ調節します。
やりやすさは格段に良くなりましたが。
イモネジ式のホップ調節って、あんまりいい印象がないんですよね。
押しゴムなしでイモネジで締めるので、だいたいピーキーで調節しづらく。
また、古いタイプというのもありつまづきホップである場合もあります。
掛かり方が雑で、毎度毎度別々の方向に飛ぶような状態に陥りやすい印象がありますが。
さてさてこのモデルではどうかなー。
肝心の実射性能のお話です。
室内のみでしかまだ試していませんが、銃口側からのぞき込んで、見た目の印象で適正程度のホップをかけた状態で84m/s程度の初速が出ます。
8月上旬ですのでね。
まあまあ良い初速じゃないでしょうか。
問題はこのイモネジ式のチャンバー構造と、独自タイプで替えが効かないホップパッキンですね。
遠距離射撃はまだこれからなので必ず悪いと今の段階で言い切れるものではありませんが、少なからずある経験上で言えば、よかった試しはほとんどないです。
一番の問題はパッキンにほかの選択肢がないこと。
これでまっすぐ飛ばなかった場合、まああきらめろ、ということになります。
パッキンまではさすがに自前で作成できませんので、畢竟そうなります。
見た感じ、給弾口側が漏斗状になっている独自パッキンでノズルもストロー型ですので、これを自前で改変しようとしたらなかなかの技術力がいるでしょう。
まあそれでも海外製トイガンのレベルも昨今ではだいぶ日本製品に追随して来ましたので(^^;
ここはもう。どきどきしながらレンジで撃ってみるしかありませんね。
ただ、部屋撃ちレベルでも気になる点が一つ。
初速の落ち具合がなかなか大き目で、セミでも連射をすると一発当たり5m/s程度ずつ初速が落ちてあっという間に50m/s台まで落ちてしまいます。
台湾本国では圧力の高いガスを使っているから問題ないのでしょうが。これはホップ山より手前部分で、パッキンがすでにBB弾をホールドしていることに起因すると思われます。
見た感じ、インナーバレルと同じ6mm径くらいまで絞られた筒形形状となっているパッキンの先の方にホップ山がある感じ。
マルイタイプではありえない形状です。
ひとまず試みとして不使用時にBB弾を詰めておいて内径を押し広げられないか試してみていますが、これは多少の効果はある様子でセミ連射時の初速の落ち具合がいくらか改善されるようです。
さてさて。
レンジでがっかりしないかドキドキですね(^^;;
さて、見て参りましたHFC SWD M11/9ですが。
どうでしょうかね。
たぬきち的には見た目はかなりツボですが。やはり撃って当たらないようならどうしましょうか。
20m程度でもちゃんとまっすぐ飛んでくれれば、インドアフィールド限定としても使いようはあるのですが。
どきどきしますね(笑)
個人的にはインドアフィールドの場合、ピープだとしてもオープンサイトの方が視野が広くクリアリングミスしにくいような印象もあるので、光学機器を載せられないのはたぬきち的に別段問題はありませんが。
やっぱりウェポンライトやPEQなどゴテ盛りの方が格好いいという人にはそもそも向かない。この辺は好き好きかと思います。
あとは押しポイントである一本足ストックですが、バットプレート部分がプラなのでラフに扱うと割れるかもしれません。
せめて強化樹脂ならよかったんですが。
まあ、ストックエンドで敵を殴り倒すわけではありませんのでね。
丁寧に扱えば問題はないかとは思います。
見た目と抱き心地は上々なので、けっこう気に入ってはいるんですが。
さてどうでしょうかね(^^;
それでは今宵もこの辺で。
たぬきちでした。