せんばやまのたぬきちのブログ

たぬきちのトイガン&サバゲーに関するブログです!

【たぬラボ】BOLT Airsoft URG-Iリコイルショック付き電動ガン 内部整備

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

三連休もあっという間に最終日ですね。

今日はたまたま時間が空いたので、ちょっと気になっていたこのトイガンを整備してみました。

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20220214051525j:plain

BOLT Airsoft URG-I リコイルショック付き電動ガンです。

昨年10月ごろに新品購入し、基本的に箱出し状態で使ってきたこの個体。

 

11.1v仕様でレスポンスも良いのですが、調子が良すぎてセミオートで2発回ってしまう持病がありました。

 

そこで前回デチューンをし、モーターを机モーターに変更。

SBDも設置し電気抵抗を増やしたところ、セミで2発回ってしまう症状は改善されました。

 

しかしも。

たぬきち的にはもう一点、気になっていることがありました。

撃発時にギャンギャン鳴るのでメカボックスに大きな負荷がかかっているような気がするのです。

 

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20220214051720j:plain

それだけならまあ、わざわざメカボを開けるかどうか迷う程度のことでしたが。

ひとまず簡単に見れる部分を眺めてみたところ、強烈なリコイルショックのためかメカボのネジが一部、回ってしまっているのを発見。

 

むむっ。これはよろしくない。

何にしろ、一度ばらしてみないといけませんね。

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20220214051920j:plain

このモデルは基本的にはスタンダード電動ガンのM4タイプを踏襲した構造をしているのですが、一つ大きく違うのがリコイルユニットが搭載されていること。

 

リコイルユニットはこのストックパイプの中にあります。

 

AR15 TTIではバッテリースペースとなっていたストックパイプ内ですが、リコイルユニットがあるため電源ケーブルを外側に通す構造。

これが厄介で、根元からレシーバーへコードを引き込む際、ストック基部のリングとパイプの間の狭い隙間からコードを通さねばなりません。

 

これがまた、コード一本がぎりぎり通るかどうかという狭さ💦

 

 

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20220214052354j:plain

しかるに、まずは電源コードを全ばらし(^^;

 

コネクタを外して熱収縮管も切って剥がしてしまいます。

メカボとの中間点、写真左上あたりにコードを中継したギボシがありますが、その被服も剥がさねばいけません。

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20220214052715j:plain

そして最後は首ちょんぱ。

ここまでやってようやくストップパイプのリングをくぐらせることが出来ます。

 

こうしてコードを引き抜かないとストックパイプが回らず外せないのでこれは必須になります。

 

要するに、メカボをいじるたびにコードがわずかずつ短くなっていきますね💦

 

うーん。

たびたびいじるには厄介な構造ですが。

これさえできれば、あとは普通のM4系と同じ。

なので、リコイルユニット付きとはいえ、意外といじりやすいとも言えるかもですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20220214052930j:plain

普通のM4と同じVer.2のメカボックスですが、わずかに変わった部分もありました。

逆転防止ラッチの軸が普通のものと違いますね。

 

この軸を精密ドライバで回すとラッチの解放ができるため、メカボを開ける際にメインスプリングがはじけ飛ぶリスクがだいぶ低減できるようになっていました。

 

これはなかなか考えたものですね。

 

ニッチではあるものの。

他のメカボの逆転防止ラッチでも、アイデア商品として販売してくれないかな(^^;

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20220214053535j:plain

メカボ内部です。

テフロン加工みたいなさらさらな触り心地のメカボ内部ですが、そのさらさらが剥離するらしくグリスをぬぐうと灰色にまみれています。

 

ギャンギャン鳴る理由を探してみましたが、答えは意外なところにありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20220214053751j:plain

どうも見慣れない形状のベベルギアですね。

普通のベベルと何が違うかというと、スパーギアと嚙合わせるギアの歯が逆転防止ラッチの掛かりと共用なのです。

 

一般的なスタンダード電動ガン用ベベルギアでは逆転防止ラッチの掛かりは4か所ですが、こちらのギアでは10か所で掛かる。

 

要するに、2.5倍多くこの逆転防止ラッチが鳴っているわけです。

ギャンギャン鳴るのは構造上の問題かー💦

 

ちなみにスタンダード用のベベルではスパーとの噛み合わせが悪いので代用できず。

仕方がないのであきらめようかと思いましたが、どうも逆転防止ラッチのばねが強すぎる様子だったのでスタンダード用のばねに変更。

 

そのほか、清掃&グリスアップとシム調整を実施し、すべてのネジ類にネジ止め剤を塗布しながら組みなおします。

 

逆転防止ラッチのバネを弱装化した成果なのか、どうやら痛々しいようなギャン鳴きは治まりました(^^;

それでもスタンダード電動ガンと比べるとややうるさいですが。

それはもう、リコイルショック機能の抵抗もあるので仕方ないですね。

 

実際に撃つと、ギャンと鳴くメカボのうなりに加え、強烈なリコイルショックとその共振でハンドガードが鳴る金属音が混ざってドンと肩を叩く。

 

いろいろなものが一瞬で襲ってくるのでなんだか感覚的にはやや混乱しますが、撃っている感はあります(^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20220214051525j:plain

さてBOLT Airsoft URG-Iリコイルショック付き電動ガンですが。

 

元々箱出しでサバゲ投入できる命中精度はあるものの、今回の件でやはり内部のメンテは必要だということがわかりました。

そしてストックパイプ部分さえクリアできれば整備もスタンダードM4と大差ないこともはっきりしました。

未知のメカボックスを開けるのはなかなか勇気がいりますからね。

 

元々命中精度も良く、見た目にもスマートで素性のいいトイガンです。

これならきちんと整備もしながら、長く使っていくことも出来そうですね。

 

それでは今宵もこの辺で。

たぬきちでした。