せんばやまのたぬきちのブログ

たぬきちのトイガン&サバゲーに関するブログです!

撃ち比べ企画☆ガスブロ長物編です!

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

日に日に寒くなる今日この頃ですが。

先日のKSC製MP7A1のレビューにかこつけて、こんな企画を考えてみました。

 

撃ち比べ企画☆ガスブロ長物編!

出場者は以下の通りです。

S&T AR-15A4 Slender KM 9

KSC MP7A1

KSC Kriss Vector

 

それでは、張り切って行ってみましょー!

 

S&T AR-15A4 Slender KM 9

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さて、まずはこの方からご登場いただきましょう。

M4(M16)タイプのガス長物を、S&TがWA製品を元にスポーツラインとして製品化した一品です。

厳密にはマガジンが互換するも動作は不完全との情報もあるので完全コピーではないようですが、これ単体で見ればWA製M4のクローンと言ってもよさそうです。

 

しかもホップパッキンは東京マルイ電動ガンタイプが流用可能な優れもの。

海外製品と侮りがたい動作性&実射性能を秘めています。

このあたりの個別の詳しいレビューについては過去記事をご覧くださいね。

 

さて、実射性能を見てみましょう!

今回は各銃につき、7.5mほどの距離からテーブルに肘をつく形での委託姿勢で射撃をします。

射撃はセミオートで5発です。

的のセンターを狙うのを目的とせず、5発全弾同じ狙点でグルーピングを見ることにします。

 

それでは行ってみましょう!

 

 

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横に散っているのがやや気になりますが、一番右の着弾以外で考えればまずまずのグルーピングじゃないでしょうか。

 

初速は初弾で71m/s程度。

盛夏では83m/s出ていましたので、やはり気温の低下に伴って着実にパワーダウンしていますね。

 

それでも、今回登場の三丁の中で一番の激しいリコイルショックは健在です!

一発ごと、撃つたびに跳ね上がる銃身に肩を叩かれる感覚はまさに射撃!という感じでガスブロ長物の醍醐味を味わわせてくれます。

 

この後フルオートも試しましたが、さすがに5発も連射すると息が切れてきて、ボルトの後退不足で給弾されなくなりますね。

この辺りは大量吐出したガスの圧力で重たいボルトをガシガシ動かしているので宿命と言えましょうか。

さりとて、意外なほど燃費が悪くないのが好印象でもありますね。

 

 

さて、次いってみよー!

 

 

KSC MP7A1

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前回記事で登場した、KSCのリトルダンディーことMP7A1です。

 

言わずと知れた国産モデルガンメーカーKSCがモデルアップしたサブマシンガンです。

MP7といえば、ビンラディン暗殺指令を受けた米軍特殊部隊がヘリボーン作戦で使用していたと言われている銃ですね。

それだけコンパクトで、制圧力にも優れた突入作戦に有効なパッケージングを持った銃だという事ですね。

 

こちらのトイガンはKSCの伝家の宝刀、システム7を搭載しています。

軽量マグネシウムボルトと相まって動作性は極めて高く、たぬきちは昨シーズンは冬場でもずっと現役使用していました。

 

さて、実射性能はどうでしょうかね。

レッツシューティングです!

 

 

 

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タテに若干散りましたが、まずまずじゃないでしょうか。

 

初速は初弾で72m/s程度。

盛夏でも77m/s程度でしたので、気温差による影響はまだそれほど受けていない印象ですね。

 

先日のレビューにも書きましたが、ブローバックは実にこじんまりとしていて、鋭く小さいリコイルショックがむしろ印象的です。

それが動作の着実さにつながっているようで、ある種の安心感もありますね。

この辺りはトレードオフの関係なので、大味・豪放なブローバックとどちらが良いかは意見が分かれるところかと思います。

 

実銃でも小口径弾を使用するこの銃ですので、そのへんの使用感もトイガンとしてモデルアップしているととらえることもできます。

たぬきちは持っていませんが、東京マルイ製MP7ガスブロの方がリコイルショックは強いようですので、好みによって選びようがあるかもしれませんね。

 

 

さて、最後の一丁です。

 

 

 

 

KSC Kriss Vector

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出ました!KSCのイカ大王こと、KrissVectorです。

 

実銃ではどんな機関が採用しているのかいまいちよくわかりませんが、この形状の奇抜さから映画などにはたびたび登場していますね。

先日、九龍迷宮街区でのレンジシューティングではガスブロとしては驚異的な遠距離射撃を見せてくれましたので、期待大ですね!

 

それでは行ってみましょう!

 

 

 

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やや左よりに集弾していますが、集弾性能は良いですね!

ドットサイトのゼロインをきちんと施せば、全弾灰色の枠内(直径30mm)に入りそうです。

 

当日の初速は76m/s程度。

9月下旬の初速で80m/s程度でしたので、こちらもまだそれほどは気温差の影響を受けてはいません。

ブローバックは至極快調。わりと強めな撃発音に比べて、肩を打つリコイルショックは少なめです。

そもそも、リコイルショックが不思議な打感というか。

例えるなら、クルマのエンジンの揺れに近い感覚といえば良いですかねぇ。

 

クルマのエンジンの揺れは前後左右に複雑に揺さぶられる感じですよね。

あんな感じで、ローリングするような複雑なリコイルショックがあります。

 

これはもちろん、クリススーパーVというリコイル軽減システムによるものですね。

後退してきたボルトが途中で下方向へ移動方向を変えるためです。

 

イングラムM10やMP7など小口径のサブマシンガンを採用してきた米軍では、一方で「小口径ではストッピングパワーが足りない」という議論が起こりました。

いわゆる45口径神話によるものです。

設計が古く装弾数も少ないM1911(いわゆるガバメント)が現代でも使用されているのは、その使用弾丸が45ACPという大口径弾だから。

一撃で相手を行動不能にさせる、いわゆるストッピングパワーと呼ばれる性能が米国の兵器市場では常に意識されているようで、このような話はたびたび出てきます。

 

45ACPはそのストッピングパワーゆえに、連射すると銃が跳ねてコントロールが難しくなります。

それを画期的な方法で解決したのがKrissVectorのクリススーパーVシステムというわけです。

 

KSCのKrissVectorではそのスーパーVシステムもトイガンとして完全再現。

ただでさえ優秀なブローバックユニットであるシステム7を、スーパーVシステム上で稼働させているのだから、なんとも凝った作りです。

KSCのイカ大王は、一口で二度おいしいというわけです。

 

 

さて、見てまいりましたガス長物撃ち比べ大会ですが、いかがだったでしょうか。

三者三様、それぞれ味があってガスブロって並べると面白いなというのがたぬきちの率直な感想です。

 

特に際立つのはやはりKrissVectorですが、それもAR-15やMP7と並べることで面白みがはっきりわかるので、やはりオーソドックスなものには王道たる良さがありますね。

このあたり、電動ガンにはない内部構造の違いによって生まれる面白みがガスブローバックガンにはありますね。

 

また、東京マルイ製MP7とKSC製MP7でもつくりの違いから味付けがだいぶ変わってくるようですので、本当に、トイガン遊びっていうのは興味が尽きないですね。

 

それでは今宵もこの辺にしておきましょう。

たぬきちでした。