せんばやまのたぬきちのブログ

たぬきちのトイガン&サバゲーに関するブログです!

【レビュー】WE-Tech SCAR-L CQB Co2 レビューです!

みなさんこんばんわ。たぬきちです。

GWもあっという間に終わってしまいましたね。

今年もコロナ禍という事もあり、なんだか薄ぼんやりとしたパッとしない休みを過ごしたたぬきち

皆さまはいかがお過ごしだったのでしょうか。

 

さて。

たぬきちはかねてより考えていたことがありました。

 

曰く、

ボルトの重いライフル系こそCo2でドライブするべきじゃなかろうか?

 

それを実際に試してみるべく、ついにこんなものに手を出してみましたので今宵はこいつの紹介をしたいと思います!

 

 

WE-Techの次世代ガスブロの大本命?!

驚異の安定的Co2機構搭載の、撃ち味の鬼!

 

じゃじゃん!!

 

 

 

 

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WE-Tech SCAR-L CQB Co2バージョンです!

いやはや。ついにここへ到達してしまいましたか。。。

 

冒頭の通り、たぬきち的には重いボルトを稼働させるライフルこそCo2でドライブするべきでは?という思いがかねてよりありました。

KSC MASADAなど好きで扱えば扱うほど、冬場の動作のもたつきを歯がゆく感じていたわけです。

 

しかしも。

世の中的にはいまだ決定版と呼べるようなCo2ドライブのライフルは存在しておりません。

SRC MP5UZIなどは評価も安定していませんし、GHK製品のショップカスタムなどは高額だし。

結局、ショップにしろ個人にしろ、カスタム品をCo2の暴虐的なパワーでドライブすることに抵抗感もあるわけです。

 

たぬきち的には、大手メーカーがきちんとセットアップしてパッケージ化したCo2ライフルで、決定版と呼べるような製品の登場を待ち望んでおりました。

 

そんな中、この製品に出会ったわけです。

 

製造元はガスブロライフルの大手である台湾のWE-Tech。

既存だったフロンガスモデルのこのSCAR-Lはたいそう評判も良く。

それをメーカーセットアップでCo2化、しかもフル刻印というおまけ付きです。

 

これは、期待に胸が膨らむパッケージングじゃないですか。

条件を見れば見るほど、買わずにはいられなかったたぬきちでした。

 

 

 

 

 

 

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さてさっそく細部を見ていきましょうか。

 

レシーバーは上部がメタル、下部は樹脂製で、フル刻印ですのでもちろんFN社のロゴ入りです。

フル刻印とは言え、全体的には刻印のたぐいはシンプルなんですね。

 

SCARを自分のアイテムとして手にしたのは初めてですが。基本的にはM4系の操作性を踏襲しているのでM4で慣れている人には直感的に扱える親近感があります。

 

上部フラットレールにハンドガードは4面レール。ストックは6段階調節でリトラクタブル機能付き。

さすがは米軍正式採用銃といった感じの、質実剛健かつ機能性に富んだパッケージングです。

 

 

 

 

 

 

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逆サイドはアンビセレクターの表示のみで、他に刻印のたぐいなし。

まさに必要最低限にして十分といった感じでしょうか。

 

チャージングハンドルは左右で差し替えが出来ますので、好みで選べるのは好感点ですね。

 

 

 

 

 

 

 

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リトラクタブルストックを折り畳むとこんな感じで小型化出来ます。

 

MASADA以来、ライフルの可搬性がいかに動的なユーティリティを生み出すかという実感を得たたぬきちです。

アウターバレルの短いCQBモデルということもあり、大き目のリュックサックならゆうに入ってしまうこのサイズ感には結構大きなアドバンテージを感じさせられます。

 

 

 

 

 

 

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マズル付近です。

CQBモデルなのでガスブロックのところで見切り良く切り詰められています。

前向きに折りたたまれて突き出したフロントサイトと相まって、メカニカルな雰囲気がSCARの特徴でもありますね。

 

ガスブロック先端の黒色のキャップは回すと外れ、10番のトルクスドライバーになっています。

フロント部分の分解時には3mmおよび2.5mmのヘクスも使います。

トルクスの特殊性を考慮して、トルクスだけは工具を付けたんだとは思いますが。

それならそもそもトルクスを使わなければいい気もしますねぇ。

 

ま。格好いいと言えば格好いいですしね。

実銃もきっとこうなっているんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

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特徴的なリトラクタブルストックです。

よく魚の尾びれやブーツなどにたとえられますが。TANカラーもあってたしかにブーツっぽいですね。

こちらは6段階の長さ調節にチークピースの上下調節が出来ます。

 

マルイの次世代SCARの中古品で割と頻繁にストックの折れ、割れのある品を見かける気がしますが。

可動部分でもあるので、もしかしたらウィークポイントなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

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このモデルのキモは、やはり何といってもCo2モデルであるという事。

WE-TechのM4Co2マガジンはこんな感じで底板を外すとボンベ挿入口が露出します。

どうも底板がドライバの役割を担っているようで、底板でボンベを締め込むことが出来ますが。

締め込み時にもたつくとCo2が漏れ出してしまうので、ここは水栓などを締めるのに使う大型のマイナスドライバーを使うのが良いですね。

 

 

 

 

 

f:id:tanukichi-in-mtsemba:20210509050204j:plainさてさて。肝心カナメの内部機構です。

 

WE-Tech SCAR-Lはフロン仕様のモデルが既存していて、基本的な内部機構は同じはず。

それをCo2ドライブ化すると必然的に初速調節が必要となりますのでね。

どんな方法で初速を調節しているのかに、たぬきち的には極大的な興味がありました。

 

デフォルトでの初速は84m/s程度で、素晴らしく安定しています。

どんな機構でこの安定的な初速を生み出しているのか。

 

NPAS搭載なのかと思ってノズルを見てみたのですが。NPASではありませんね。

 

このノズルには特異的な特徴が二つありました。

 

ひとつは、フローティングバルブが初速側に全振り。

NPASではないにしろ、おそらく初速調整上の理由でこうなっているはずですね。

しかしも。

なぜ初速側に全振り??

 

 

 

 

 

 

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もう一つの特徴は、ノズル内に仕込まれたパイプ形状の小さな部品。

これでノズル内径を1.5mmまで絞り込み、発射側へのエアの流量を絞っているようです。

 

ううむ。

タネを明かせば単純な事なのかもしれませんが。

なるほど、ノズル内に詰め物をして初速を下げているというわけですね。

調整のきくNPASの方が整備上は合理的ですが、それを標準装備化すると製品としての単価が上がってしまう。

そこで、原価を上げずに初速を日本向きに調整しようとした結果、こういう形になったんでしょうね。

 

おそらく、絞りの内径がわずかに違うだけで初速がずいぶん変わってしまうはずだし、ノズル内にこれを仕込む手作業は高い技術力や開発力の証ですね。

なかなか見上げた企業努力だなと唸らされるたぬきちでした。

 

 

 

実射性能についてですが、初速はホップを掛けようが掛けまいが84m/s程度で非常に安定しています。

 

弾道は素晴らしく素直でレンジでは30mのターゲットに難なくヒット出来る感じです。

 

パッキンはマルイ系のものがそのまま流用出来ます。

WE製品でもマルイ系パッキンを装着すると初速が激しく下がるモデルも多いですが、このSCAR-Lは初速低下はとくにないので、好みに応じてマルイ系のパッキンを使う事が出来ます。

 

ガーダー、PDIおよびマルイのパッキンで試しましたが、40mを安定的にヒットさせるには初速がもう一息欲しい印象。

 

それこそNPASを組み込めば好みの初速に調整できるので、屋外フィールドでこのSCARで電動ガン等と渡り合いたいならNPASを組むべきかもしれません。

一方で、CQBフィールドで戦う分には申し分ない性能だと思います。

 

そして撃ち味ですが。

やはり、アサルトライフルをCo2でドライブするというのはもう。

 

本当に『最高』の一言に尽きますね。

 

撃発時の音圧、肩を叩く衝撃はまさにライフルを撃っているのだという実感を与えてくれます。

ガスブローバックライフルが大好きだ!という方にはぜひ一度体感してみていただきたい。

言葉通り、かなり衝撃的なガスブロ体験になるはずです。

 

 

ちなみに燃費はボンベ1本で50~60発くらい。

 マルシンのCo2カートリッジが¥3,800-/30本 程度なので、

単純に割り算すると1発あたり約2円程度という事でしょうか。

 

セミオートでこの数字なので、フルオートにするともう少し悪くなります。

 

まあフロンガスも値上がりが激しい今日この頃ですのでね。

たぬきち的には気にならないし、実際、悪い数字じゃあない気がします。

 

 

 

 

 

 

 

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さてさて。見てまいりましたWE-Tech SCAR-L CQB Co2ですが。

いかがだったでしょうか。

 

上の写真はエクステンションアウターバレルを装着したところですが。

こんな感じでフルサイズのアサルトライフルとしても楽しむことも出来る、このモデル。

 

安定的な動作、初速、命中精度。そして何より衝撃的な『撃っている』感。

まさに見どころ満載のモデルだと思います。

 

撃ち味で言うと、たぬきちの贔屓にしているKSCのライフルたちが遠くかすんでしまうほど、衝撃のライフル体験となりました。

惜しむべくは40mの弾道精度。

初速がもう一息あれば届きそうなもどかしさ。

KSCのライフルたちはその点にアドバンテージがありますが。

そこさえクリアできればKSC系からWE-Tech系への乗り換えを考えても良いかと思うくらい、たぬきち的には好感度の高い外観、性能を持つ極上のガスブロライフルだという印象です。

 

さてさて。

部屋のペイロードにも限界はあります。

買えば買うほど、何かは手放さなければならないですのでね。

そういう意味では、このSCARは悩ましい日々にたぬきちを投げ込んだライフルという事になりそうです。

 

それでは今宵もこの辺で。

たぬきちでした。