みなさんこんにちわ。たぬきちです。
毎日、寒くて気が滅入ってしまいますね。
今週は少し暖かくなるような予報も出ていますが、そうすると俄然使いたくなるのがガスブロですよね!
え、冬の間中もずっとガスブロのネタばかりだって?
あれ、そうでしたっけ(^^;
来るべき日に備え、昨日は九龍戦闘市街区さんにてレンジ調整してきましたので、その備忘録としての意味も含めて今日は以下の内容を記しておきたいと思います。
・UMAREX PPQ M2 Navy Duty ホップ調整
・WE-Tech Black Dragon7.0 Type B ホップ調整
・おまけ
これがなかなかてこずっておりまして。
やはり海外製品という事もあり、内部機構が基本的にマルイ製品のクローンだとしても微妙に仕様が違うのです。
それではまずこいつからですね。
UMAREX Walther PPQ M2 Navy Dutyです。
メタルスライド、メタルアウターバレルを標準装備し、アウターバレルは14mm逆ネジ仕様になっているので各種サイレンサー等が付けられます。
たぬきちは見ての通り、AceTech製フルオートトレーサーを付けています。
九龍戦闘市街区さんのレンジは薄暗いので、これがあると弾道がはっきり見えて助かります。
またNavy Duty仕様のマガジンはマガジンバンパーを標準装備しています。
ちょっとだけごつい感じになりますね。
もともとのマガジンの方がスリムで似合っているようにも思いますが、そのあたりは好みの問題ですね。
もともとこの個体にはW型に近い、真ん中にスリットの入ったパッキンが標準装備されていました。
Navy Dutyじゃない方の、普通のPPQ M2の方はスリットのないタイプがデフォルトでしたのでこの辺りはロットによっても違う可能性もありますね。
デフォルト状態での実射性能はノーマルPPQの方(スリットのないパッキンの方)が直進性が高く、こちらのスリット入りの方が弾道が暴れる感じでした。
こちらをメインで使いたいのにな~。
あたりが出てくればもう少し落ち着くのかも。
そう思いながらも、いくつかのパッキンを試しました。
マルイ純正は気密が取れずに出力低下が著しく、メープルリーフはインナーバレル側のパッキン固定用の溝との相性が悪くうまくはまらず。
結局、RONEXという海外メーカーのパッキンで落ち着きました。
ライラクスのナインボールというパッキンと同じような形状で、パッキン内側に膜がある仕様になっています。
この内膜で気密を上げて、エアロスを防ぐ構造なんですね。
これじゃむしろ抜弾抵抗が増えて初速が下がりそうにも見えるのですが、実際PPQではこのパッキンが一番安定して高い初速が出ました。
エアロスを防ぐため、装着時にセラミックグリスを塗布したことも奏功しているかもしれません。
九龍戦闘市街区にて調整をした翌日、八王子にあるガンスミスバトン本店さんのシューティングレンジにて、調整結果の確認のため10mの距離でターゲットペーパーを撃ってきました。
ガンスミスバトンさんといえば、言わずと知れた中華ガン輸入販売の草分け的なショップの一つですね。
八王子本店では奥行き15mのシューティングレンジを備えていて、5m、10m、15mの自動起立ターゲットやクレーンターゲットを撃って遊ぶことが出来ます。
今回はクレーンに持ち込んだ自作ターゲットペーパーを付けて、10mの距離で集弾性を見ています。
PPQの10mでのターゲットシューティングの結果です。
いちばん遠いもの同士を結んでも50mm程度となりましたので結果は上々でした。
10mでは結果は上々だったものの、ゼロホップに調整しても15m到達時点ではだいぶ弾道が浮き上がってしまっていましたので(昨日の調整はいったい何だったんでしょうT_T)、この後ホップアームを調整してゼロホップ時にホップが掛からないようにしました。
WE-Techなど海外製品ではホップダイヤルはゼロ設定なのに鬼ホップになってしまう個体もまあまあ散見されますよね。
そういう時にはホップアームをペンチで少し曲げて伸ばしてやることで、ゼロ設定時にちゃんとホップが掛からなくなるようにできます。
ホップアームを折らないように、結構気を遣う作業でもありますが(^^;
効果はもちろん絶大ですので、鬼が出たらそうやって退治しましょう。
さて、次ですね。
こちらも前日に九龍戦闘市街区さんで調整をしてきた、WE-Tech Black Dragon7.0です。
こちらもマルイ純正パッキンだと初速が激落ちでしたので、同じく気密が悪くなってしまうようですね。
さりとてWE純正パッキンのままだと弾道が今一つ安定せず。
そこでメープルリーフも試したところ、この製品ではしっかりと装着することが出来ました。
10mの距離でのターゲットシューティングの結果です。
65mm程度の範囲で集弾させることが出来ました。
マガジンウォーマーで加温してから射撃しているんですが、初弾は90m/s弱出ていて、リコイルのキックバックはまさに45口径弾を撃っているような強烈なものでした。
狙点を確かめた後、ターゲットシューティングを開始する前に測った初速が77m/sで、暖かめの室温だったのでこの時期でもこのくらいで安定していました。
こちらもゼロホップ設定でも15m先では弾道が浮き上がり始めていましたので、同じようにホップアームの調整が必要ですね。
いまはまだ未実施ですが近日中にやっちゃいましょう。
・おまけ
この日は比較用に、KSC STI エントリーA1も持ち込んでいました。
フロントに追加コンペンセイターが付いているので、一見何の銃なのかわからない見かけですね(^^;
いきなり脱線しますが。このアイテム、実はグロック17用です。
しかしSAA(ストームエアソフトアーセナル)製G17にはバレル位置がずれていて装着できず、なぜかこのエントリーA1のバレルにたまたま適合したという代物です。
これがあればエントリーA1にもトレーサーが付けられますのでね。
実はかなり重宝しております。
たぬきちの持ち合わせているハンドガンの中では随一の命中精度を誇るトイガンですが、今日はふるわなかったようですねぇ。
左上の一発は単純にファンブルだとしても、それ以外で55mm程度の集弾となりました。
むむ。こうなるとPPQの集弾性も大したもののような気がしてきました。
まあ、元も子もないようですが10mでの集弾性は30m、40mでの集弾性に比べたら差は出にくいですので参考にしかなりませんしね。
やはり長距離を狙うほど、それはそれはホップ性能の差が如実に出ますのでね。
エントリーA1は30m先までヘッドショットを狙えるハンドガンです。
まあそれはまた別の話ですね。
さて参考までに、こんなものも持ち込んでいましたので紹介しますね。
S&T M870ソウドオフです。
簡易狙撃銃として有名なマルゼンCA870のコピーモデルです。
このモデル、もともとはアイアンサイトすら付いていないのですが。
たぬきちはレシーバーに強力両面テープでマウントベースを張り付け、ダットサイトを搭載してみました。
今回、初めてこの状態で狙撃をおこなってみました。
長物なのでハンドガンとは単純比較することに意味はありませんが、10mでの集弾性は上々で50mm程度に収まっていました。
このトイガンはさらに15mのターゲットを狙った際にも10発中10発すべて命中させる集弾性を発揮。
やはりエアコキは季節変化に影響を受けにくいし、CA870ゆずりの弾道の安定性は見事なものですね。
これなら九龍戦闘市街区でも簡易狙撃銃としても活躍してくれそうです。
目測で見当をつけて張り付けただけのマウントベースに安物のダットサイトでも十分な性能を見せつけてくれました。
うーん。今回のいちばんの収穫はこれか(^^;
いやはや。やればやるほど課題が出てきますね。
こういうもぐらたたき的な部分も、トイガン遊びの醍醐味の一つでもありますよね。
たぬきち的にはまずこのPPQでハンドガン戦で活躍できるようにしたいので、来るべき日に備えて調整だけは進めていきます。
実際に活躍できるかどうかは銃の性能とイコールではないので、それはそれできっとまた課題山積になるんでしょうねぇ。
ほんと、トイガン遊びは楽しいですね。
それではまた。たぬきちでした。