みなさんこんにちわ。たぬきちです。
いやー。連休っていいですね。
連日、トイガンの調整をしたりレンジに行ったり楽しい日々です。
今日は、先日以来いじっているタボールの整備を完了させちゃいましょう。
課題は以下の通りです。
インナーバレル交換
マガジンキャッチがゆるい
アンダーレールのガタ取り
トップレールのガタ取り
初速調整
メニューを見ただけでも、いかにガタガタかわかりますね(苦笑
ま、それこそたぬきちの腕の見せ所というわけです。
それでは張り切って参りましょう!
インナーバレル交換
タボール純正の500mmインナーバレルがわずかに歪んでいたので、ライラクス製インナーバレルに交換します。
ここで問題になるのは、ライラのラインナップで500mmはM14専用品しかないこと。
M14専用と謳われている理由は、固定部品のツメの掛かる箇所がほかの一般的なものと違うのです。
写真にある左側の溝があらたに切った溝です。
これで無事に装着可能になりました。
パッキンは結局、たぬきち的ど定番のPDI製Wホールドパッキンに決定。
当初、長掛けパッキンを考えていたのですが、実射して試したところスイートスポットが狭く調整がシビアで、とても扱いにくい印象でしたので却下しました。
使いやすさを度外視して調整した銃って、使いにくいから結局使わなくなるんですよね。
ほどほどのところで手を打つのが上策なのです。
マガジンキャッチがゆるい
レンジに入ってから気が付いたのですが、挿したマガジンに何かがぶつかるとマガジンが落ちるんです。
これはやりにくい!
そう思ってレンジのショップでマルイのM14用ショートマガジンを購入。
こちらは根本的に短くて腕などもぶつかりにくいため、脱落しにくかったです。
M4系はパーツの入手性が良くて助かりますね。
それでも、ショートマグでも引っこ抜くと抜けるのです。
このまま放置しておくのも良くありませんね。
という事で、なぜマガジンが脱落するのか対処しましょう。
どうもマガジンが銃口側に押された際に脱落するようなので、ハウジング内に噛ませものをしてみました。
これならショートマガジンはほぼ脱落しなくなりましたが、付属のレギュラーサイズのマガジンは挿しにくくなり、その上結局また脱落します。
うーん。これじゃないなぁ。
抜き差ししながら様子を見ていると、どうも根本的にキャッチのツメの掛かりが浅い様子ですね。
おそらくこれですね。
マガジンキャッチのツメの位置が若干タテにずれているようです。
タボール本体を直すことも考えましたが、大規模な開腹手術となるので却下。
手っ取り早いのはマガジンの受け側の窓を広げることです。
さっそく、ルーターで削りましょう。
どれくらい削ったのかわからなくならないように、テーピングで目安を付けておきます。
削りカスが入ると後々面倒になるので、マガジンの中身は摘出しておきました。
ウィーンガルルギュリギュリ・・・・・
ま、だいたいこんな感じでしょう。
あとは棒やすりで整えて、銀色の地金が出ている部分には腐食防止も兼ねてガンブルーを塗って黒色化。
実際に挿してみたところ、普通に抜けなくなりました。
50発以上試射してみましたが、給弾不良もゼロでしたのでOKですね。
さて、次です。
今日は項目が多いので張り切っちゃいますよ♪
アンダーレールのガタ取り
ハンドガード下部についているアンダーレールがガタついていますので、それを直します。
写真の通り、ハンドガードに六角ネジ一本で留められていますね。
これじゃ、回ってしまってガタが出ますね。
しかしこの六角ネジが曲者で、ネジ自体まったく回りません。
逆側のナットをペンチで掴んで、奮闘すること数分。
ようやく回りました!
ネジロックされていたようです。
ハンドガードの溝を頼みに、ネジ一本で締めていたわけです。
そりゃ、ガタも出ますね。
いっそアンダーレールなしでも良いかも。
そうも思ったのですが、せっかく付いていたものなのでたぬきちは固定することにしました。
強力両面テープを細切りして、接着面に張り付けます。
これなら、溝に噛む部分で確実に面で接着されますね。
接着剤も考えたのですが、取りたければ取れるという事も大事なことです。
これで一件落着です。
さて、次に行ってみましょう。
トップレールのガタ取り
トップレールははめ込み式で、ハンドガード上部が抑えになって固定されています。
写真の通り、そこに2mmほどのクリアランスが出来てしまっています。
ハンドガード上部で固定しても、この分だけ前後に動いてしまうわけです。
トップレールはバラシをする際に毎回外すことになりますので、詰め物をするしかないですね。
ゴム版から切り出した部材を瞬間接着剤で固定しました。
左右から挟み込まれる以外に力がかかる部位ではないので、これで十分なはずですね。
まったく違和感なく溶け込んでいますね。
これはこれでOKでしょう。
さあ、次は最後の項目です!
初速調整
タボールの美点はそのスタイルも含めてたくさんありますが、このモデルのいちばんのウリはここかもしれません。
右上のピン一本を抜けば、メカボックス後端からメインスプリングにアクセスできるのです。
ものの3分あれば、スプリング交換ができてしまう。
この構造は、レボリューションだ!(笑)
たぬきちが一家に一丁タボールをおすすめする理由です。
うっかりどんなレートかわからなくなったメインスプリングを試し撃ってみて整理するのにどれだけ役に立ったことか。
交換方法は本当に簡単です。
見えている大きなマイナスネジを回して外すと、6mmの六角ネジが見えます。
それがメインスプリングガイドの底部なので、それを90度回せばスプリングが抜けます。
試射しながらいくつか試して、バトンの95スプリングで初速が最高96m/s程度となりました。
まずまずでしょう。
この後、例の九龍迷宮街区の50mレンジで調整しましたが、30m、40m、50mの各的にちゃんと当たるし、上々の出来じゃないでしょうか。
実射してみると、ブルパップ構造なので撃発時には耳元で駆動音がさく裂します。
特にブローバック機構を作動させた状態だと物理的な衝撃もあり、前歯が浮いてがくがく言い始めるくらい脳天を刺激してくれます。
そういうのが好きな方にはたまらないでしょうね。
見た目も近未来的で唯一無二なデザインです。
S&Tのタボールは分解整備をしたのは2丁目ですが、随所に改良点も見られました。
特に大きいのはチャンバーをメカボックスに押し付けるバネが追加搭載されたことです。
これがなかったがために、1丁目のタボールは気密が取りづらく初速をあげるのに苦労しました。
今回の調整はこれで手打ちとしますので、このタボールは近々ヤフオクでどなたかにお譲りすることになります。
今回も楽しい整備が出来たので、たぬきち的には大満足です。
引き続き、いろいろ整備&出品をしていきますのでチェックしてみてくださいね。
それでは今回はここまで。
たぬきちでした。