ホグワーツ グロック42 ガス漏れ修理です!
みなさんこんにちわ。たぬきちです。
2週間ぶりくらいにグロック42を触ったところ、マガジンのガスが抜けていて「ムムっ」となったのですが。
案の定、ガス漏れが発生していました(^^;
これまで何でもなかったんですがねぇ。。。
でもまあ、こういうマイナートラブルを自分の手で解消するのも楽しいもの。
それじゃ、せっかくなので整備しましょう!
メタルスライドを標準装備していて、小さい割に重厚感のあるトイガンです。
撃ち味も意外とはっきりしていて、メタルスライド&メタルアウターバレルが奏でる金属音が実に小気味良く、とても好印象がありますね。
もっとも、ガスが漏れてちゃあ遊べません!
さて、それじゃいっちょ直しちゃいましょう。
まずは診察結果なのですが、ガス漏れはマガジン底部付近からのようです。
このマガジンを分解するのは初めてですが、構造はおおむねどれも一緒のはず。
ともかくやってみましょうね。
まずはマガジン底部にあるへクスネジを外しましょう。
ガスが入っているとこの時点で底部パネルのへりからガスが噴出します。
この内側がガスタンクなんですね。
場合によってはこのへクスネジを増し締めしただけでも漏れがおさまることもありそうですが、今回はそれだけでは漏れは止まりませんでした。
原因は何だろうな~。わくわく。
底部パネルを外すと、そのさらに奥にマグバンパーを留めているへクスネジが見えてくるので、それも外しました。
ようするに二重底構造になっているんですね。
ガスを入れて実験した結果、ガス漏れはマガジン本体とこのマグバンパーの接合部から発生しているようです。
この接合面にはOリングやガスケットの類がなく、ネジの圧着力のみでガスを受け止めている構造。
これじゃ遅かれ早かれガスは漏れますね。
接合部分に液体ガスケットを塗布して組み立ててみましょう。
マグバンパーを組付けたら底板を取り付けるのですが、ここでも一仕事しておきましょう。
底板との接合部にOリングが仕込まれていますので、そのOリングにセラミックグリスを揉みこんでおきます。
同じように、Oリングを受け止める部分にもグリスを塗布しておきましょうか。
この時、シリコンスプレーみたいな塗膜の薄いグリスだとすぐに飛んでしまうので、粘度の高いグリスを使いましょう。
その方が長持ちするはずです。
底板を留めるへクスネジにも小さなOリングがありますので、そちらも同じようにグリスで揉んでおきましょう。
せっかくばらしたので、出来る限りの対応策をやっておけば安心です。
液体ガスケットがはみ出しましたね(^^;
わずかな隙間でも意味をなさなくなりますので、思い切りよく塗るのが正解なのでこれはこれでOKです。
生ゴムよりもやわな素材なので、硬化したらカッターで削ってしまいましょう。
これで作業完了。試してみたところガス漏れは止まりました。
構造的にマグバンパーとマガジン本体の接合部はガスが漏れやすいので、もしこのトイガンを持っている人で似た症状があった場合はこの作業をやってみてくださいね。
もののついでに初速を測ってみたところ、6発撃って56~50m/s程度でした。
盛夏の初速が61m/s程度だったので初速に関しては一年を通して安定しているようですね。
ブローバックのキレも1月末のこの時期にしてはとてもきびきびしています。
さすがに連射するとモサッとしてきますが。
まあそれはガスブロの宿命ですのでね。
なんだってそうですが、使える状態を維持するためには時々使わないとやはりだめですね。
ガス漏れに気が付いたのがサバゲの時じゃなくてよかった(^^;
いざ使いたい時に不調だとがっかりしますからね。
マガジンにガスを入れて保管している人なら、ときどきバルブを押してガスが抜けてないかをチェックするだけでも違いますね。
みなさんもトイガンの健康チェックはまめにやってあげてくださいね。
それではまた。たぬきちでした。
閑話休題 たぬきち的サバゲ論の巻です☆
みなさんこんばんわ。たぬきちです。
お正月もあっという間に過ぎ去って、気が付けば2019年もさっそくひと月が過ぎてしまおうとしていますね。
あっという間に月日は行くので、楽しいことは後回しにしている場合じゃないですよ。
今夜はちょっと趣向を変えて、こんなテーマを論じてみたいと思います。
題して、
たぬきち的サバゲ論
です。
別に偉そうなことをのたまうつもりじゃありません。
みんなどんなことを考えながらサバゲやってるのかな?という問いから、逆に自分にとってのサバゲの楽しみ方って何だろうとちょっと考えてみたのです。
さて、今宵は好き放題書き散らしますよ~(^^;
勝つと思うな思えば負けよ
さて、何を考えながらサバゲをやっているのかということですが、たぬきちは基本的に勝ち負けにこだわらないようにしています。
相手がいてこそのサバゲにおいて、勝ち負けはあくまで付加的要素だと思います。
その中でも、サバゲを楽しむための大切な秘訣は”勝つことを目的にしないこと”だと思っています。
FPSの主人公よろしく、相手を蹴散らしてナンボだと思ってしまうと、必然的に自分がヒットされて負けることがイレギュラーになってしまいますね。勝って当然なのだから。
そうするともう、自分に対するヒット判定が極端に甘くなってゾンビ上等な心境になってしまいます。
自分が勝たないFPSなんてつまらないですからね。
それは相手がNPCではなく、一緒にサバゲで遊んでくれている生身の人間だという事です。
相手がいないと成り立たないサバゲという遊びにおいて、相手というのは本質的に敵ではなく”仲間”なんです。
相手あってのサバゲであるなら、もちろん自分が一方的に勝たないと面白くないと考えること自体、ナンセンスなんだとわかりますね。
ヒットを取ることも取られることも、価値的には大差がないんです。
その場に集まってみんなでサバゲ出来ること自体が喜びなんですから
サバゲは死にざまにこそ花がある
でも、遊んでいると当然目的は欲しくなりますよね。
ヒットを取ることを目的と考えても良いんですが、前述の通りそれのみに先鋭化してサバゲをすると面白くなくなってしまいます。
ここには大きなジレンマがありますね。
”ヒットを取ること=自分が活躍すること”が目的でないなら、何を目的に遊べば楽しいんでしょうか?
たぬきちは、サバゲには”死にざまにこそ花がある”と考えています。
裏取りを試みて単騎特攻したら多勢に無勢で大爆死したよ~、とか。
前線を張っている味方の援護のために陽動をして味方が前線を押し上げるのに貢献したけど自分はやられちまった!とか。
死にざまは生きざまなんです。
生きざまは自分にとってのゲーム内容そのものなので、自分の死にざまを讃えられるようなゲーミングをするのが良い。
それならやられた自分を楽しめる気がするんですよね。
最強の武器を求めない
よく初心者の質問で「サバゲで最強と思う武器を教えてください」などという問いがありますよね。
気持ち的にはわからないでもないんですが、それでサバゲで活躍する気なら、そういう考え方自体、やめておいた方が良いですよと助言したいです。
最強の武器を持ったとして、それで楽しめることはサバゲには何もないですよ。
まず、よしんば敵を圧倒的に蹴散らせたとしても面白くないはずなんです。
前述したように、敵勢力も本質的には同じ趣味で遊んでくれる仲間なんですから。
自分ひとり一方的に大活躍したとして、それだと他の人が一方的に面白くない思いをしてますよね。
そうしてさっさと帰ってしまったら、結局遊びとして成り立たないことになります。
だいいち、仮に最強の武器を手にしたとしても自分だけが一方的にヒットをとり勝ち続けることはまずないはずです。
そうすると何が起こるのか。
最強の銃を持っているはずなのに、負けて帰ってくる自分ってひどく弱い存在に思えませんか?
そうやって勝たないと面白くない状況を自分で作ってしまうともうゾンビしがちになったりして、結局サバゲに面白みを感じなくなる気がします。
最強の銃が欲しい理由が”サバゲを楽しむため”であるなら、むしろたぬきちがお勧めするのは”相手より弱い武器で戦う事”です。
相手より貧弱な武器で互角以上の戦いを演じる方が面白い
むしろ相手より見劣りする武器でヒットを取った方が喜びが得られるし、仮にやられてセーフティに戻る時もあきらめがつく気がします。
たぬきち的にはそちらの方こそおすすめだなぁと思っております。
インドア戦で電動ガンでフルオートばりに連射してくるような火力重視の相手に対して、裏を取るような動きからエアコキショットガンの一撃で倒した!とか。
そういうのって、シチュエーション的にも燃える気がしますよね。
自分の目的もはっきりするので動きやすいですし、やられたとしても工夫して戦った自分の死にざまを多少は褒められるんじゃないでしょうか。
最強銃に金をかけると結局勝ちに飢えてゾンビ常連になる。
やや主観的にすぎるかもしれませんが、たぬきち的にはそんな気がします。
生き残ることにすべてを掛ける
たぬきちの最近の大きなテーマなのですが、サバイバルゲームはその名の通り生存ゲームなんです。
その生存ゲームを最大限に遊び切る唯一の方法が、リターナー(帰還者)になることじゃないでしょうか。
死にざまに花があるとはいえ、開始早々やられてばっかりじゃショボクレてしまいますもんね。
また、やられてもいいやと思いすぎるとゲーミングが雑になりますよね。
生き残ることにこそ神経を向けると、ゲームのスリルも増すと思います。
このスリルという要素こそ、サバゲが楽しい大きな理由の一つですよね。
それに、殲滅戦でゲーム終了時に自分がチームの最後の生存者だった時の充実感はなんとも言えないものがあります。
生存者数で相手が優勢であるほど、ゲームとしては負けでも自分がそこを生き延びた実感は勝利以上の喜びがありますね。
やっぱり人が好き
前述したとおり、敵チームは本質的には同じ趣味のもとで集まって一緒に遊んでくれている仲間ですよね。
とても強い相手と出会ったとき、相手に鮮やかなまでにヒットを取られた時など思わず逆にスカッとした気持ちになることもありますね。
また、仲間と一緒にサバゲに行けば、死にざまを楽しく誇らしげに語り合うこともできます。
こんなにたくさん倒したぜ!という話よりも、
こんな死にかたしたよ!という話の方が案外盛り上がるものです。
銃が好き、トイガンをいじって性能を上げるのが好き、トリガー引いて命中させるのが好きなどと言っても、結局はやはり人が好きだし、一番の楽しみを与えてくれるのは人間同士なんだと思います。
まとめ
生き残ること、そして死にざまこそがサバゲの醍醐味である。
さんざん書き散らしましたが、まとめるならこんなところでしょうかね。
あとはやはりFPSと混同しないようにしたいですね。
勝ちにこだわるとサバゲは本当につまらなくなりますからね。そういう実感がたぬきちにはあります。
サバゲーという空間を共有する中で、みんなで楽しい趣味を心行くまで分かちあえたら一番良いですよね。
このブログだって、読者の方あってこそのブログです。
今宵も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
それではこの辺で。たぬきちでした。
東京マルイ コルト ガバメント HG(エアコッキングガン)レビューです!
みなさんこんばんわ。たぬきちです。
毎日寒くて気が滅入ってしまいますね。休日にも外に出るのに勇気がいるような。
サバゲでもほとんどガスブロの動作不良との闘いみたいな感じです。
こんな時こそ、電動ガンやエアコキの出番ですが、やはりバックアップとしてハンドガンも使いたい。
ん~でもガスブロハンドガンは己との闘いになってしまうしなぁ。
電ハンはちょっと物足りないし。。
ってか、ぶっちゃけメインアームあるからハンドガンあんまり使わなくね??
そんなときにお勧めな一丁を、今宵は紹介しようと思います。
天下のマルイ製、最強のフェイクスター!カマン!
東京マルイ コルト ガバメント HG(エアコッキングガン)です!
おお、めずらしくたぬきちのブログでマルイ製品を紹介している!(笑)
トイガンに対する評価の見方はいろいろとあると思いますが、このトイガンはたぬきち的には最高評価に値するトイガンの一つだと思っています。
まず箱出し状態での命中精度の高さはさすが東京マルイと唸らされるものがありますね。
初速はたぬきちの個体で一年を通して65m/s程度で夏も冬も変わることなく超安定。
エアコッキングガンなので当然一発撃つごとに左手でスライドを引いてコッキングしてやる必要がありますが、その動作も実に楽しい。
見た目も、HG(ハイグレード)と謳うだけあってガスブロのガバメントと見まごうような出来です。
そして何より、これらをまとめ上げる一番のバリューはコストパフォーマンスが強烈に良いこと。
このトイガン、これだけのパッケージングでなんと三千円ちょいで入手できるのです。
三千円で手に入るトイガンとは思えない命中精度!
さすがマルイ製品と、脱帽させられるトイガンです。
見た目も本当によくできていますね。
グリップも樹脂製なのですが、木製グリップと見まごうような質感表現は圧巻です。
まさに最強のフェイクスターと呼びたい見た目と性能を持つエアコキハンドガンです。
こちらはガスブロのガバメント(下のやつね)。
三つ穴のトリガーとアルタモントの木製グリップに交換しています。やはり美しいですね。
でもこちらの場合、本体+アルタモントグリップでもう諭吉さんが二人も飛んで行ってしまいます。
ガスブロガバとエアコキガバの性能以外での一番の差は軽いことです。
たぬきちは重量増のため、エアコキガバのマガジンにミニ四駆用の鉛を目いっぱい詰め込んでいます(^^;
KSC製 STI エントリーA1とエアコキガバメントです。
エントリーA1はガバメントの進化系ですが、こう並べると味わい深いものがありますね。
本家ガバメントの方がやはり細身でスマートです。
1911年に生産開始したコルト・ガバメントですが、グリップセーフティやコック&ロック機構、簡単にフィールドストリッピングできる整備性の良さも、誕生した姿でもう完成されていたんですね。
東側の武器であるトカレフなども含め、現存しているあらゆるコンバットオートはガバメントの影響を強く受けた上で設計されています。
ハンドガンの歴史の根っこの部分にあって、なお未だに派生形を生み出し続ける。そういう意味ではハンドガンの歴史そのもののような銃ですね。
そういえば、先日レビューしたこちら。
WE BlackDragon7.0 もハイキャパシティー・ガバメントなので1911の進化系の一つと言えますね。
これぞまさしく、恐竜的進化というやつですね(笑)。
サバゲでの話ですが、これ一丁で戦えるなら相当な猛者ですね。
そういうプレイもいずれはやってみたいですな(^^;
メインアーム以外あまり使わないけど、腰に何か挿しておかないと落ち着かないようなら、この銃を身に着けてみてはどうでしょうか。
このトイガンは軽いので常時装備していても疲れにくいです。
また、あまり使わない割にはぶつけたり落としたりして傷にしてしまうことも多いハンドガン。
安価であるということは、惜しげもなくぶら下げて走り回れるという事でもありますね。
さて見てまいりましたエアコキガバですが、いかがだったでしょうか。
あまりうるさくないし、コッキングの動作が意外と楽しくストレス発散になったりもします。
安価なものでも馬鹿にできたものではありませんね。
そういうものの中から所持したり使う価値のあるものを見つけ出すのも楽しいものです。
童心に返る気がするんですよね。
いつもガスブロ中心に遊んでいる気がしますが、寒い季節こそエアコキのトイガンなんかを見直してみるのもトイガン遊びの奥深さを感じさせられて良いですね。
みなさんも、押し入れに押し込んだままにしているエアコキハンドガンなどあれば、この寒い時期にぜひ手入れがてら遊び直してみてはいかがでしょうか。
それでは今宵はこのあたりで。
たぬきちでした。
WE-Tech Black Dragon 7.0 TYPE B レビューです!
みなさんこんばんわ。たぬきちです。
いやー。珍しく長かったお正月休みも終わって、あっという間にあるべき日常に戻ってしまいましたね。
休日に、バブバブをヨシヨシしすぎたかな。
親戚巡りでお年玉を撒いてまわったせいですっかり懐の寂しいたぬきちですが、年末までに溜まっていたポイントを期限内に消費するという名目で、欲しかったものをゲットしてしまいました。
というわけで今宵はこやつのレビューをば!
じゃじゃん!
WE-Tech製 Black Dragon 7.0 TYPE B です!
いやー。ずっと気になっていたんですよねぇ。
もう1年半くらい、買おうか買うまいか迷い続けたハンドガンです。
台湾のトイガンメーカーWE-Techが生み出した、ハイキャパガバメントモデルのガスハンドガンです。
実銃に具体的なモデルがあるわけではありませんが、そもそもガバメントは初号ロールアウトから100年を経て派生形も多く、質の悪いコピーモデルから射撃大会用のレースガンまでありとあらゆる亜種が存在していますね。
それはトイガン業界でも同じこと。このモデルはWE社が生み出した、ハイキャパ亜種の一つなのです。
さてさて、たぬきちにとって、この銃の何が琴線に触れたのかと申しますと。ともかくまずは、7インチという長い銃身長を持っているという事です。
銃身長が長いと何が良いのかというと。
BB弾が加速するバレル内の距離が長いため、初速が早く質のいい弾道直進性が見込まれるという事です。
また実射する際にも、銃身長が長い銃の方が手元がぶれにくく、照準を外しにくい特徴がありますね。
そういった性能や特性に対する興味と期待感から、ずっと気になっていたのでした。
単純に、大きくてかっこいいハイキャパのレースガンという側面的な魅力もありますね。
マルイ製品を見てもわかる通り、ハイキャパという銃は多種多様なバリエーションがあって楽しいですよね。
その中で自分が手に取るならどれだ?と選んだ時に、この奇抜なデザインのハイキャパに気を引かれておりました。
さて、それではさっそく細部を見てみましょう。
まず目を引くのがこのマークですね。
Black Dragon という名の銃ですが、ドラゴンというより恐竜っぽいですね。
カスタムガンのワンポイントとしてはなかなか良いセンスじゃないでしょうか。
あんまり、どうだカッコいいだろう、というようないかにもなドクロマークとかよりは好みです。
Type Aというグレードではこの恐竜マークがありませんが、たぬきち的にはマーク有りのこっちの方が洒落ていて良いと思います。
この辺は単純に好みの問題ですね。
下はKSCのSTIエントリーA1です。
スライド後端の位置のちがいから、Black Dragon がいかに大きいのかがわかりますね。
これを見る限り、Black Dragon のフレーム部分はSTIに準拠しているようです。
KSCのSTI製品のグリップは、米国のSTI社が製造している実物仕様のもの。
Black Dragon はこれとよく似ていますね。
パッと見、トリガー位置とPタイプハンマーの形状が違っていますね。
まあ、あとは金色のWEマークのメダリオンですが。これはトイガンメーカーとしての自信の表れのようで、たぬきち的には評価できると思います。
ちなみに材質はスライド部分、コンペンセイター、アウターバレルは金属製です。
スライド下部のシャーシ部分(真っ黒い部分)およびグリップまわりは樹脂製。
グリップセーフティ、セーフティ&スライドストップ、トリガーも金属製です。
Black Dragon はフロントサイトは集光管タイプ、リアサイトはこんな感じの平凡なアイアンサイトとなっています。
金属製のアウターバレルには『.45 ACP』とありますね。
これと恐竜マーク以外に刻印の類はありません。
スライドのセレーションがタイヤの溝というか、この場合は恐竜の爪痕とでも言えば良いんでしょうか。ちょっと変わったデザインになっていますね。
ちなみに前掲のKSC製STIではリアサイトはHEINIE製を標準装備、イジェクションポートには『STI 45 ACP』と刻印がありました。
どっちがよりリアルなのか、たぬきちにはよくわかりません。
たぬきちは実銃至上主義ではないですのでね。
KSCのSTIは軽量な樹脂製スライドなので動作が半端なく機敏で軽快です。
一方こちらのBlack Dragon は速めのスライドスピードを維持しつつ、重たいリコイルショックがあって迫力満点です。
このモデルのいちばんの難点は、ホップの調節が極端にしにくいことです。
ホップ機構は基本的にマルイに準拠しており、ホップダイヤルもスライド内部にあります。
それを調節するにはスライドを外さないといけないのですが、そのためにはフロント周りを分解しなければなりません(;_;)
写真の通り、工具が三種類必要です。
まず銃口付近下部のプラスネジと2.5mmへクスネジを外します。
それから、銃正面から見える二つのへクスネジ(2.0mm)を外すと、コンペンセイターが分解できます。
あとは普通のガバメントタイプ同様、スライドストップを切り欠き位置で引き抜けばスライドが分解できます。
写真はないのですがデフォルトのパッキンはマルイ製品によく似ているものの、そのままではマルイ純正パッキンを流用できませんでした。
マルイ純正パッキンを装着すると初速が25m/s程度となりましたので、ノズル径がWE製品の方が細いのかもしれません。
その辺をいじればマルイ純正パッキンも使えるかな??
デフォルトのパッキンのホップ山は長掛けホップ形状で、台形のかまぼこ板型です。
WEの本国、台湾では15気圧のガスを使っているようなので(日本国内のトイガン用ガスは5気圧)、ハイパワー仕様のパッキンなのかもしれませんね。
さて、実射性能です。
初速に関してはマガジン表面温度を28℃程度に温めた状態で83m/s程度で安定していました。
いまだに部屋から持ち出せていないので遠距離についてはまだ未知数です。
どうだろうなぁ。
コンペンセイターの恐竜刻印。
ジュラシックパークでおなじみのラプトル?
さてさて、見てまいりましたWE製Black Dragon 7.0ですが。どうでしょうかね。
たぬきち的には中~遠距離性能がとても気になるところです。
長掛けホップパッキン×高出力ハンドガン。
最低限、20m程度直進してくれればインドアゲームでは使えますね。
どうだろうなぁ。どきどき。
動作に関してはこの時期のメタルスライド製品にしてはキックが強めでとても好印象です。
逆に、樹脂製のフレームの強度はどうなんでしょう。
WEはG36Cなど樹脂フレームの長物にも定評がありますので。ひとまずは期待して扱ってみようと思います。
ゲームに使うなら、装備はBDU系ではなくスポーツシューター系が似合いそうですね。
タクティカルな雰囲気ではないですねぇ。
シューティングマッチで使うには重すぎるかな。
中~遠距離の射撃性能も含めて、実際の使いやすさ、狙いやすさなど使ってみた後でまたレビューしたいと思います。
それでは今夜もこのあたりで。
たぬきちでした。
プリンの王様? プリンキングのススメ☆ の巻
みなさんおはようございます!
珍しく朝いちにブログを書いているたぬきちです。
このお正月は珍しく長い連休だったので、すっかりのんびりさせてもらいました。
まあ、大半は子だぬきの世話をしていたんですが(^^;
普段そんなにべったりと一緒にいるわけではないので、なんだか急に親子らしくなったような気がして素敵な時間でした。
そんな連休最終日のたぬきちですが。
本日は、こんなお題で書いてみようと思います☆
題して、
プリンの王様? プリンキングのススメ☆
です!
それでは張り切って参りましょう!
プリンキングとは何か
まずプリンキングとは何かといいますと、もちろんプリンの王様ではありません。
かんたんに言えば、銃を使った的撃ちの総称です。
的撃ちというのは、トイガン遊びの基本でもありますね。
たぬきちはシューティングレンジで遠くの的を撃つのが大の好物でして、昨年もサバゲで遊ぶよりも多くの回数レンジインしていました。
プリンキングの代表格と言えば当然、シューティングレンジでの射撃です。
でも、実は狭い自室の中でも出来ることもあります。
今日はそのあたりのたぬきちの楽しみ方をご紹介したいと思います。
シューティングレンジの場合
シューティングレンジの場合、たいがい10mくらいの間隔で目標物が置かれていて、それを撃って当てて楽しむ遊びです。
たぬきちがよく行く九龍迷宮街区さんのレンジでも、10m間隔でスチール製の皿状の的が設置されていて、最奥は50mの距離です。
手前の的は主にハンドガン向きです。
出力や銃のサイズにまつわる狙撃の精度の問題でハンドガンで狙える的はおおむね20m程度だからです。
アサルトライフル系ですとさらに遠く、30~40mあたりの的にあてることが目標となります。
アサルトライフルでも高精度なものやスナイパーライフルの場合、50mのターゲットを鳴らすことがひとつの目標となりますね。
手の届かない遠くの的を撃つ。
銃の撃発音がして、白いBB弾が緩やかな弧を描いて飛んでいきます。
50m先までの到達時間は1.5秒くらい。
キィンという涼やかな音が聞こえてきたら命中した証拠です。
手の届かない遠く先のターゲットを仕留めるというのはロマンがあり、けっこうな快感をもたらしてくれますよ。
たぬきちは銃のチューニングもするので、その達成感もひとしおです。
また、たぬきちの場合、田舎の家に帰ると家の庭でも30m近い射線が取れるのでレンジ的な的撃ち遊びが出来ます。
その際、木の棒と紐で1mくらいの高さにつるしたアルミ缶などを目標にします。
金属製の目標を使うのは、金属音で命中したことがわかり、心理的にも心地いいからです。
自宅で広いスペースが取れる人は、こういうスタイルが手軽で良いですね。
自室でもプリンキングができる
さてそんなたぬきちも、昨年ついに子だぬきをヨシヨシしなければならない立場になりました。
子だぬきはそれはそれはかわいいのでとっても幸せです。
一方で、それによって、あししげくシューティングレンジに通うことはままならなくなってしまいました。
人によってはマンション暮らしで庭がなく、シューティングレンジが近場にないたぬきちのような生活環境の方もいると思います。
そんな場合でも、実は手狭な自室でもプリンキングをして楽しむことはできます。
小さい的を撃つ
長い距離の射線が取れない以上、手近な的を撃つことになりますね。
その場合、大きな的を撃ってもあまり面白くありません。
近さゆえ、たいして狙わなくても毎回命中してしまうからです。
それならどうしたら自室でプリンキングを楽しめるのかを考えたたぬきちは、いいアイデアをひらめきました。
的を小さくすればいいのです。
たぬきちの場合、こんな感じの的をエクセルで作りました。
これをA4普通紙に印刷すれば、室内プリンキング専用の的の完成です。
的が小さいため、3m程度の距離でもわずかな手元のブレで弾は中心の黒い点を外してしまうことになります。
たかが自室の中でのプリンキングですが、集中力が試されるので面白いですよ。
また、トリガーを引き絞った際にどのタイミングでハンマーが落ちるのかなど、トイガンごとの癖を理解する手助けになるという意味ではレンジでの修練と変わりありません。
ごく近距離の的を撃つためホップの良しあしや飛距離は関係なく、10禁など低出力のトイガンやリボルバータイプなど癖の強いトイガンでも同じように遊べるのも魅力です。
特にリアルカートの製品などは精度の問題でそもそも長距離は狙いにくく、カート(一発ごとBB弾を入れる実弾を模した薬莢)を無くしやすいためこの室内プリンキングは向いていると思います。
クイックドロウの練習もできる
もう一つたぬきちが自室で楽しんでいる方法がこれです。
クイックドロウとは抜き撃ちといったような意味で、目標物に対して銃を構えていない状態からスタートし、いかに早く正確に目標を撃ち抜くかという技術の事です。
最近はファストドロウという呼び名の方が一般的かもしれません。
クイックドロウの練習には、こんな感じの的を使っています。
円形の一般的な形状の的が5つ並んでいますね。
トイガンを腰より下に下げた状態からスタートし、一つ的を撃つたびにスタート位置まで銃を下げ、五つの的をランダムに一発ずつ撃っていきます。
各的に3発ずつ、あるいは5発ずつ、または弾倉が空になるまで撃ち続けます。
どれだけ早くそれらを成し遂げられるかを意識して、バンバン撃っていきます!
これはサバゲで不意に接敵した際、最初の一撃で相手を倒すことを想定した遊びです。
前掲の小さな的を狙った遊びと違い、この際たぬきちはアイアンサイトを見ないで撃つようにしています。
インドアサバゲをメインで遊んでいるたぬきちにとって、その方が断然、実戦的だからです。
トイガンにはそれぞれ癖がありますね。
リアサイトからフロントサイトごしに目標を狙って同じように撃っても、トイガンごとに着弾点はずれます。
まして、直感的に狙った際に実際に着弾する位置というのは、同じように狙ったつもりでも銃ごとに大きな差が出ます。
「この銃はイメージ的には相手の足元に撃ち込むつもりで撃つと命中させやすい」など、感覚的なものを身に着けるのにとても役に立つのです。
まとめ
さて、今回はプリンキングについてたぬきちの楽しみ方をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
きっと他にも楽しい方法をご自身で探られている方も多いと思います。
たぬきちは今回紹介した室内で行う二種類のプリンキングを通して、トイガンごとの癖を把握する手助けにしております。
そういう目標があるだけでも、ただ単純に段ボール箱に向かって撃つだけよりも楽しみが大きくなる気がしますしね。
トイガンは買ったけど、サバゲフィールド以外では撃つ場所がないという人でも、これらの方法ならトイガンで遊ぶことが出来ると思います。
外になかなか出られなくても、アイデア次第でもっともっと楽しめちゃう方法もあるかもしれませんね。
そんな方法を今後も探ってみたいと思っております。
それでは今日もこの辺で。たぬきちでした。
厳寒到来!ガスブロ減衰率比較! 長物編☆
みなさんこんばんわ。たぬきちです。
先日に引き続き、今回はガスブロ長物が気温差によってどれくらい初速に影響を受けているのかを比較してみたいと思います。
ガスブローバックガンをこれから買おうか迷っている方の参考になればいいのですが。
たぬきちの所持品は偏っているからなぁ。。(^^;
さて、本日の登場トイガンはこちらです。
KSC MP7A1 Ⅱ
S&T AR-15A4 Slender KM 9
KSC KrissVector
KSC AKS74U
うわぁ、やっぱり偏ってる(^^;
それでは張り切っていってみましょう!
KSC MP7A1 Ⅱ
言わずと知れたガスブロ長物におけるオーソドックスなトイガンの一つですね。
盛夏でもブローバックのキックの強さは控えめなものの、大味ではない分、動作の安定性が高いような撃ち味がある一丁です。
さて、実際の数値はどうなのでしょう?
1月 72m/s
6月 78m/s
8月 78m/s
11月 70m/s
減衰率 10.3%
これだけ見ると素晴らしく安定しているようですね。
実際は初速を測っている室内のその時点での室温にも左右されているはずですので参考値に過ぎませんが、この結果はなかなかのものですね。
前回のブログ同様、減衰率とは最速を叩いた計測数値に対する最低値がどれくらいのパーセンテージで出力減衰しているのかを示しています。
昨シーズンは冬場でもインドアゲームでバリバリ使っていた個体ですので、寒さにも一定以上の強さを見せていたのは確かですね。
それでも、真冬においては連射時には生ガスぶっしゃー!が発生したことも数回ありました。
セミオートメインで、なおかつセミ連射などをしないように使用する前提であれば冬場でもメインウェポンを張れる性能はあります。
その場合でも、極力マガジンウォーマーなどを使用しながらが安心ですが。
さて、引き続き見ていきましょう!
S&T AR-15A4 Slender KM 9
ここ1年半ほどで普及しつつあるS&T製のガスブロ長物スポーツラインシリーズの一員です。
マルイ製電動ガン用パッキンを使用できるなど、いじれる要素が多めなのが好感の持てるトイガンですね。
たぬきちも気になっていたので昨夏購入し、まだ1年を通して所持していたわけではないのですが比較してみようと思います。
ガスブロ長物らしいドカン!とくる撃ち味が楽しめる一丁ですが、ガス消費量などは意外と少なめで比較的経済的な一面もありますが。
さて、初速で見るとどうでしょう?
1月 56m/s
7月 83m/s
8月 74m/s
11月 63m/s
減衰率 32.5%
7月が8月より高いのは、購入時のパッキンの方が幾分初速が早く、またあとからインナーバレルをタイトなショートバレルに入れ替えたためですね。
デフォルトのパッキンは弾道がちぐはぐなものの、初速はマルイ製よりも早かったです。
ショートバレル化したのは連射時の初速低下を抑える試みです。
この二点の交換&調整をしているので参考値でしかありませんが、結果を見るとやはり冷えには弱い印象が否めませんね。
この季節でもドカッとくるリコイルショックは楽しめますが、冬場はこのトイガンでフィールドで撃ち合うのは動作不良が心配です。
そのかわり、夏場はとても楽しいですよ。
以前レビューしていますが、整備性やマガジンの入手性が良いなど好感点もいろいろあります。
ドカドカと撃ちまくってはマグチェンジしてという一連の戦闘動作を安価に楽しめるという意味では、まさにスポーツラインという立ち位置にふさわしいトイガンじゃないでしょうか。
それでは次に行ってみましょう!
KSC KrissVector
このブログでの登場率が高い、たぬきちお気に入りのトイガンです。
つい先日ですが、年始にもインドアサバゲで使用してきましたが、冷えにはめっぽう強い印象でした。
マガジンウォーマーも使用しての運用でしたが、ゲーム中に動作について不安を覚えるようなことは一切なく、ある意味ガスブロとしては季節感がないと思うほどでした。
それでは数値で確認してみましょう。
1月 72m/s
10月 80m/s
11月 75m/s
減衰率 10%
サンプルが少ないので数字的にはおおざっぱではありますが、減衰率も10月初旬の数値に対して1割程度の減衰となっていますね。
9月に入手した際には、確か80台半ばくらいの初速だったと思いますので実際には盛夏に比べると15%程度の減衰率になると思います。
体感的なことでいうならば、この寒さの中でも衰えを知らないような動作の安定感がありますね。
この調子でこの冬場のシーズンを乗り切れるのかどうか。これからが楽しみなところでもあります。
さて、あとは何があったかな??
KSC AKS74U
ガツンとくる撃ち味とボルトの金属音がとても印象的なトイガンです。
マガジンがヘビーで重量感があり、動作も含めてとてもリアリティがあります。
一方で、ガスの消費量が半端なく、貧乏性のたぬきちには使用がためらわれるほどでもありました。
そのため一度手放したものの、恋しくなって再度入手してしまったくらい印象深い撃ち味があります。
さて、数字で見るとどうなのでしょう?
5月 82m/s
6月 85m/s
7月 87m/s
9月 87m/s
10月 85m/s
11月 83m/s
減衰率 5.4%
真冬の時期の数値がないため、減衰率はとりあえず他のトイガンとの比較にはなりませんが。それでもこれを見る限り、とても安定感のある初速カーブですね。
数値上の記録が残っていないものの、一方では厳寒期に使用した際には生ガスを吹きやすかったような印象もあります。
マガジンが重量級であること、燃費の悪さもヘビー級であることを除けばとても魅力のあるトイガンですので、たぬきち的にも機会があればまた入手したい一品でもあります。
まとめ
さて、見てまいりました長物比較ですが、いかがだったでしょうか。
(写真はKSC AK74MにLCTのリアルウッドストック&ハンドガードを改造し装着したものです。なつかしいなぁ)
あくまでたぬきちの手元の記録に基づいているので同一条件下での比較ではありませんが、トイガン選びの参考程度にはなるのではないかと思います。
まあ、こう書いておいてなんなんですけど。
やはり厳寒期には電動ガンやエアコッキングガンで遊ぶのが季節感があって良いような気もします。
そうでないと、一生出番が来ないトイガンがたくさん出てきてしまいますしね。
ガスガンに限らず、魅力あるトイガンはたくさんあるとたぬきちも思います。
そうであってこそ、夏場はやはりガスブロを使いたい!という事になるわけですね。
それでは今宵もこのあたりで。
たぬきちでした。
厳寒到来!ガスブロ減衰率比較! ハンドガン編です☆
みなさま、あけましておめでとうございます。
今年も楽しくブログを書いていきたいと思いますので、暇つぶしにはぜひこのブログを読んでいただけるとたぬきちは嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
さて!今日は新春特別企画として、こんなことを書いてみたいと思います。
題して、
厳寒到来!ガスブロ減衰率比較!
こんなんで如何でしょうか(^^
ガスブロのいちばんの泣き所といえば、やはり気温が下がることによって初速が低下してしまう事ではないでしょうか。
たぬきちは所有してきたガスブロについて、一年を通して要所要所で初速を測って手帳に書き記しております。
今回はその中からいくつかチョイスし、各季節でどう初速が変化(真夏のピークにたいしての減衰)しているのか比較してみたいと思います。
これによって、冷えに強いのか弱いのか、冬でも使えそうかなどわかることがあるかと思います。
今回登場するトイガンはこちらの通り。
東京マルイ M1911(ガバメント)
東京マルイ グロック26
KSC STI エントリーA1
SAA(STORM AIRSOFT ARSENAL) G17 limited ver.
ホグワーツ グロック42
KJ works Gemtech Oasis
それでは行ってみヨーカドー☆
東京マルイ M1911(ガバメント)
まず一番手はオーソドックスなこのガスガンです。
1月 59.5m/s
4月 68m/s
6月 77.5m/s
10月 79m/s
減衰率 24.7%
手元の記録をたどるとこんな感じでした。
8月あたりの盛夏の記録がないのが惜しまれますが、この様子からすると82m/sくらいでしょうか。
減衰率は最速値に対して最低値は何%ダウンしているかを示しています。
8月が仮に82m/sだったと仮定すると、27%ほどのダウンでしょうか。
シングルカラムのマガジンが冷えに弱いことを如実に示している数字ですね。
感覚的にも、冬場はブローバックのモッサリ感は否めない感じでした。
夏場は爽快そのものなんですがね。
まあ、構造上の問題だし、ガバメントの特徴と言えそうです。
さて、次に行ってみましょう!
東京マルイ グロック26
東京マルイ製品でも、ダブルカラムの場合はどうでしょう?
マルイ製のガスガンを実はほとんど持っていないたぬきちですが(汗
このグロック26はトイガン遊びを始めたごく初期に購入して、いまだに手放さずに持っている銃です。
やはりコンシールドガンっていうだけでロマンがありますよね。
それに、小型オートの中では初速も安定しているのでその点も好感なのです。
1月 56m/s
4月 63m/s
8月 67m/s
12月 58m/s
減衰率 16.4%
バレルの短さもあって絶対的な初速の速さはありませんが、一年を通しての初速はシングルカラム系よりも安定していますね。
グロック17なども、減衰率としてはおそらくこのくらいの数値になるんじゃないでしょうか。
グロック26について言えば、スライドが短く軽いこともあって冬場でもキレのあるブローバックを見せてくれます。
連射すればさすがにきついですが、それによって生ガスを噴き出したりすることはほぼありません。
次は他社製品を見てみましょうか。
KSC STI エントリーA1
KSCの伝家の宝刀、システム7搭載のモデルです。
今一つ存在感の薄い、KSCのレースガン系ガバメントシリーズですが、たぬきち的にはこのエントリーA1はガスブロハンドガンの中でトップクラスの隠れた名品だと思っております。
コンペンセイターを含めたフレーム前方に金属を多用した重厚感のあるつくりに、樹脂製の軽いスライドを合わせた構造によって生まれる驚異のブローバックスピードはそれだけでも一度体感する価値があると思います。
またシステム7搭載による安定した射撃性能も魅力的で、ややマイナーなところも含めてたぬきち的にはポイントの高いトイガンとなっております。
さて、初速を見てみましょうか。
1月 66m/s
6月 79m/s
8月 80m/s
10月 76m/s
12月 71m/s
減衰率 17.5%
さきほどのグロック26と同じくらいの減衰率ですので、ダブルカラムのハンドガンの場合、おおむねこれくらいが平均的なのでしょうか。
盛夏の初速は電動ガンに迫る勢いですね。体感的にも、夏場はスライドが壊れることを心配するくらいの強烈さがありますね。
それでもこのトイガンはスライドが軽いので、デザートイーグルみたいなドカッとくるリコイルショックはありません。
きびきびとした鋭く軽目のリコイルショックは、これはこれで小気味よく気に入っています。
さて、それでは海外製ハンドガンを見てみましょうか。
SAA(STORM AIRSOFT ARSENAL) G17 limited ver.
台湾のSAAというメーカーのグロック17です。
樹脂フレームにメタルスライドという構成で、東京マルイ準拠なのでパッキンやマガジンなど共用できる部品も多く、海外製品でも扱いやすいモデルですね。
パッキンは購入初日にマルイ製に交換しているので、初速についてもその前提で見てください。
海外製トイガンについては、デフォルトのパッキンの方が初速が高いことが多いです。
その代り、命中精度に関してはマルイ純正パッキンに及びませんので初日に試射もせずにパッキン交換してしまいました(^^;
さて、初速ですね。
1月 64m/s
2月 68m/s
6月 75m/s
8月 78m/s
11月 70m/s
減衰率 17.9%
マガジンはWE製を使っています。
これを見ても、やはりダブルカラム構造の減衰率はおおむねこれくらいなのでしょう。
真冬に差し掛かるこの時期でもまあまあ使えますが、やはりダブルタップしたときの二発目のモッサリ感は否めません。
メタルスライドの手触りやスライドを引いた時の金属音は実に官能的なのですが、寒い時期にはその重量ゆえ動作は緩慢になってしまいます。
トレードオフの関係なので、これはどうしても仕方ありませんね。
それでは海外製ハンドガンをもう一丁、行ってみましょう。
ホグワーツ グロック42
同じくホグワーツというメーカーの、グロック42というコンシールドグロックです。
グロック19を2割ほど縮小コピーしたような小型のガスブロハンドガンで、ダブルカラムマガジンですが細く小さいので、感覚的にはシングルカラムと中間くらいの気化容量のガスガンです。
樹脂フレームにメタルスライドという構成は前掲のグロック17と同じですが、スライドが小さく軽い分こちらの方が冬場でもきびきび動く印象です。
さて、初速ですね。
1月 53m/s
2月 53m/s
6月 60m/s
8月 60m/s
10月 61m/s
12月 53m/s
減衰率 13.1%
盛夏でも60m/s程度で初速は頭打ちですが、記録によると10月頃まではそのピークを維持していますね。
真冬のこの時期でも減衰率13%なので、冷えにも割と強いと言えそうです。
さすがに連射は厳しいですが、ゲームでもここぞというときに抜くセカンダリウェポンとしては身に着けてもよさそうな性能を維持しています。
さて、最後にこれも見ておきましょうか。
KJ works Gemtech Oasis
台湾のKJというメーカーの固定スライドガンです。
正しくは固定ボルトアクションと言うのが正しいような気がしますが、そんなジャンル、聞いたことがありませんねぇ。
どうなんでしょう。
固定スライドガスガンの特徴として、ブローバック等にガスの出力を割かないで良い分、初速が一年通して安定して早いですね。
それでは初速を見てみましょうか。
1月 81m/s
4月 87m/s
8月 92m/s
10月 88m/s
12月 83m/s
減衰率 12%
やはり一年を通して高い初速をキープしているのが分かりますね。
ガスブローバックタイプのような爽快なリコイルショックがないので好みのわかれるところだと思いますが、冬場でも生ガスを吹くという事が一切ないのでその点では信頼性の高いトイガンです。
直近のブログで書いた通り初速に関しては調整が必要でもありますが、いじるのが好きな方には自分で調整のきくガスガンというのも面白みがあると思います。
まあ、初速が早ければ偉いとか強いというわけではないですのでね。
冬場でも使えるかどうか、という意味では何の問題もなく使えるトイガンという事ですね。
さて、見てまいりましたガスハンドガンの初速レポートですが。
如何だったでしょうか。
リボルバータイプについても書こうかと思いましたが、減衰率30%くらいとかなりしょっぱい結果でしたので割愛します(^^;
リボルバータイプは、リボルバーというだけでロマンの塊なので、もはやガスブローバックガンとは別ジャンルなんじゃないでしょうか。
ガス長物の初速レポートについては後日またブログにしたいと思います。
それでは今回はこのあたりで。
それではまた近々。たぬきちでした。